螺旋階段 十段目
「オトコ!オトコ!」
んー、ここだけ聞くとなんかエロいな。それよりもミラさんのねえちゃんやばい裕也よりも魔力強いなありゃ。
「あーと、ミラ?ねえちゃん傷つけたらゴメンな?」
そう言い左拳を相手の目線の直線上に右手は体の少し後ろで相手に見えないように構えた。
これは俺が前世で(死んでないけど)さんざんした喧嘩するときの構えだ。
この構えは我流だがたまたま喧嘩をしているところをなんか古武術をやっていた人に認められたのは蛇足だな。
「ふー…こい!」
そういった瞬間ミラ姉が一瞬で俺の前に来て的確に右拳で頭を狙ってきた。
だが俺にはそれがスローモーションで見えていた。
「フッ!ハッ!」
その拳を頭をずらして避けそのまま相手の勢いを殺さずに投げた。
「っ!はぁ!!」
ミラ姉は空中で態勢を建て直して再度、今度は回し蹴りを放ってきた。
よし、そろそろ使ってみるか。
「【コトダマ】!【硬化】!」
回し蹴りを左手でいなして相手の背中に隙を作り、足を踏み込み肘をぶつけた。
考えてみてくれ。
俺が今使ったのは中国の古武術で言うところの発勁というもので俺もよく知らんが、自分の体重分の衝撃がそのまま相手の内部に浸透するもの。
さらに俺は先ほど【コトダマ】で【硬化】というのを発勁するタイミング発動した。
これによりもともと強かった技が昇華!
ミラ姉「ぐっ…か…は!」
結果:死にそう
(えげつないの~主。ありゃ死ぬぞ?)
うるせー!あれでも加減したんだ!…たぶん
ミラ「ねえちゃん!」
ミラ姉にミラが急いで駆け寄り治療しようとする。
「《神秘なる光、全てに平等なる癒しを与えよ》【アインツヒール】!」
だが傷が深すぎるのか少ししか回復しない。そりゃそうだ手応えでは肺も損傷しているだろう。っとそんなことより死んでもらっては困るのでいくか。
(コトダマ。治せるか?)
一応聞いてみた。
(大丈夫じゃ。じゃが、しっかり言葉に力を込めよ。)
「よし。ミラ?少し退いててくれ。」
ミラを退かしてミラ姉の側に行く。
「【コトダマ】【全快】!」
パアァァァァァ
唱えた瞬間少し何かか体から抜け気だるいさを感じた。
「うっ…」
おっ起きたか。頑丈だな。
「大丈夫か?治したばかりだし血は回復できないらしいから無理はしない方がいい」
するとこちらをしばらく見つめ合う。きっ気まずいっ!
ジーー
「あの~?」
ポッと、音がなったように顔を赤くした。
「えっ?」
「貴方は、男なのに優しいのね…」
恍惚とした顔で…
えっえぇぇぇぇぇぇぇ!俺はどこでフラグをたてたんだぁぁぁぁぁ!!




