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#00 x x x
夏の終わりの頃の、風が爽やかで雲一つない晴天のとある日、僕は「そこ」に居た。
何故、と聞かれても僕にはその答えを出すことは出来ない。
気づいたら僕は、そこに居たのだから。
ただすべてが解らないわけではない。
思い出せばいいのだ。初めから、終わりまでを。
もう一度、最初から巡ろう。
忘れもしない、「あいつら」と過ごした日々を。
そろそろ、思い出せそうだ。
ここは何処か、何故ここにいるのか、どうしてこんなことになったのか。
全ての始まりは、「あの日」からだった。
by xxx