表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
131/148

第百十六話 汚水 後書き(注1)その10

『Carminaカルミナ Buranaブラーナ~O Fortunaオー・フォルトゥナ~』


https://youtu.be/O5b7tgkdFH0




Sors immanis       運命、それは恐るべき怪物のようで


et inanis,        逆にむなしいもの


rota tu volubilis,    お前達、人間は廻り続ける車輪


status malus,      お前達、人間は悪意の塊


vana salus        その安寧はむなしいもの


semper dissolubilis,   常に無となって消え去り


obumbrata         影がさし


et velata        闇におおわれる




michi quoque niteris;   お前達、人間はわたしをも疫病でもって汚す


nunc per ludum      さぁ、今こそ、その戦ごっことやらでもって


dorsum nudum       わたしが丸裸にしてやろう


fero tui sceleris.    お前達、人間の悪意の数々を



Fortune rota volvitur:    運命の車輪が廻り始めた




descendo minoratus;     私は地に堕ち、ぶざまに暴かれる


alter in altum tollitur;  そして別の者がその王座に持ち上げられる


nimis exaltatus       はるかな高みへと


rex sedet in vertice    その頂きに王が座る




caveat ruinam!      さぁ、その者に破滅を恐れさせよ!


nam sub axe legimus   これはまさしく運命の車軸の下で書かれたものなのだから


Hecubam reginam.    復讐の女神によって



Come, all you who are thirsty,

come to the waters;


さぁ、生きた水(真実の愛)が欲しいと嘆く人達よ、

ここに来て存分に飲むがいい。


and you who have no money,

come, buy and eat!

さぁ、金も力もなく、その嘆きを誰にも聞いてもらえない人々よ、

ここに来てこの言葉を味わうがいい。


Come, buy wine and milk

without money and without cost.


さぁ、うれしさと幸福に身を震わせ、酔いしれることができる、

その身に力や健康、富を与えてくれる

この言葉を知るといい。

たとえ、あなたに金や力、身分や地位はなくても

あなた方に与えられるべき生きる為の水(真実の慈悲)を

存分にもらえることを知るがいい


Why spend money on what is not bread,

and your labor on what does not satisfy?


なぜ、パン(生きる糧)でもない何でもない

その生命と健康、富を蝕むだけの毒に金を遣う?


なぜ、そんなにも報われないのに

必死になって悪魔(肩書と見てくれだけの武器商人やテロリスト)に身を売り

自分の生命と財産を捧げる?


Listen, listen to me, and eat what is good,

and you will delight in the richest of fare.


さぁ、その耳を傾け、私の言葉を聴くといい

何が正しく、良い事なのか、

それをじっくり味わうがいい


この世で最高の、最上の富と幸福と食事をあなた方に差し上げよう


Give ear and come to me;

listen, that you may live.

I will make an everlasting covenant with you,

my faithful love promised to David.


さぁ、耳を傾けてわたしのところへ来るといい

わたしの言葉を聴けば、あなた方はきっと平和に生きていける


それは永遠の神との約束だ。

羊飼いのダビデ王も神との約束によってその地位に就けたように

神はわたしと永遠の約束をしてくださった

それは永遠の平和。


誰にも侵せない神聖な平和である。

           (イザヤ55章)




