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幼馴染がオレもまさかのあいつも同じくらい好きって言ってきた?いや、オレもなんだかんだであいつを好きなんよ

作者: 猫の集会
掲載日:2026/05/01

 オレには、幼馴染がいる。

 

 名前は、奈織なお

 

 そんな奈織は、基本いつもオレの部屋にいるんだが、今日は来れないって連絡があった。

 

 どうかしたの?って連絡してみたら、まさかの返事が返ってきた。

 

(いま、好きな人つくってるの)

 だってさ。

 

 へぇ、そうなんだぁ。

 

 って、ならねーよ‼︎

 

 もうさ、慌てて電話したよね。

 

 で、いまどこってきいたら自分の部屋っていうから、速攻で奈織の部屋に行ったよね。

 

 なに?好きな人つくるってサイトとかで探すの?

 てか、好きな人って…つくろうと思ってつくるもんなの⁉︎

 

 そもそも、オレじゃダメなの⁉︎

 

 そんなことを考えながら、奈織の元へ走ったよね。

 

 すぐ隣の家だけど、全力疾走したよね。

 

 

「奈織‼︎まだマッチングしてねーだろうなぁ⁉︎そもそもオレじゃ…ダメ…な……え?」

 

 

 

 …

 

 

 

「えっ?なにしてんの⁇あんた…」

「あ、雅也まさや!いまね、粘土してるんだよ」

 

 …

 

「だから、なんで…?」

「え、だって…これつくればいつでも一緒気分が味わえるでしょ?」

 ジュルっ

 

「ヨダレ垂らすな…で、袖で拭くなよ…」

「あはは、てか、似てない?」

「なに…コレ?エリンギのお化け?」

「違うー。雅也だよ。雅也ってマッシュじゃない。だから、似てるでしょ?これ」

 

 …

 

 自分をまさか、エリンギのお化けなんて自分で言う日が訪れるなんて…

 

「てか、奈織って…オレが好きだったり?それとも、エリンギが好きなの?」

「もう、まさかの雅也が好きに決まってる!この際、はっきりいうと、雅也もエリンギもどっちも好き。そして、もっとはっきり言うと、エリンギはバターとチーズ絡めて焼くのが一番美味しい」

「あー…そうっすね。てかさ…オレって、きのこと同類扱いなんだけど…どうしたらいい?」

「そうだなあ。フライパンで焼かれちゃえばいいよ」

「あー。ってなるかよ」

「だねー。てか、わたしは…ちゃんと告白したんだから、返事してよ。好きに対して返事ちょうだい?」

 

 …

 

「うん、わかった。オレもじゃあ、つくっていい?粘土で。」

「いいよ。じゃあ粘土のお裾分け」

「ありがとう。」

 

 

 …

 

 数分後

 

「できた」

「え、なにこれ…なめこのお化けじゃない」

「違うよ、奈織だし。だって奈織ボブじゃん?だから、こうなりました。」

 

 ザザザ

 

 二つの粘土を隣り合わせにしてみた。

 

 ⁇

 

「これは…どっちもきのこすぎるだろ。」

「ね、でもかわいい。てか、告白の返事は、好きなのは、なめこのお化けってこと?なら、わたし…フラれたの?」

「ううん、かわいいよ、奈織。はっきり言って、奈織もなめこも好き。でも、やっぱり一番は、奈織が好き。大好き。」

「えっ?いきなりだね」

「うん。そっちもいきなり告白だったけどね。奈織、オレも奈織が好きだよ。なめこも好きだけど。」

「なら、うちら二刀流好き同盟だね。」

「そう…ね。または、二股?どうなの?これって…やっぱりどっちも好きなら、二股なわけ?」

「どうだろ?まぁでも、好きなものはいっぱいあってもいいんじゃない?」

「そうだな。でも、やっぱりオレの一番は、奈織かな。」

「嬉しい。なら、わたしの一番も雅也だよ」

「ありがとうな。奈織かわいい」

「食べちゃいたい?」

「うん」

「じゃ、いいよ?」

 

 …それって、キスしていいってことか?

 

「食べていいの?」

「うん、でも粘土だから食べられないよー」

「だましたんか⁉︎そんなことすると、オレ、毒キノコになんぞ?てか、粘土じゃなくて奈織を食べるし」

「えっ…毒は、ヤダ。てか…やっぱり雅也って、わたしのことそういうふうにみてたんだ?いっつもなめこみたいで、うまそうって思ってたんだ?」

 

 …

 

「思わねーよ。でも、かわいいから食べちゃいたいってのは、めっちゃあった」

「じゃあ、いいよ。ヘタのところ食べても」

 

 ⁉︎

 

「ヘタって…どの部分なんよ?」

「ふふ、髪の毛あたり?」

「食えねーよ」

「あ、ほんと?なら、どうする?」

 

 …

 

「こうするよ」

 チュ♡

 

「えっ、いきなりすぎてびっくりした」

「じゃあ、こんどはいきなりしないよ。ちゃんと許可とるね?」

「うん、わかった」

「なら、早速なんですけど、許可とらせてください。きのこ狩りしてもいいですか?」

「うん、どうぞ♡たくさんどうぞ?でも、山菜は禁止だからね?きのこ限定ね?よそみ禁止だよ?」

「オーケー。きのこ一択です。では、いただきます‼︎」

 

 チュ♡

 

 チュチュチュ♡

 

 チュチュチュ♡

 

 

 こうして、きのこ狩りを存分に楽しんだのであります。

 

 

 おしまい♡

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