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神眼転生 ~光と闇の物語~  作者: 照師
もみの木の章
18/30

ネコすけと魔法の鞄

「そうだな…このスライムを売って、獲った魔物を入れる袋が欲しいんだが」

「グリーンスライムか、スライムの魔石とゼリーで、グリーンスライム1匹2ソルで買い取るニャン。魔物入れる袋は…あっそうだ!確かここに…」

肩にかかったカバンをおろして中をゴソゴソしだすと、中からカバンより大きなリュックサックとウエストポーチが出てきた。あの鞄、魔法の鞄だったのか!

「これ、おいらのお古ニャン、見かけ以上入る魔法のリュックサックと魔法のウエストポーチニャン。リュックサックもウエストポーチも3メートルくらいの空間が広がっているニャンよ。どちらも3万ソルニャンけど、中古だからニャンと!破格の1万ソル!でいいニャン。どっちにするニャン?」

「いや2ソルしかないから」

「そこは天使様の連れの方なら信用してツケでいいニャンよ。まっ先行投資ってやつニャン」

「もちろん利息はなしでー、期限もなしね?」

 アリエルが話に割って入ってきた。

「……当然利息なんかとらないニャンよ。期限については、返済が終わったらまた、お買得の商品を紹介するから返済はお早めによろしくニャン」

「やっぱネコすけ利息を取るつもりだったでしょー、油断できぬ奴じゃー」

アリエルが笑いながらネコすけをイジってる。

「ニャ!ニャニヲオッシャイマスカテンシサマー……でどっちにするか決めたかニャン」

「あっ!話そらした」

「フッそうだなー…ウエストポーチはベルトがないからー」

「それニャらこのウエストポーチにこの多機能せんとうベルトもつけるニャン」

「じゃーそれ買います」

「まいどありニャー!」

商品を受けとるとベルトを腰に巻く、ここに木剣を差し込めばいいな。左に剣を差し、ウエストポーチも取り付けた。

「それとスライムの買い取りが2ソルニャン」

 銅貨2枚を受け取った。表に太陽と裏にドラゴンを模したデザインが施された硬貨だ。

「じゃまたニャン」

ポン、と煙をたててネコすけは消えてしまった。猫ってやっぱあっさりしてるな。

「じゃ行こっか」

「うん」


 ━━水辺の脇を歩いているとまたスライムが出てきた。今度はスライムを鑑定してみるかと思えるくらいにはなったな。

グリーンスライム

HP10/10

MP1/1

体当たりしてくる最弱魔物(モンスター)、酸は食事用なので戦闘にはつかえない、なんでも食べる魔物界のお掃除屋さん。

素材は甘酸っぱいスライムゼリー。

「なに!酸攻撃はなかったのか、心配してて損したな」

グリーンスライムに向かっていった━━━グリーンスライムを倒したが、残りHP2になってしまった。

「ネコすけ呼んで回復薬でも買うか」

「あっそうそう、次呼ぶときから10ソルかかるんだ。これ意外とするんだよねー」

と言いつつ小枝をくるくると投げながら雑に扱うアリエル。

「それに一番安い薬草でも10ソルはしたからねー」

「そっかー」

スライム5匹分か…無理だな。どうするか……薬草なんてこの辺りは砂と岩しかないし……。

「あっ!この辺に生えてる光ゴケは使えないかな?鑑定して見るか」

光ゴケ

効果 食べると体が光る。

「体が光るだけか、じゃーダメだなーほかのコケも見てみるか」

水辺にあった苔をいろいろと鑑定してみたが特に回復効果のあるものはなかった。

「ダメか、ほかのとこ探してみようかな」

「そうしよ」

目的地に向かいつつ薬草になりそうなものを探しながら進むことになった。


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