こうして、1905年にはアメリカ政府が経営するゼネラルエレクトリック(=General Electric Company、略してG.E。1889年に発明家のトーマス・エジソンが白熱電球などの家庭用の電気機器を製造する為に立ち上げた会社ということになっているが、そもそもこの会社の資金を提供したのはJ.Pモルガン商会(第107話『革命(2)』(注2)その1と第116話『汚水』(注1)その5の世界貿易センタービルを参照)と17世紀にオランダから移住し、現在のアメリカのニュヨーク市マンハッタン地区で武器製造や兵站活動を行う政商として一財産を築き、ロックフェラー家と並んで泥棒男爵(=Robber(ロバー) Baron(バロン)、ドイツのライン川で土地を武力(暴力)で占領して城砦を築き、違法な通行料(税金)をふっかけては私財を蓄えていた中世の領主にちなんで19世紀にアトランティックやニューヨークタイムズ紙などのアメリカの新聞や雑誌が大衆の不平や不満に共感し、寄り添うような論調で記事を書く一方、王政や絶対身分制を潜在的に教え込む為に付けた蔑称で、泥棒という犯罪名を挙げながら男爵という王制の身分を続けて言うことで、犯罪者ではあるが、男爵のような身分の高い者は神に選ばれた(?)王様の家来なのでそうした犯罪は王様とその家族同様、(ゆる)されて野放しになるのは仕方ないとの目くらましの意味が込められた呼び名でもある。)と呼ばれていた19世紀のアメリカで最大の海運王及び鉄道王だったヴァンダービルド家という、どちらもアメリカ政府に深く関りのある企業なのだからそれだけでもこのG.Eが国営企業であることは間違いないのだが、もっと言うと、この会社の創設者になっているトーマス・エジソンなる人物もその生い立ちからしてどこまで本当か分からない胡散臭(うさんくさ)い男だった。公式の自伝ではオランダ系のアメリカ人であり、祖父はカナダでイギリス王室に忠実な屯田兵(とんでんへい)(武装農民)として各地を転々としてきた生粋(きっすい)の欧米白人種ということになっているが、どうも本人が故郷の家族に送った手紙のあて先は自伝の中に書かれているアメリカのオハイオ州やミシガン州ではなくメキシコだったそうで、今ではアメリカ人の間でも彼の本当の父親はサミュエル・アルヴァ・イシュトリルショチトルというメキシコでも名の知れた部族王の末裔(まつえい)で鉱山の技師(エンジニア)をしていたとのもっぱらの噂で、エジソン本人の出生証明書がアメリカ本国にはないらしく、また、本人もアメリカの小学校をまともに通っておらず母親から勉強を教わって12歳まで駅で弁当や(あめ)などを売って暮らしていたと言っており、さらにしょう紅熱の後遺症で片方の耳が聞こえなくなったとも話していて、そんな耳の不自由な男の子が蒸気機関車の警笛(けいてき)や停車中の騒音、大勢の乗客達の話し声や駅員達の罵声(ばせい)にもめげずよく客からの注文が聞き取れたものだとほとほと感心するばかりだが、その彼の12歳までの疑惑に満ちた生い立ちはさておき、一つだけ確かに言える事は彼が12歳からクーパー・ユニオン(=the Cooper(クーパー) Union(ユニオン) for(フォー) the() Advance(アドバンス)ment(メント) of(オブ) Science(サイエンス) and(アンド) Art(アート))という1859年にオランダ系アメリカ人の発明家で、鉄鋼や鉄道事業を営んで大統領選にも出馬したことのある政治家のピーター・クーパーによって建てられた私立大学に在籍したということだけは本当らしかった。と言うのも、駅の売り子の仕事を経てからエジソンが次に雇われたのが駅同士の連絡の為の電信を打つ係だったそうで、クーパー・ユニオンの創設者であるクーパーもイギリスとアメリカ間に敷設(ふせつ)された大西洋横断電信ケーブル(=Trans(トランス)atlantic(アトランティック) Telegraph(テレグラフ) cables(ケーブルズ))に出資しており、エジソンが駅の電信係からさらに転職したウェスタン・ユニオン(=the Western(ウェスタン) Union(ユニオン)、1851年にニューヨーク最高裁判所の元判事とコーネル大学(アイビーリーグの一校。第116話『汚水』(注1)その8参照)の関係者が建てたアメリカでも大手の金融及び通信会社。2021年現在も世界約200か国に送金できる通信網を持っており、日本ではコンビニエンス・ストアなどと提携して気軽に国際送金ができるとのサービスを(うた)っているらしいが、詐欺グループとも裏で提携しているらしく、いろいろな手口で詐欺グループ宛に送金させようとする犯罪が横行しているようである。2020年時点の従業員数は約11,000人、売上高は約48億米ドル(日本円で約5,846億円))の役員でもあった。しかも、このクーパー・ユニオンという学校は私立大学でありながらなぜか学費の要らない全額奨学金制度の大学であり、さらに人種、性別、身分に関係なく入学させてもらえるという、高額な学費と20世紀まで大学構内(キャンパス)での差別が当たり前だったアメリカの大学にしてはどう考えてもおかしな“私立大学”なのだが、それもそのはずで、この大学に入学が許可されるのはアメリカ政府に軍事知識や技術を無料(タダ)で提供することに同意した外国人移民とその軍事機密を漏洩しない欧米白人種に限られているからである。つまり、メキシコ人と(おぼ)しきエジソンがこの学校に入学できたのも彼が古代アステカ文明(第102話『腐敗』(注2)及び第116話『汚水』(注1)その1のウィートラコッシュを参照)を引き継いだ末裔だからで、クーパー・ユニオンは欧米白人種が自分達の知らない外国の知識や技術を盗んで所有物にする為の特許申請ができるよう建てられた大学だった。元々は16世紀のポーランドで流行したユニテリアン派(=Unitarianism、ラテン語を語源とした英語でUnitary「統一された、個々の」という意味で、キリスト(人殺しの十字架)教の教義においては世界最強の軍事知識と技術を知る神と、それを伝承されたイエスの言葉、その言葉が理解できる才能の三つが(そろ)って始めて三位一体(さんみいったい)になるとの考えが主流なのだが、そのナザレのイエスの言葉に軍事知識や技術は無いと考えたローマ時代の異端派と同じく(第116話『汚水』(注1)その3参照)、ユニテリアン派も自分達の知る聖書のイエスの言葉には軍事知識や技術はもはやなく、それは既に失われていて見つからないものであり、イエスと同時代か、それ以前の文明を知る欧米以外の人種や場所をもっと探すべきとして古代の軍事知識や技術を海外(の個々の信者達)から発掘し、それを自分達、欧米白人種が一つにまとめて所有することを目指した宗派である。この宗派がポーランドで流行した理由は後ほど説明するとして、ポーランド以外ではトンラシルヴァニア(=Transylvania、現在はルーマニア。第116話『汚水』(注1)その4で話したチュートン人達が住んでいたセルビアの隣で、スロバキアから()を描くようにして時計回りにポーランド、ウクライナ、ルーマニア、セルビアまでまたがっているヨーロッパでは3番目に長い、全長1,700km、標高2,500m級のカルパチア山脈を(さかい)に特にルーマニア西部のアプセニ山地(=the Apuseni Mountains)を中心にして丸く囲んだ範囲の地域のことである。日本ではトランシルヴァニアと言うと、1819年に夢遊病(睡眠中の本人は自覚がないまま歩き回って活動する精神病)なる詐病をでっち上げて19歳で医学博士号を取ったというイギリスのヤブ医者(けん)作家のジョン・ポリドリが書いた『The Vampire(ヴァンパイア)(邦題はセルビア・クロアチア語の意味の通りに『吸血鬼』となっている。)』