螺旋階段 五段目
美女は口を開いた。
〔そなたがダイゴか?〕
声というか脳にそのまま語りかけられている感じだ。
「そうだけど?」
〔我はそなたの武器、【コトダマ】だ〕
「コトダマ?」
首をかしげていると言われた。
〔まぁ体験すればよい【止まれ】〕
ビタッ!
「!?動けない!…これは!言葉がこのままその効果になるのか!?」
コクン
頷く美女。
〔そろそろ時が動き出すぞ。我は武器に戻る〕
そういうと彼女は白い霧状になり俺の身体へ吸い込まれていった。
そして周りの景色が色を取り戻した。
「大護!お前魔力が…!はっ!それで武器はどうした?」
「おお、ダイゴ殿の武器はどのようなものだったのだ?」
とりあえず裕也は無視の方向で…
「あっ、はい。えっとここにあります。」
胸に指を指す。
「?えっと、どっどんな力が宿っておるのじゃ?」
「あっえっと」
すると突然頭の中に声が響いた。
〔主!あまり我のことは伏せておいたほうがよいと思うぞ。適当にどこからでも武器が出せる力とでもいっておけ。〕
確かに、下手に強い力っていって裕也のお守りを任されてもやだしなぁそれにしておくか
「あっどこからでも武器が出せる力です。」
すると裕也糞キモい顔をニヤニヤしながらがいった。
「へぇあまりつよくないねぇ。僕のはすごいよ!」
「はいはい、スゴイネーサイキョウダネェー」
とバカにするが奴は気にせずほざく。
「この剣は【聖宝剣エクサリバー】!能力は絶対切断だ!それに長さも変えられて斬撃も飛ばせるんだ!」
うはぁ!よっわ!鬼弱くねwww
そこまで自信満々に言うことじゃないっていうwww
すると急に国王が話しかけてきた。
「あー、ダイゴ殿?ワシとしてはそなたの力では魔王に勝てないと思うんじゃ、じゃからつまり、えーと」
あーそういうことね
「つまり役立たずは出てけと?」
「あっいやそういうわけではないのじゃがな?」
もろに顔に察してくれとかいてあんなぁこの糞じじい
「まぁいいや、んじゃ裕也俺は別ルートで行くからさじゃあな」
そう言い残して早々と出ていくが最後に裕也の奴が言ってきた。
「うん。分かった!大護やばくなったら僕のこと助けに来てね!僕、君のケンカの腕は買ってんだからさ」
ブチッ!
なにかが切れた音がした。
「【コトダマ】発動。【動くな】【喋るな】」
ビタ!
「!!!」
「勝手なこと言うなよ?誰もお前のこと助けたくて助けたんじゃねーんだ。勘違いするなこのシアワセ野郎」
そう言い残して俺は城を後にした。




