表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

一番偉いのは

作者: 晶湖畔

「ですから先程からもうしてますように人間は無理なんです。」


新米天の使いは前世は男だった魂にそう言うと


「そんなことを言わず俺は人以外は生まれ代わりたくないんだ。」


と駄々をこねる正直面倒くさいと思っていると


「お客様、どうされました?」


と先輩の天の使いが現れ先程駄々をこねている魂に話しかける。


「こいつが人に生まれ代わりは無理だなんていうから」


と先輩の天の使いに訴える。

え?チクるのと考えていると


「お客様申し訳ありませんでした。分かりました今回は特別に手配させてもらいますのでどうぞお怒りをお静めぐださい。」


と先輩の天の使いが言うのを


「ちょっと待って下さい。先輩それは」


と止めると


「いいからいいから話は後で、さあお客様13番のお部屋で手続きをお済ませ下さい。」


とその魂を13と書かれた部屋に案内した。

その魂が室内に消えると


「先輩、13ってことはあれですか?」


と案内した部屋番に驚愕の表情で尋ねると


「うん、あの魂は解放されないね。天の使いである我々に素直に従わないからね。まあ無限じゃないからそのうち反省もするでしょ。」


と人間への転生の無限ループにあの魂を乗せる。


「しかし残念なことをしたねあの魂転生の輪から外れるチャンスなのにね。だいたい人が一番偉いって誰が言い出したんだか。人がいなくても動物も植物も困らないのにね。ああ、天の使い候補はまた探さないとね。」


と先輩天の使いが言う。

転生の輪から外れると天の使いになり転生のお手伝いをする立場になるのだが仲間が増えるのはいつになることやらね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