や、1897年にロンドンのライシーアム劇場(=the Lyceum theater、 第116話『汚水』(注1)その1で話した大衆が買える値段の教科書などの“メディア”を刊行するイギリスのSDUK(使える愚民を拡散する協会)を真似てアメリカで建てられたLyceum(ライシーアム)(私塾または寺子屋)を逆にイギリスに導入しようと、解剖した死体を(ろう)で固めて人形に作り替えていたMadame(マダム) Tassauds(タッソー)(フランス人の蝋人形細工師で、ルイ16世と妃のマリー・アントワネットの首を始め、イギリス政府(王室)が裏で画策したフランス革命により処刑された他人の無惨な死体を集めて蝋人形にし、(イギリスの戦勝記念として)展示して稼いでいたことからMrs(ミセス)(夫人)ではなく、Madame(マダム)(貴婦人)と呼ばれていた。2021年現在もロンドン動物園から徒歩で南へ15分ほどの所に観光スポットとして彼女の名を冠した蝋人形館が設立されており、東京都港区台場にもその支店があるようである。)が展示場として使ったり、フリーメイソンお抱えの作曲家であるモーツァルト(第116話『汚水』(注1)その1参照)の『Così Fan Tutte, ossia La scuola degli amanti(邦題にすると『女はみんなそれをする、あるいは性交を求める者達の為の学校』1790年初演)のようなお医者さんごっこの話をオペラにした歌劇を上演するなどしていたフリーメイソンの為の劇場を1834年に改装して建てたのがこのライシーアム劇場である。つまり、大衆がそうと気づかないうちに兵器開発の為の解剖や臨床試験などをすんなりと受け入れてしまうよう教育する為の劇場であり、演目もそれに沿った内容になっている。そのため、2021年現在の演目は日本の元医者で漫画家の手塚治虫が描いた漫画『ジャングル大帝』(1950年発刊)をアメリカのディズニー社がそのまま盗作してミュージカル劇にした『The Lion(ライオン) King(キング)』(1997年初演)であり、その劇で最初に歌われる『Circle(サークル) of(オブ) Life(ライフ)』を作詞したのは、父親がイギリス軍の元少佐で、母親もイギリス軍の写真解析部にいたというイギリス人作詞家のティム・ライス氏なので、その歌の題名(タイトル)をそのまま素直に日本語にすれば『生命の循環』という、いかにも神様がこの地球上に創ってくれた生命の繋がりやその循環機能は偉大だとの意味の題名になるかもしれないが、彼の経歴と上述の劇場の歴史的経緯から訳すなら『輪廻転生(りんねてんせい)(私達、フリーメイソンに殺されて死んでもいつかは甦る)』が妥当(だとう)だろう。)の副座長を務めていて、作家のオスカー・ワイルド(第116話『汚水』(注1)その5参照)とも同郷で学友だったアイルランド人作家のブラム・ストーカーが書いた『Dracula(ドラキュラ)(邦題にすると、ラテン語のDraco(ドラコ)「蛇、龍」に-ula「~の子孫」という語尾がついて『蛇の子』となり、『蛇毒などを大衆に盛って人体実験して回るゾロアスター(戦争礼賛)教の信者』が正しい題名(タイトル)になるだろうが、15世紀にヨーロッパで活版印刷が出回ってから(第116話『汚水』(注1)その1参照)、十字軍遠征(キリスト教商圏VSイスラム教商圏戦争)を目論むハンガリー王とドイツの神聖ローマ帝国が大衆にそれを容認させようとカソリック(キリスト教伝統派)の敵役のテロリストとして雇っていたワラキア国(現、ルーマニア南部)のヴラド3世を何万人もの捕虜を串刺しにした絵と“串刺し公”や“ドラキュラ公”といった呼び名と一緒に印刷したパンフレットやチラシをばら撒いたことから、それ以来、その民間伝承もあってストーカーの小説『Dracula(ドラキュラ)』に出てくる主人公とこのブラド3世が同一視されるようになった。と言うのも、父親の代からドラゴン騎士団(=the order of the Dragon)と呼ばれるハンガリー王によって結成された警備会社の社員だったブラド3世は、母親がトランシルヴァニアに住むサクソン人(=the Transyl(トランシル)vanian(ヴァニアン) Saxons(サクソンズ)、ハンガリー王に招聘(しょうへい)されて移住してきた兵器開発技術を持ったドイツ系のフランドル人(第116話『汚水』(注1)その5参照)の自治住民達のこと。主に鉱山採掘と冶金(製錬&精錬)を行って新しい武器を開発する為にハンガリー王国が建設した兵器開発研究村に住んでいた人々で、日本で言うなら、茨城県つくば市の筑波(つくば)山麓にある筑波研究学園都市のような所であり、そこの住民達の軍事知識や技術が子々孫々、血縁関係を通じて受け継がれていくことから、悪魔(大勢の人を殺す部族王)を崇めるキリスト(人殺しの十字架)教の教徒達は彼らの血筋を半ば神聖視してトランシルヴァニアのサクソン人(サクソン人については第116話『汚水』(注1)その4を参照)と呼ぶようになった。)だったこともあって、吸血鬼と呼ばれる生物(細菌)兵器も自在に操れたことからブラド3世は“竜の子(ドラキュラ)”、“吸血鬼(ヴァンパイア)”とも呼ばれることとなった。では、この吸血鬼なる兵器とは一体、何なのか?と言うと、黒死病(ペスト菌)である。長らくこの説明を保留にしたままで読者の方々に申し訳なく思っていたのでそろそろ説明に入ろうと思うが、既に第102話『腐敗』(注3)で黒死病(ペスト菌)について説明している通り、ネズミの(のみ)を介して(かか)る伝染病だということは本作品で言うまでもなく、医学書を始め、様々なメディアで語られてきた常識ではあるが、読者の方々からすれば普段、蚤に噛まれることはしょっちゅうあっても黒死病(ペスト菌)のような恐ろしい伝染病に罹らせるような蚤をどうやって人間が生物(細菌)兵器にして操れるんだ?といった点に疑問を抱かれる方も多いかと思う。だが、第102話『腐敗』でエジプトのツタンカーメン王の墓を暴いた発掘者達が墓の中にいた蚊に噛まれて急死したと話した通り、蚤は生きている人間だけでなく、死んだ人間も噛むからである。つまり、死んだ人間の身体に血液成分が残っている限り、蚤はそこを棲家(すみか)にして死体の血を吸って自分の餌にする。しかも、その人間の死因が病原菌による感染症であれば当然、病原菌を持った血液を蚤も一緒に注射器のように吸ってしまう。その蚤が生物(細菌)兵器となる。だから、蚤に寄生されていても発症しない(ねずみ)を売って荒稼ぎし、4度、ロンドン市長選に当選したウィティントンや病原菌を持ったドブネズミの尿を混ぜたワインを夫に飲ませて殺害し、王権を手に入れたデンマーク女王のゾフィー(第116話『汚水』(注1)その1参照)など、中世の頃は鼠を介して(のみ)を王室(政府)が手厚く保護して飼っていた訳で、それゆえ、第116話『汚水』(注1)その5で話したイギリスのエセックス州ウィッタムのWhet(ウェット) Mead(ミード)特別保護区に森ネズミやヨーロッパヒメトガリネズミなどのげっ歯類が今でも数多く生息するのもその特別保護区でイギリスという国家=政府(王室)が蚤を飼育し、多くの大衆を殺傷する道具にしてきたからである。また、蚤以外に吸血昆虫と言えばダニも(ねずみ)に寄生しやすく、これももちろん、生物(細菌)兵器になる。第116話『汚水』(注1)その4で日本とモンゴル帝国の密貿易である日元(にちげん)貿易において輸入品目の中にお茶、薬材、香料、胡椒(こしょう)金紗(きんしゃ)金襴(きんらん)(あや)(にしき)などが含まれていたと話したが、茶葉や金紗、金襴、綾、錦といった繊維に蚤やダニ、シラミは卵を産み付け、その繊維に触った人や動物に移って寄生するので拡散させやすいだけでなく、人目にはただの茶葉や布地にしか見えないため密輸もしやすい。そのため、それらが輸入品目に入れられていた訳で、特に綾織(あやお)り(=Twill(ツイル)経糸(たていと)と横糸を2本~3本ずつ抜かしながら縫って布の表地が斜線の模様になる織り方で、別名を斜文織(しゃもんお)りとも言い、糸を抜かして縫うことで糸同士が密着しやすく、厚手の生地に仕上がるため秋冬の衣服として用いられる他、絹糸で織った場合、軽量で動きやすい上に矢や刃、銃弾が貫通しにくくなることから防御服としても絹の綾織りが重宝されていた。)や錦織(にしきお)り(=Brocade(ブロケード)、綾織りや繻子織(しゅすお)り(=satin(サテン)、4本以上の糸を抜かして縫う織り方で表面がなめらかで光沢のある仕上がりになることから装飾用のドレスによく用いられる。)