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第4話 頑張れ私!!

四途は乱立の方へ向かった。


ものの3分ぐらいで四途は帰ってきた。


「四途、なんの話してきたの?!」


「いや・・・、その・・・。」


よく見ると、四途の顔は真っ赤だ。


「もしかして・・・、乱立に告白されたの!?」


「・・・うん。」


四途の顔がさらに真っ赤になった。





―――――――乱立のヤツ・・・、ついに動き出したな!


「そ、それで?アンタはなんて返したの?」


そう聞くと、


「OKするに決まってんだろ・・・。」


あぁ、四途の顔はもう茹蛸みたいに真っ赤だ。


(どうしよう・・・)


私は乱立のクラスに行った。


「すいません、乱立ちゃんいますか?」


「うん、いるよー?呼ぶ?」


「お願いしまーす。」


「ok!乱立〜!ご指名だよ〜!」


ご指名って・・・ここはホストか!?


などと、心の中でツっこんいると、乱立がやってきた。


「はい、なんですか?え〜っと・・・」


そっか、乱立こいつにとって私は四途のただの幼馴染だと思われてるんだ!


「え〜っと、分かる?私・・・四途の・・・」


「あぁ!」

そういうと、クラスからは分からないような風に声のトーンを下げた。


「私に負けた負け犬か・・・!」


・・・え?


「ど、どういう・・・」


「気づかないと思ってんの?あんたが四途のこと好きだって。」


乱立は私の舐めまわすように私を見た。


――――――――――見抜かれてる


「お生憎様、あんたじゃ絶対私に勝てないよ?ブゥ〜ス!!!!!」


キャハハハハハと笑いながら席に戻っていく乱立。


私はいつの間にか泣いていた。


なんとかして、乱立と四途が付き合うのを阻止しないと!


私はそれしか考えてなかった。


「春羽!?」


私を『春羽』と呼ぶこの声・・・


四途だ。


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