幼馴染がオレもまさかのあいつも同じくらい好きって言ってきた?いや、オレもなんだかんだであいつを好きなんよ
オレには、幼馴染がいる。
名前は、奈織。
そんな奈織は、基本いつもオレの部屋にいるんだが、今日は来れないって連絡があった。
どうかしたの?って連絡してみたら、まさかの返事が返ってきた。
(いま、好きな人つくってるの)
だってさ。
へぇ、そうなんだぁ。
って、ならねーよ‼︎
もうさ、慌てて電話したよね。
で、いまどこってきいたら自分の部屋っていうから、速攻で奈織の部屋に行ったよね。
なに?好きな人つくるってサイトとかで探すの?
てか、好きな人って…つくろうと思ってつくるもんなの⁉︎
そもそも、オレじゃダメなの⁉︎
そんなことを考えながら、奈織の元へ走ったよね。
すぐ隣の家だけど、全力疾走したよね。
「奈織‼︎まだマッチングしてねーだろうなぁ⁉︎そもそもオレじゃ…ダメ…な……え?」
…
「えっ?なにしてんの⁇あんた…」
「あ、雅也!いまね、粘土してるんだよ」
…
「だから、なんで…?」
「え、だって…これつくればいつでも一緒気分が味わえるでしょ?」
ジュルっ
「ヨダレ垂らすな…で、袖で拭くなよ…」
「あはは、てか、似てない?」
「なに…コレ?エリンギのお化け?」
「違うー。雅也だよ。雅也ってマッシュじゃない。だから、似てるでしょ?これ」
…
自分をまさか、エリンギのお化けなんて自分で言う日が訪れるなんて…
「てか、奈織って…オレが好きだったり?それとも、エリンギが好きなの?」
「もう、まさかの雅也が好きに決まってる!この際、はっきりいうと、雅也もエリンギもどっちも好き。そして、もっとはっきり言うと、エリンギはバターとチーズ絡めて焼くのが一番美味しい」
「あー…そうっすね。てかさ…オレって、きのこと同類扱いなんだけど…どうしたらいい?」
「そうだなあ。フライパンで焼かれちゃえばいいよ」
「あー。ってなるかよ」
「だねー。てか、わたしは…ちゃんと告白したんだから、返事してよ。好きに対して返事ちょうだい?」
…
「うん、わかった。オレもじゃあ、つくっていい?粘土で。」
「いいよ。じゃあ粘土のお裾分け」
「ありがとう。」
…
数分後
「できた」
「え、なにこれ…なめこのお化けじゃない」
「違うよ、奈織だし。だって奈織ボブじゃん?だから、こうなりました。」
ザザザ
二つの粘土を隣り合わせにしてみた。
⁇
「これは…どっちもきのこすぎるだろ。」
「ね、でもかわいい。てか、告白の返事は、好きなのは、なめこのお化けってこと?なら、わたし…フラれたの?」
「ううん、かわいいよ、奈織。はっきり言って、奈織もなめこも好き。でも、やっぱり一番は、奈織が好き。大好き。」
「えっ?いきなりだね」
「うん。そっちもいきなり告白だったけどね。奈織、オレも奈織が好きだよ。なめこも好きだけど。」
「なら、うちら二刀流好き同盟だね。」
「そう…ね。または、二股?どうなの?これって…やっぱりどっちも好きなら、二股なわけ?」
「どうだろ?まぁでも、好きなものはいっぱいあってもいいんじゃない?」
「そうだな。でも、やっぱりオレの一番は、奈織かな。」
「嬉しい。なら、わたしの一番も雅也だよ」
「ありがとうな。奈織かわいい」
「食べちゃいたい?」
「うん」
「じゃ、いいよ?」
…それって、キスしていいってことか?
「食べていいの?」
「うん、でも粘土だから食べられないよー」
「だましたんか⁉︎そんなことすると、オレ、毒キノコになんぞ?てか、粘土じゃなくて奈織を食べるし」
「えっ…毒は、ヤダ。てか…やっぱり雅也って、わたしのことそういうふうにみてたんだ?いっつもなめこみたいで、うまそうって思ってたんだ?」
…
「思わねーよ。でも、かわいいから食べちゃいたいってのは、めっちゃあった」
「じゃあ、いいよ。ヘタのところ食べても」
⁉︎
「ヘタって…どの部分なんよ?」
「ふふ、髪の毛あたり?」
「食えねーよ」
「あ、ほんと?なら、どうする?」
…
「こうするよ」
チュ♡
「えっ、いきなりすぎてびっくりした」
「じゃあ、こんどはいきなりしないよ。ちゃんと許可とるね?」
「うん、わかった」
「なら、早速なんですけど、許可とらせてください。きのこ狩りしてもいいですか?」
「うん、どうぞ♡たくさんどうぞ?でも、山菜は禁止だからね?きのこ限定ね?よそみ禁止だよ?」
「オーケー。きのこ一択です。では、いただきます‼︎」
チュ♡
チュチュチュ♡
チュチュチュ♡
こうして、きのこ狩りを存分に楽しんだのであります。
おしまい♡