の生地の上に金糸(きんし)銀糸(ぎんし)その他の着色した色糸(いろいと)を上から重ねて縫い込んで別の模様を描く織り方で、BC5世紀~BC3世紀頃の戦国時代の中国で(そう)(現、蘇州(そしゅう))、(しょく)(現、四川省(しせんしょう))、南京(なんきん)で作られた絹糸による錦織(にしきお)りが起源とされており、第116話『汚水』(注1)その3で話した(かいこ)と併せ、赤地の繻子織(しゅすお)りの上に金糸で菊の紋章をあしらった“(にしき)御旗(みはた)”なる錦織りの旗を大倭朝廷(現、皇室)側の官軍が掲げるのもこの旗自体、兵器だからである。)といった織物は、平織(ひらお)り(=Plain(プレーン) weave(ウィーブ)経糸(たていと)と横糸を交互に糸を抜かさずに縫っていく織り方で、糸同士を密着させずに隙間をなくせるが、数本の糸を束にして平織りにすると、綾織りや錦織りのような隙間ができることからイギリスのオックスフォード生地の場合はこの隙間をわざと作るよう織られた布地になっている。)と違って糸を抜かして縫う分、糸が引っかかりやすく摩擦にも弱いため作業着に向かず、また、ピカピカと光沢があって派手な模様も多いので普段着にするには恥ずかしいことから、毎日、働かず派手な生活を送ることが職業の皇族と貴族だけが着る物なのでそれほど数多く(ちまた)に出回る商品でもない。しかも、糸を抜かした部分こそ蚤やダニ、シラミが巣食いやすい場所であり、通気性にも富んでいることからそれらの吸血昆虫が繁殖しやすくなる。だから、漢字でシラミは(しらみ)、または半風(はんぷう)とも書き、室町時代に現在の京都市東山区にある安井金毘羅宮(やすいこんぴらぐう)の僧侶、行誉(ぎょうよ)が編纂した『壒嚢鈔(あいのうしょう)』((あい)は「塵」、(のう)は「袋」という意味で、つまり、『塵袋』が実際の題名(タイトル)で、元の題名(タイトル)の漢字を変えただけの写本(コピー)である。1445年~1446年発刊。)やその原本の『塵袋』(同じく安井金毘羅宮の僧侶が著者となっているが、作者は不明で鎌倉時代の1264年~1288年発刊)といった辞書がその漢字をシラミに()てたのも大倭朝廷(現、皇室)に仕える最大氏族の藤原(中臣(なかとみの)鎌足(かまたり)(第97話『不浄(1)』(注1)及び第110話『灌漑』(注2)参照)の一族がその安井金毘羅宮でそれらの吸血昆虫を生物(細菌)兵器として飼育し、研究していたからで、なぜ、『塵袋』なのかと言えば、コナジラミという農作物を枯らすウィルス(病原菌のコピー)を伝播(でんぱ)させる種類のシラミがいるように、蚤、ダニ、シラミなどの吸血昆虫は人の頭髪や陰毛、人の着る衣服の他に塵やごみ(くず)(ほこり)、カビ菌、現代で例えれば小麦粉、きな粉(=大豆の粉)、粉ミルク、クッキーやビスケットなどの粉屑、胡椒(こしょう)のような粉の香辛料、煮干し、パン粉、カビ菌が原料のチーズや味噌などにも棲みつくからで、ありとあらゆる塵やごみ屑、埃が彼らの最大の餌となることからそれをほのめかす意味で名付けられたのが『塵袋』や『壒嚢鈔(あいのうしょう)』などの兵書(軍事教本)だった。では、金紗(きんしゃ)(かいこ)(まゆ)の糸、つまり生糸(きいと)経糸(たていと)に2本使ってねじり、そのねじった糸の間に金糸その他の色糸(いろいと)をくぐらせて縫う織り方で、こちらも縫い目が(あら)くなることから隙間ができやすく、主に夏用の衣服によく用いられるが、かつては(よろい)の下に着る上着、現代でも宮内庁(くないちょう)式部職楽部(しきぶしょくがくぶ)(宮中晩餐会(ばんさんかい)で楽器演奏する公務員の部署)が行っている雅楽(ががく)(神社で歌い踊りながら祈祷する際の伴奏(ばんそう)のこと。)の衣装によく用いられる織物でもある。)や金襴(きんらん)錦織(にしきお)りの一種で模様の部分が全て金糸で縫ってある織物のことで、着物の帯や僧衣、(ひな)人形などでよく見かける生地だが、特に雛人形は厄除(やくよ)けやお(はら)いを願って人の代わりに人形を川に流す“流し(びな)”の祭礼行事を3月3日に行う為の物で、この日を“桃の節句(せっく)”、正しくは“上巳(じょうし)の節句”と言い、上巳とはAD3世紀頃の中国の()(第107話『革命(2)』(注2)その3の『魏志倭人伝(ぎしわじんでん)』参照)で3月3日を三月“(じょう)(じゅん)の“()”(蛇)の日と定めて行なっていた儀式が起源であり、その儀式では人形ではなく、実際に生身の人間を人身御供(ひとみごくう)(新兵器の人体実験)に捧げてその厄災で死んだ死体を川に流していたことから大倭朝廷(現、皇室)もその悪習に(なら)ったもので、古代からテロ活動が地場産業の新潟県(第116話『汚水』(注1)その6参照)で爆弾を仕掛けて脅してまで北陸鉄道(公共事業)を誘致し、その暴挙に新潟市民は恐れ入って感嘆したのか、市長選に当選して爆弾市長と呼ばれた桜井市作(さくらい いちさく)の後押しで挿絵画家となったという蕗谷虹児(ふきや こうじ)(本名は一男(かずお))が作詞した童謡『花嫁人形』(1924年発表)の中でも、「金襴緞子(きんらんどんす)(おび)しめながら 花嫁御寮(はなよめごりょう)はなぜ泣くのだろ」、「あねさんごっこの花嫁人形は赤い鹿()の子の振袖(ふりそで)着てる」、「泣けば鹿の子の(たもと)が切れる 涙で鹿の子の赤い紅にじむ」と歌われるように、金襴緞子の帯とは上述の繻子織(しゅすお)りでも5本以上の糸を抜かして織った生地の上に金糸で模様を縫った帯のことで、その帯に吸血昆虫を仕込み、大倭朝廷(現、皇室)の政権に反発してこれを倒そうとする疫病神(やくびょうがみ)=大衆に捧げる花嫁、つまり人身御供に選ばれた御寮(ごりょう)(尼僧または女性出家者)が人形ごっこのように無理やりその生物(細菌)兵器の衣装を着させられ、虫刺されによる引っかき傷だけでなく、その傷口や()まれた跡にコロモジラミの(ふん)()り込まれることで発疹(ほっしん)チフスに(かか)って紅斑(こうはん)(赤いアザのような発疹)や丘疹(きゅうしん)(米粒ぐらいの発疹)に全身を覆われた被害者女性の姿はどこか鹿の子餅(白い餅の上に粒小豆(つぶあずき)(あん)をくっつけた和菓子)や鹿(しか)斑模様(まだらもよう)を思わせることから赤い鹿の子の振袖と表現しており、暴行や拷問、虐殺が当たり前の地域で育った蕗谷(ふきや)からすればその被害者女性がかゆみや苦痛、高熱でうなされ、発疹チフスの末期症状である錯乱状態に陥って泣き叫ぶ姿はからかい甲斐(がい)があるらしく、また、大倭朝廷(現、皇室)の為に殉教(犠牲死)することこそ最大のご褒美との狂気を子供の頃から教え込まれていたこともあって被害者女性がなぜ、泣くのかが“分からない”。そのため、泣きながら赤い血に染まった腕をかきむしる被害者の様子を「泣けば鹿の子の(たもと)が切れる 涙で鹿の子の赤い紅(血)にじむ」と書いており、おぞましさで吐き気しか感じられない儀式だが、兵器の製造販売が国家産業の柱である大倭朝廷(現、皇室)にはその(ひな)祭り=新しい兵器の人体実験を行なう儀式は国富を増やす為の一大行事(イベント)なので毎年、定期的に行うようになった。その結果、蕗谷が生きていた大正期に発疹チフスの罹患(りかん)数は大正デモクラシー(大倭朝廷(現、皇室)を国家(共同社会)の頂点に置いて天皇以下、身分制を敷く皇政に反対し、国民の意見や考えを広く募ってその妥協点を主体とした政治を行う民主主義を求める社会運動のこと。第116話『汚水』(注1)その6参照)が盛んになり始めた1914年頃から一気に7千人が発症して東京だけで4,119人が罹患し、そのうち778人が死亡することとなった。その後、明治30年(1897年)に公布された伝染病予防法の中でわざわざ名指しで規定されている発疹チフス以外のコレラ、腸チフス、しょう紅熱、痘瘡(とうそう)天然痘(てんねんとう))、赤痢(せきり)、パラチフス、ジフテリア、流行性脳脊髄膜炎(のうせきずいまくえん)、ペスト菌(黒死病)がその法律の予告通り、代わる代わる流行するようになり、定期的に新しい病原菌による伝染病も法定伝染病と言っては宣教しながら予防接種ワクチンも公共事業として行い、そうして発疹チフスは(すた)れた兵器になったのか、しばらく(きざ)しはなかったが、太平洋戦争になってからは口減らし(人口調整)の為に再び発疹チフスが流行し出し、毎年、千人を超す患者が定期的に発生するようになり(国立感染症研究所調べ)、戦後も食糧難の為か1946年(昭和21年)には再び32,300人以上にまで罹患数が急増した。