4話
設定の関係で少々お休みを頂きましたがこれからも投稿を頑張っていきたいと思います。
(あと無職転生とウマ娘面白いですよね)
俺は5歳になった。五歳にもなると、多少の人間関係もでき、改めて自分の置かれている状況が正しく把握できた。どうやらここはパフォルト方伯領のオラニエ修道院というらしい。(最初は情報が少なすぎて教会と勘違いしていた)
この修道院で生活しているのは修道士たちが20人程いて、救貧院の者がおよそ30人程いるが救貧院で生活している者はその殆どが口減らしで近隣の農村から捨てられた高齢者や戦災孤児、身寄りの無い未亡人などで出自は様々だ。この修道院では、ブドウ畑(本当はグプルと呼ぶらしい)や日々の食料などを生産して周辺の村々に売却する事で収入を得ているようだ。
そしてこの俺、メディロスも救貧院の孤児の一人だ。だが幸い教育の機会は修道院のおかげで十分にあり、読み書きやこの修道院周辺のことなどを現在アンジルスが教えてくれている。
「アンジルスー!」
「またメディか…ちゃんとアンジルス助祭と呼びなさい」
「だって、ずっと前からこの呼び方なんだから変えるのも面倒くさいじゃん」
「おr…ンンッ…私も助祭になったんだから呼び捨てにされると侍祭たちに示しがつかないからやめなさい」
どうやらアンジルスも俺の世話をしていた頃より偉くなったらしい。時の流れは早いものだ。
この修道院では司祭>助祭>副司祭・侍祭>信徒の順番に階級があるらしい。
(アンジルスは元々副司祭)
「そっかアンジルスも偉くなったのかー」
「だから助祭をつけなさいメディ」
「わかった、アンジルス助祭」
「わかればよろしい。で要件はなんだ?」
「本を読むにはどうしたらいいんだ?」
「本?教典のことか?」
「教典じゃなくてもっと色んな事を書いてあるやつ!」
教典はもう穴が開くほど読み込んで暗唱すらできる程だ。どうしても他の本が読みたい欲求が限界に近づいているのだ。
「それを読むにはこの修道院の司祭さまの許可が必要だぞ」
「じゃあ今すぐ許可取りに行こうよアンジルス助祭!!」
「ダメだ。司祭さまは今日は予定があって出掛けているし、それにこれから授業だろ?」
「ええ~!」
「「ええ~!」じゃない!さっさと授業に行くぞ」
「はぁ~い…」
どうやらまだ念願の”本”には出会えないらしい。司祭さまが帰って来たらまたアンジルスに頼んでみよう。
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