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神眼転生 ~光と闇の物語~  作者: 照師
もみの木の章
15/30

化石化してしまった根を

ポカポカ陽気の喉かな砂の上を二人で歩いている。いったいどこまで歩くのやら。

「この日ノ国ってー、世界樹が作った最後のダンジョンなんだけど、まずはここで力をつけて、世界樹を復活させて欲しいの」

「わかった。でそれにはどうすればいいんだ?」

「そうねー、世界樹の力を取り戻していけば、世界樹は復活するし、あなたに力を貸してくれるんだけどー、そのためには世界樹が作り出した迷宮ダンジョンを攻略していく必要があるの」

「そうなのか」

「そう、それにダンジョンは全部で7つあってー、それぞれのダンジョンを攻略してしまえば世界樹は力を取り戻してー、あの天上の先にある魔大陸も再び緑溢れる大地を取り戻していくってわけなのよ」

空の端にはいくつものもみの木が重なったような黒い陰が広がっているところがあり、その中心には小さな亀裂が走っているところもある。あの先に魔大陸があるのか。

「そうかー」

「これは世界樹時計といって今は空欄だけど12時になると世界樹は完全復活するわー」

確かにⅠからⅩⅠまではあるのに上の12時のところが空欄になってる、ちょっとかわった時計だな。

絶壁につくと、アリエルは世界樹時計をアホ根に掛けた。それは岩の中から飛び出した巨大な木の根の化石からぴょんととび出たアホ毛ならずアホ根であった。

ここはこの日ノ迷宮で最果ての絶壁と呼ばれる場所であり、この世界の端っこだ。見上げれば空の彼方まで続いた絶壁がそびえたっていて、地平線の果てまで続いている。

「これってー、世界樹の根が枯れて石化してしまったものなんだけどー。ここにルクスの光魔法を全力でかけてみてー」

そうのか、この巨大な木の根の化石は世界樹のなれのはてだったか。

頷いてアリエルが手を添えてた石の根に向けて、全ての魔力を込めた光魔法を放った!

光魔法をかけた部分が灰になり、崩れ落ちていく、するとそこには目のような2つの空洞が出てきた!

「うーん、まぶしー、ふわーーぁ、よく寝たー。わたしを起こしたのは誰だー?……よく見えんなー」

「久しぶりー、アリエルだよー。彼が起こしたんだー」

「おお!天使様だったかー、そうかー、といいことは、もみの木の生まれ変わりを連れてきたのかー。…!」

世界樹は、急に目を閉じてしまった。

「ねえねえ、彼ルクスっていうんだけど、ルクスに武器を作ってくれない?」

「なんだか目の奥に違和感が…ん?武器かそうだな、この中から好きな武器を選ぶんだ。

目の前に選択画面が出てきた。

『初回限定で武器を選べます』

木製武器

剣 槍 棒 短剣 棍棒 弓 斧 杖 ロッド 刀 小刀 靴 ギター 珊瑚の杖

『この中から選んで下さい』

「……この中から選べばいいのか、どれにするか…」

なんか色々あるな……ギターってなんだ?ネタか?木と珊瑚の杖の違いは?…まあいいか、シンプルにこれにしよ。

「木の剣で」

「わかった」

木の石の根はウィーンと音をたて(恐らく超振動で暖めている音)ゴトゴトと揺れ(整形してるっぽい音)チンと鳴った。

レンジか!?レンジ式だったのか!?

「できたぞ、さあ私の右目の中から持っていくといいい」

世界樹の根が左側の目を開いた。そっかこっちから見ると左か、覗いてみると中は暗く、かなり深そうである。

「この中から入れってこと?」

「そうだね、じゃー頑張ってねー」

「えっ?アリエルはついてこないの?」

「いやいや、あたしはただの案内役だから、まあそうだねー、あたしの願いを叶えたら、仲間になってもいいけどねっ!」

「なんだよ願いって?」

「じゃーまずは武器を取ってきてー」

「わかった、いけばいいんだろいけば」

世界樹の目の中に入った。

【作者からのお願い】


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