しかし、その後、食糧危機が収まって米軍がDDT(=Dichloro(ディクロロ)-Diphenyl(ディフェニル)-Trichloro(トリクロロ)ethane(エタン)、1939年にスイスの製薬会社のガイギー社(現、ノバルティスまたはノバルティスファーマ)の研究員だったパウル・ミューラーが一見、虫だけを殺して人や家畜に無害に見せながらその殺虫成分が生体内の脂質(ししつ)に蓄積されることを発見し、1948年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。)という白い粉の殺虫剤(けん)農薬を人間の身体や土壌に()いたため、それにより発疹チフスの流行は収まったと宣伝したことから(虫を殺したところで病気が治る訳ではないのだが)患者数は減っていき、その後、DDTの有害性が明らかになるとDDTの使用を禁止したが、それ以降、日本ではDDTを使っていないにもかかわらず、国立感染症研究所の調べでは1957年の“一例だけ”を除けば1953年(昭和28年)以降、2021年現在までの68年間、“ほぼ一世紀近く”なぜか、誰一人として発疹チフスに(かか)っていない。だが、これよりももっと不思議なのは2019年に公明党の議員で医師の秋野公造(あきの こうぞう)氏が参院外交“防衛委員会”で言い出したことで、日本では海外で罹患した12例を除き、今まで国内での感染者が誰もおらず、“熱帯の乾燥した砂地にのみ生息する”スナノミという(のみ)の一種から足が腐って切断しなければならないようなスナノミ症という感染症が今後、日本でも起こる可能性があるのでWHO(世界保健機関)が定めた「(かえり)みられない熱帯病」(=Neglected(ネグレクティッド) Tropical(トロピカル) Disease(ディズィーズ)、略してNTDs。2012年1月30日にアメリカ及びイギリス政府(王室)、世界銀行、ビル&メリンダ・ゲイツ財団、製薬大手企業13社がこれまで人体実験を強制的に行なわせてきた主にアフリカ各国政府と連携しながら表向きは治療する予定の、実際は拡散するつもりの伝染病のリストを作成し、ロンドン宣言と称して共同声明を出したもので、そのリストの名称が「顧みられない熱帯病(NTDs)」である。そうして、彼らがこの共同宣言において何度も制圧、撲滅などと言っているのは、決して病気を制圧しようとか、撲滅していこうと言っているのではなく、今後、水や食料が不足するので自分達、アメリカ及びイギリス政府(王室)を始めとした世界各国政府には世界人類を養っていける知恵も方法も手段も“無いし、全く分からないので”世界人類を制圧、撲滅していくと言っているのであって、リストに挙がったトラコーマ(第115話『生命』(注1)参照)も、ハンセン病(第49話『ラザルスの病死(1)』参照)、住血吸虫症(第105話『欺瞞』参照)、アフリカ睡眠病、ギニア虫感染症、リンパ系フィラリア症、ジャーガス病、河川盲目症(かせんもうもくしょう)、リーシュマニア症、回虫症(かいちゅうしょう)にしてもどれもこれもかなり大昔から存在し、一時は猛威を振るいながら近代では衛生状態が改善したからと言って一旦、撲滅を宣言したものまでありながらなぜか今更、それらの治療に取り組むと言い出し、無償の医薬品も13億5千人分にまで増やしたそうで、そもそもこれまで何十年、何百年と数多くの医師や看護師、医薬品がアフリカでの治療に挑んできても何ら改善もせず、新しく画期的な治療法や医薬品ができた訳でもないのに、2012年の年始早々になぜ、唐突にアメリカとイギリス政府(王室)を筆頭に製薬大企業がこんなリストを作ったのかと言えば、ヨーロッパにとって最重要農業国であるギリシャが今まさに水不足で農業や漁業(食料や(えさ))も難しければ、ホテルのシャワーやトイレの水も危うい状況で観光業もままならず財政破綻は避けられず2010年までにそれが表面化し(ギリシャ経済危機2010年)、自分達の置かれている地球環境が深刻な危機にあることに気づかされたからで、財政破綻した借金の数字の穴埋めや誤魔化しはいくらでもできても水や食料を手品か魔法のごとく創り出すことはアメリカやイギリスを始めとした欧米各国の政府(王室)はもちろん、地球上のどんな人間にもできない。だから、わざわざ廃れた大昔の生物(細菌)兵器を引っ張り出してきて再びパンデミック(伝染病の世界拡散)を起こそうという訳で、コロナウィルス(偽病原菌)騒ぎはその本物の生物(細菌)兵器を繰り出す前に日常生活にどんな不都合や困った事態になるかを探る為のシュミレーション(事前準備)のようなものであり、今後、その「顧みられない熱帯病(NTDs)」のリストに載っている伝染病がわたし達、世界中の一般国民を襲う予定であると国連加盟国政府は(おっしゃ)っているようである。なお、なぜ、そのリストの病気が熱帯病なのかは第116話『汚水』(注1)その8で話した通り、地球が今まさに水が干上がって砂漠化しているからである。)のリストの中にそのスナノミ症も加えるよう日本政府(皇室&自民党軍事政権)がWHO(世界保健機関)に進言すべきと言っており、なぜ、熱帯気候でもない日本でスナノミが増えるとするその根拠が何なのか、高齢者の手に自分の名前を書いて自分に投票するようそそのかしたという公職選挙法違反を犯した政治家がどこまで本当の事を話すか疑問だが、一応、問い(ただ)したいものである。)などの織物で、なぜ、金糸を使いたがるのかと言うと、第116話『汚水』(注1)その9で食べ合わせについて説明した通り、病原菌と一緒に糸に付いている金箔(きんぱく)や色素を吸った吸血昆虫はその体内で猛毒を作るからである。特に金糸は金箔を生糸に接着する際に和紙に皮膚をかぶれさせて発疹などのアレルギー症状を起こす(うるし)を塗るためこの漆と金箔が化合して劇物の無機金塩(むききんえん)となり、そこに病原菌まで加わって吸血昆虫の体内で生成される毒性はいっそう高まる。こうして、中世の頃はネズミや帯、着物の中に蚤やダニ、シラミといった吸血昆虫を忍ばせるだけでなく、生物(細菌)兵器の元となる病原菌を吸わせる為に死体、特に血液が残っていそうなミイラのような土葬の死体を培地(ばいち)にしていた。そのため、第102話『腐敗』でツタンカーメン王のミイラを始めたくさんのミイラを19世紀のイギリス人達がやたらと盗掘して持って帰っていったのも、第116話『汚水』(注1)その3に出てきた軍需産業国家がひしめく西域(さいいき)の一国だった楼蘭(ろうらん)(現、新疆(しんきょう)ウィグル自治区)で1980年8月4日にNHKが地元の新疆考古学研究所と中国の人民解放軍の協力の下でシルクロード特集として制作した『楼蘭王国を掘る』において発見され、2021年現在も新疆ウィグル自治区博物館内に展示されている“楼蘭の美女”と呼ばれるミイラが推定年齢3800歳、BC19世紀頃に埋葬された状態のままで残されるのも、また、黒死病(ペスト菌)を復元したモンゴル帝国の皇帝、チンギス・カン(テムジン)を埋葬する際、誰もその遺体の位置が知られないよう葬儀に参列して(ひつぎ)を運んだ2千人の奴隷やその葬列を偶然、見てしまった通行人も含めて全員、殺されたと伝えられるのも、毒死や感染死したミイラ(死体)が吸血昆虫=ウィルス(病原菌のコピー)を増殖させる培地になるからで、もちろん、軍事機密である以上、その保管場所は厳重に秘匿(ひとく)される。だから、楼蘭の美女が埋められていた場所も古代からの兵器開発研究所であり、ミイラに着せられていた衣服もスコットランド・キルト(=Scottish(スコティッシュ) kilt(キルト)またはTartan(タータン)。バグパイプ(第116話『汚水』(注1)その4参照)を持ったスコットランド人が履いているスカートのことで、古北欧語のKjalta「包む」が中世英語のKilten「防衛する」となり、現在のkilt(キルト)に変化した言葉で、一方、Tartan(タータン)とはフランス語でTartarin「タタール人(旧アッシリア人、トルコ系中国人またはモンゴル人。第116話『汚水』(注1)その3参照)の衣服」という意味であり、日本でもタータンチェックと呼ばれる通り、基本、2色以上の毛糸を使って格子柄(こうしがら)に縫う平織りまたは綾織りの織物で、色の組み合わせは日本の公家や武家の家紋と同じく貴族家系の柄、つまり家柄によって決まっており、元はBC8世紀頃からケルト民族(アングロ・サクソン民族と同義。第116話『汚水』(注1)その4参照)がタタール人達から教わったり、仕入れてきた生物(細菌)兵器だった物だが、その後、いつものごとく度重なる戦火で織物職人(兵器開発技術者)が戦死したり、離散してタータンの製法自体、忘れ去られていき、16世紀になってからバグパイプと一緒に再現されるようになったのが現代で知られているスコットランド・キルト(男性用スカート)、またはタータンである。しかし、なぜ、スコットランド・キルト(タータン織物)が復元されるようになったかはまだ説明しきれていないドイツ騎士団(またはチュートン騎士団)と関係しているのだが、その話はまた後ほど語るとして、ともかくこのスコットランド・キルトも日本の大倭朝廷(現、皇室)が生物(細菌)兵器にする為に京都の西陣(にしじん)や群馬県の桐生(きりゅう)、福岡県の博多で織らせていた織物と全く同じ目的の織物である。)とよく似た織物らしく、さらに死んだ人間の衣服を気にする必要もないのに何度もミイラに着せた衣服を手直しした跡まであり、ミイラの頭髪にはシラミもまだ湧いていたそうで、生物(細菌)兵器としてまだ使えると思ったのか、アメリカなどの欧米諸国側はミイラは欧米白人種かもしれないと言い出し、人種を特定する調査を大義名分にミイラを保管している中国側からその生物(細菌)兵器の所有権を奪おうとしたらしく、中国政府から「ミイラを調べれば(兵器の製造方法の)情報は分かるのだからわざわざ欧米諸国側にミイラを持ち込む必要はないじゃないか」とやんわり断られている。このように、BC19世紀頃の楼蘭の美女からモンゴル帝国の黒死病(ペスト菌)まで世界中の王侯貴族達は大衆を一気に虐殺する手段として吸血昆虫を操り、保護してきた訳で、パンデミック(伝染病の世界拡散)とは第102話『腐敗』からずっと話してきた通り、決して神様が起こした自然災害などではなく、人間がその悪意でもって自分の勝手都合により別の人間や生物を“傷つけ、苦しめようとして”地球の誕生以来、定められている“自然の法則=この全宇宙と地球を()べる神様の善意から創られた(おきて)”に逆らって行われる人災であり、彼らが本や雑誌、新聞、テレビ、ネットなどのメディアを通じて“天災”(自分達のような善意ある神ではない別の悪い神が起こした災害)などと宣教するのも自分達の犯行(責任)を誤魔化す為の下手な言い訳や言い逃れに過ぎない。しかし、これも第116話『汚水』(注1)その6で何度も言ったように、兵器(悪意)とは所詮、どんな物であっても失敗から作られる欠陥品でしかないためその欠陥を直したり、元から正しく創られている完璧な智慧=自然(全知全能の神の智慧)には結局、(あらが)えない。そのため、元寇(モンゴル帝国軍の日本侵攻)で黒死病(ペスト菌)が日本に上陸しても(第116話『汚水』(注1)その3参照)、法定伝染病と称してこれまた黒死病(ペスト菌)を日本政府(皇室&自民党軍事政権)が巷にばら撒いても、日本で黒死病(ペスト菌)がヨーロッパと比べてそれほど流行しなかったのは日本が海に囲まれた島国だったからで、さらに倭人(人でなし)達が渡来してくる前から味噌にしても塩魚にしても、この国では塩を使った食品が数多く作られていたからである。塩分は黒死病(ペスト菌)を媒介する蚤を脱水させる効果がある。だから、食品にまぶされた塩を人間が食べなくても、食品を狙って住居に侵入してくる(ねずみ)が食べたり、接触すれば当然、(のみ)(ねずみ)に寄生できなくなる。また、日本人(大和民族)は身だしなみや衛生意識が中世の頃の欧米人や倭人達と比べて古代から非情に高かったため(第99話『人災』参照)、今でも葬式に参列した人が自宅に入る前にお清めと言って身体に塩をふりかけるのも死体から自分の身体に飛び移ってきた害虫を駆除する為であり、そうした正しい知識や良い習慣(方法)が“自然と”伝えられ、それをきちんと守っていた人達が多かったからこそ、たとえ悪意ある生物(細菌)兵器が市中にばら撒かれて誰彼となく襲ったとしても正しい教えや習慣を守っていた人達は自然(全知全能の神の智慧)によってその生命が守られていたのである。ところが、明治以降、大倭朝廷(現、皇室)が復権すると突然、欧米化の掛け声と共に食生活を和食から洋食に切り替えるよう国家(政府)から盛んに(うなが)され、言われた通りに切り替えてみると今度は欧米の食事は身体に悪いと日本政府(皇室&自民党軍事政権)から言われるようになり、さらに『週刊東洋経済』(1895年創刊)や『会社四季報』(1936年創刊)などの経済雑誌や企業情報本を発行する東洋経済新報社の元会長で、『食は医力』(2006年発刊)という健康食の指南書を出版していらっしゃる浅野純次(あさの じゅんじ)氏によると1950年代にルイス・ダールというアメリカの学者が10匹の鼠に毎日、塩を20~30g(厚労省の調査では人間でも一日、平均摂取量が10g程度らしいが)、その過剰な量の塩を鼠に与えて動物実験したところ、そのうち4匹が高血圧になったことから減塩を日本政府(皇室&自民党軍事政権)を始め日本の医師達が薦めるようになったそうで、浅野氏の見解では減塩しても高血圧の患者が減っていないのは日本政府が専売法を敷いて塩化ナトリウム成分の安い塩を売ったせいで健康を害し、その安い塩が入った肉類やスナック菓子、清涼飲料水、インスタント食品の食べ過ぎから腎臓を悪くして高血圧症になっているとの説らしいのだが、そもそもそんな健康を害するような食塩や食品を日本政府を始め、日本の企業が販売していること自体、企業情報本を出していらっしゃる出版社の元経営者として何ら指摘しないのもおかしいし、もっと言うなら、多くの人の生命や健康に関わる情報にもかかわらず、最初に塩と高血圧の関連性を言い出したアメリカの学者の詳細が浅野氏の情報では名前やその論文の発表年が伏せられていて、別の情報ではその実験を行なったのはダール博士ではなく、ジョージ・メーネリー博士となっており、論文の発表年も1954年や1972年とどれもはっきりしない。つまり、どれが正しくてどれがデマなのか分からない健康情報が巷で盛んに流されており、身体に有害な医薬品や食品が当たり前のように市販されているのが2021年現在の日本の現状なのだが、そうして嘘と本当の話を混ぜながら浅野氏の場合は安い塩化ナトリウムの多い塩ではなく、塩田から作られた“高級な”塩や岩塩など自分が()す商品をそれとなく薦めたいらしく、また、その一方でカリウムの多い野菜やキノコ、海藻、果物類、玄米のような精製度が高くない穀物、さらにルチンの多い蕎麦(そば)を食べるようにと(おっしゃ)っているようだが、第98話『不浄(2)』で書いたようにカリウムを過剰に摂取すると高カリウム血症や心停止を引き起こしかねないし、第116話『汚水』(注1)その3で話した通り、ルチンの多い韃靼(だったん)そば(タタール人の蕎麦)も食べ過ぎればアレルギーが出てアナフィラキシーショック(化学成分臓器過剰反応)で死ぬ危険がある。要するに、まるで旧約聖書の中でアダム(男)とイブ(女)が蛇(悪意ある兵器愛好者)から「それを食べても死なないよ」とそそのかされてつい、赤いソテツを食べてしまい、その後、幻覚に悩まされたり、筋肉萎縮(いしゅく)や関節麻痺といった障害を負わされたように(創世記3章及び第116話『汚水』(注1)その3参照)、どうやら欧米の食品を推進した日本政府(皇室&自民党軍事政権)も、カリウムやルチンの多い食品を勧める浅野氏を始めとした様々な健康情報の記者(ジャーナリスト)達も、いろんな食品を一般国民に試させてその体質や体調の変化を調べているらしく、それらの健康情報を流している当の彼らこそ高血圧症を治す(すべ)もなければ、治す為の研究どころか逆に悪化させて大衆を殺せる生物(細菌)兵器の研究をしているわけで、病気が悪化する原理(基本法則)さえ分かれば自分達、特権階級の身体だけは守れると信じているらしく、上述したアメリカの学者というのも原子爆弾の威力を高める為に人間の体内と塩の関連を調べていたようで(第116話『汚水』(注1)その8の湯川の中間子論を参照のこと。)、1950年代からルイス・キッチナー・ダール博士(ミドルネームのキッチナーとは第107話『革命(2)』(注2)その2でアフリカに強制収容所を建てたイギリスのキッチナー子爵から採った名前らしく、これだけでも彼の親が血も涙もない拷問好きな軍国主義者だったことがお分かりいただけるかと思うが)は、鼠を交配させて塩分の高い餌で高血圧などの病気を発症する鼠と全く病気にならない鼠を産ませ(Dahl(ダール) Salt(ソルト)-Senstive(センシティブ) Rats(ラッツ) & Dahl(ダール) Salt(ソルト)-Resistant(レジスタント) Rats(ラッツ))、人間も体質によって病気になりやすい人と、なりにくい人がいるのでその体質を伝達する遺伝子を操作することで原子爆弾はもとより、人間の生命そのものを操作しやすくなるとし、その学説からジョージ・メーネリー博士が人間の体内に原子爆弾を直接、投与するような放射線を持った核薬品(=Nuclear(ニュークリア) Medicine(メディスン))、もしくは日本では1959年(昭和34年)から厚労省が認可している放射性医薬品(=Radio(ラディオ)pharma(ファーマ)ceutical(スーティカル))と塩を一緒に使うことを思いついたらしく、人の生命がそんな単純に創られていないことは自分達で約37兆2千億個以上の細胞(第114話『細胞』参照)を調べてみて“分かるはず”なのだが、自然(全知全能の神の智慧)には決して(かな)わないというこの至極、単純な真理がどうしてもゾロアスター(戦争&暴力礼賛)教を信奉する日本政府とそれに従う医師やマスコミの方々にはご理解いただけないため、今もなお、いい加減な健康情報を流してはあれこれと有害な医薬品や食品を販売し、一般国民の身体を使ってその体質や体調を調べ、人体実験に励んでいらっしゃるようである。このように、古代から現代まで一万年以上、国家(政府)が病気を操作し、途中、病気を治すどころか悪化させるだけの医薬品などを販売しながら自分達に従わない大衆を脅して傷つけ、殺し、蹂躙(じゅうりん)する武力(暴力)による恐怖政治を敷いてきたことから、15世紀のトランシルヴァニアで吸血昆虫を自在に操れる軍事知識と技術を持っていたブラド3世がその当時の政府を(にな)っていたハンガリー王国と神聖ローマ帝国、カソリック(キリスト教軍事総合商社)から悪役専門の花形役者(スター)として重宝されることとなった。なお、ブラド3世のあだ名に“ドラキュラ”以外に“串刺し公”というものがあるが、なぜ、死体を串刺しにして高く掲げるのかと言うと、死体から血をできるだけ早く抜いてそれ以上、吸血昆虫を増やさない為で、さらに串刺しにしておけば血の臭いを嗅ぎつけて(からす)やハゲワシといった猛禽類(もうきんるい)やジャッカルのような肉食獣がすぐにやって来て死体を処理してくれるのでそういった点でも便利だったからである。だから、彼の軍事知識や技術もさることながら、大衆を圧倒し、震え上がらせる演出効果に加え、戦争(人殺し)劇の幕引き後はパンデミック(伝染病拡散)対策までやってくれるという至れり尽くせりの仕事に満足したハンガリー王のマチアス1世は自分の従妹(いとこ)と結婚させ、ブラド3世を王族に加えている。そのため、1992年にアメリカ、イギリス、ルーマニアが合作した映画『ドラキュラ』や2014年に公開されたアメリカ、イギリス、日本による映画『ドラキュラZERO(ゼロ)』で描かれたような愛妻家のブラド3世とはまるっきり異なり、彼の最初の妻がポエナリ城の塔から落ちたのは自殺でも事故でもなく、ハンガリー王の従妹と結婚してトランシルヴァニアの領土権を手に入れるには最初の妻と別れなければならず、カソリック(キリスト教伝統派)では離婚できない決まりなので突き落としたようだった。しかし、もちろん、愛と平和を説教するカソリック(キリスト教伝統派)の敬虔(けいけん)な信者をまさか不動産目当てで自分の妻を殺した下種(げす)なDV(家庭内虐待)犯罪者とは(けな)せないため今ではあのような美しい悲劇の恋愛話が織り込まれたホラー(恐怖)作品になっている。)』といった幻想(ファンタジー)小説がトランシルヴァニアの印象の大半だと思うが、第116話『汚水』(注1)その4で話した飛銚子(とびぢょうし)やその6で話した日本の鍋島の化け猫騒動と似て、国家(政府)が密かにトランシルヴァニアで行ってきた兵器開発を一般国民に悟らせず、いろいろな怪談や迷信、オカルト話を信じ込ませてできるだけ一般人にその土地について分からないよう、また、深く立ち入らせないようにして、さらにカソリック(キリスト教伝統派)を始め、様々な宗教に勧誘して寄付金(徴税)や信者(徴兵)を集めることが目的なので、最初に挙げた『The Vampire(ヴァンパイア)』でも話の筋に吸血鬼のような魔物に街中の路上で(のど)をかき切られて殺害されたとか、『Dracula(ドラキュラ)』では登場人物が夢遊病に罹ったとか、『ドラキュラZERO』の映画では中世の頃に生まれたブラド3世が輪廻転生して甦り、前世で結婚していた妻と再び出会って恋愛に落ちるとか、現実にはあり得ない話と何となく誰もが分かっていても、それを繰り返し見たり、聞いていると「もしかしてそういう事例(ケース)が起こるかもしれない」と勝手に妄想してしまう。そして、その妄想と現実の区別がつかなくなると、街中で人が残虐に殺害されていてもその犯人が生身の人間とは思わず魔物の仕業(しわざ)と本気で信じ込んでまともに捜査しなくなり、市中に凶悪犯を野放しにして治安を悪化させたり、詐病である夢遊病に自分も罹ったかもしれないと思い込んで精神科や心療内科に駆け込み、向精神薬(麻薬)を処方されて薬漬けになったり、あるいは死んでも(よみがえ)るとか、輪廻転生といった迷信や邪教にはまり込んでこの現実世界にたった一つしかない自分自身の生命(人生)を(ないがし)ろにし、前世や未来のことばかりを気にして占いや(まじな)い、祭礼や宗教儀式に()ったり、心霊商品を買い漁ったり、宗教団体の指示や命令に振り回されて借金だらけになったり、一家離散したり、日常生活が破綻したりと、読んだ人が不幸な人生(進路)に進むように誘導するのがそうしたオカルト(反自然主義)妄想恐怖(ファンタジーホラー)小説なので良識ある読者の方々はくれぐれも本の内容をよくよく精査し、綺麗な言葉に惑わされないようご注意願いたい。では、話が長くなってしまったが、トランシルヴァニアがどういう土地で何をしていたかこれでお分かりいただけたかと思うので、アメリカのゼネラルエレクトリック(GE)社がどういう経緯(いきさつ)で誕生し、その誕生にユニテリアン派というキリスト教団体が関わっていてなぜ、海外で信者を増やしたかについての話に戻りたいと思うが、一つ、言い忘れたので付け加えておくと、Transyl(トランシル)vania(ヴァニア)の語源は一般にはラテン語のTrans(トランス)「向こう側、超えた所」と、同じくラテン語のSilva(シルヴァ)「森、果樹園」を合わせて「森を渡っていく土地」か、またはローマ神話に出てくるシルヴァヌス神(=Silvānus)と呼ばれる森や牧畜業を護る守護神と合わせて「シルヴァヌス神を超える土地」との意味で名づけられたと言われるが、実際はトランシルヴァニア(元はTranssylvanæ)と呼ばれるようになったのは12世紀からであり、ハンガリー王によって招聘(しょうへい)されたフランドル人(トランシルヴァニアン・サクソン人)達が移住してきた頃と時期が一致することから、古スラブ語をラテン文字にしたsylvanæ「銀」と、現在の化学用語であるトランスメタル化(=Trans(トランス)metalation(メタレーション))を合わせて「物質(金属)を構成している要素(原子)に別の物質が合わさって化学反応することで、見た目は前と変わらない同じ物質(金属)でも要素(原子)の構造は全く異なる物質(金属)になる」という意味で、例えば、現代でトヨタ自動車その他の世界中の企業や技術者、科学者達が鉄鋼の要素(原子)の一つであるカーボンナノチューブ(炭素)(第116話『汚水』(注1)その5参照)を再現しようとしても、また、古代でインダス文明が造っていたウーツ鋼やそのウーツ鋼を(もと)に中世のオスマン帝国で造られていたダマスカス鋼(第105話『欺瞞』(注3)参照)を復元しようとしても難しいように、現代で製造している鉄鋼は見た目は同じ鉄鋼でも古代で造られていた鉄鋼とはその強度や腐食率(錆びの進み具合)、重量は全く異なる金属(原子)である。これを日本語では金属交換反応とも呼び、まさしく今も世界各国が競って開発に取り組んでいる素材だが、ルーマニア(旧、トランシルヴァニア)は今も昔も鉱業においては十指に入るぐらい豊富な天然鉱石に恵まれた土地であり、金を始め、石炭、鉄、銅、クロム、ウラン、水銀、石灰岩、マグネサイト(炭酸マグネシウムと菱鉄鉱(りょうてっこう)でできた鉱石)、大理石、黄鉄鉱、希少金属(レアメタル)であるアンチモンやストロンチウム(天青石(てんせいせき))など常時、60種類前後の天然鉱石と原油まで採掘している土地でもあるため、12世紀のハンガリー王もこれに目を付けてフランドル人達を自分の領土に移住させ、今は採掘量が減っているものの、中世の頃は銀鉱石を使ってトランスメタル化(金属交換反応)の研究開発をさせていたらしく、トランシルヴァニア(銀で金属交換反応を行う土地)とその地域が名づけられたのもそういう理由からである。)やハンガリーといった東欧の他、インド、南アフリカ、そして日本で信者を増やすようになり、こうした欧米白人種以外の信者達を勢いづかせる形でキリスト教宗主国(統括代表国)であるイギリスやアメリカはもちろん、スコットランド、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、カナダでユニテリアン派はその勢力を19世紀から拡大するようになった。なぜなら、何度も話を元に戻すようで申し訳ないが、第103話『略奪』や第105話『欺瞞』の中でも話した通り、アメリカ及びイギリス政府(王室)は鉄資源と自分達が造るよりももっと頑丈で高品質な鉄鋼製品が欲しかったからである。つまり、自分達、欧米人達の知識や技術ではどうにも真っ当な鉄鋼製品が造れず、鉄道にしても戦艦にしても事故ばかりが起きるので、上記の国々からその知識や技術を盗み取る為にキリスト教の宣教活動を装って潜り込み、海外の信者達からそれらの情報を聞き出しては本国に流していたわけで、第116話『汚水』(注1)その5に出てきたイギリスのブランクトリィー(ブレントゥリー)の小さな金物屋だったクリトル・ウィンドウズ有限会社が「工業所有権の保護に関するパリ条約」が締結された途端、活動し始め、1889年から鉄鋼材を扱う建築会社として操業できるようになったのは1887年(明治20年)にアメリカ・ユニテリアン協会の宣教師だったアーサー・ナップが布教と偽って日本に潜入できたからであり、この時、彼をわざわざ日本に招き寄せたのはもちろん、倒幕及び皇政復古の為に軍資金を貸し付けてくれて(第116話『汚水』(注1)その1参照)、黒船を寄こして強大な欧米諸国の軍隊が自分達の後ろに控えていることを徳川幕府や一般国民に見せつけてくれた(第104話『蒙昧』(注2)参照)そのアメリカとイギリス政府(王室)の厚意(単に日本を乗っ取る為に親切を装っているだけなのだが)に恩義を感じて頭が上がらなくなっていた大倭朝廷(現、皇室)ではあるが、個人的には慶應義塾大学の創始者である福沢諭吉(ふくざわ ゆきち)と、ナップが卒業したハーバード大学に留学した後、当時、初代総理大臣だった伊藤博文(いとう ひろぶみ)の秘書官を務めることになった金子堅太郎(かねこ けんたろう)がナップとユニテリアン派を来日させるよう明治政府に働きかけたからだった。特に金子は留学中、欧米白人種からかなり特許法について教え聞かされてきたらしく、法学の学位を(誰でももらえるとも知らず)ハーバード大学からもらった金子は意気揚々と帰国し、その学位をひけらかして早速、憲法や法律を日本でもいろいろ制定するよう明治政府に進言し出した。そのため、大日本帝国憲法や皇室典範(てんぱん)などを明治政府は制定したのだが、その中で案の定、特許法も設けてしまったため(専売特許条例1885年制定)、特許法の本当の意味がまるで分かっていない明治政府と金子はこれまで数千年に渡って(つちか)われてきた日本の財産である鉄鋼を始めとした様々な自然科学の知識や技術を無料(タダ)で欧米人達に売り渡してしまった。なぜなら、特許法とは第116話『汚水』(注1)その5でも説明した通り、発明した本人を保護する制度ではなく、発明品を“申請した者”が申請国(政府)と占有してその利益を分け合うだけの制度なので、既に流通している知識や技術を片っ端から専売にすれば当然、大衆から反発が起きやすくなる上、主要販売先の欧米諸国で特許申請が認められなければ専売の利益は何も得られない。つまり、欧米諸国に特許申請する際、その申請書の作成を手伝ったのがナップ他ユニテリアン派の宣教師達であり、彼ら欧米人達が申請した以上、その利益は発明した本人よりも申請者の欧米人と申請先の欧米諸国が分け合うことになる。このからくりにナップ達、ユニテリアン派が来日してから10年経ってようやく福沢諭吉や明治政府は気づいたようなのだが、その時は既に手遅れで明治政府がこれまで欧米諸国に借りた借金額は毎日、利息が積み上げられて(ふくれ)れ上がっており、自分達の足元にある知識や技術を切り売りするしか返す当てはなく、欧米諸国に言われるがまま従わなければ何ら利益はもらえないのだから、明治政府(現、皇室&自民党軍事政権)の存続はもとより、日本の国家(共同社会)の存続すら危うくなる。こうして、欧米諸国に仕掛けられた罠にまんまと引っかかった明治政府(現、皇室&自民党軍事政権)はその不平等を解消すべく欧米人達の接待の為に一般国民に重税を課して鹿鳴館(ろくめいかん)などの迎賓館(げいひんかん)を建設したり、出兵を指示されると大衆を納得させる為に多少、駆け引きはしても(第104話『蒙昧(もうまい)』(注2)参照)それ以外、異議を唱えることなく一般国民を徴兵して死地に売り飛ばしていった。それでも最初にナップ達、ユニテリアン派を日本に招いて日本の国土や知的財産、国民を無料(タダ)同然で叩き売った失態を演じた金子(かねこ)は全くそれを反省もせず開き直っていたようで、日本法律学校(現、日本大学)を設立して万国国際法学会(=Institute de Droit International、第107話『革命(2)』(注2)その1の中で話した赤十字社の創設者の一人であるスイスの銀行家で法律家のギュスターヴ・モイニエールと、第107話『革命(2)』に出てきたベルギー革命後の国民代表者に選ばれて国会議員となった父親を持ち、自身は高校時代にイギリスに留学して後にタイ王国の国政顧問(アドバイザー)にもなるベルギー人法学者のギュスターブ・ロランジャックミンが1873年にベルギーに設立した国際法の研究団体で、主に植民地国の法律で(イギリス王室(政府)が所有する)植民地政府と一般大衆の間で起きた紛争の際、どのように対処すべきかを検討する機関となっており、植民地政府からも判事や法学者、弁護士などをメンバーに入れて検討した法律を教育し、実施させるようにもなっている。その業績を称えて1904年にノーベル平和賞を受賞しているNGO(非政府)団体である。)のメンバーに選ばれたことから、日本国内で特許法を始めとした欧米諸国の欺瞞(ぎまん)行為への不満は高まる一方だったためそれを万国国際法学会で訴えて対処の方法を(あお)いだらしく、何でも言いなりの金子は都合が良かったのか、欧米諸国からの強い推挙(圧力)もあって帰国後も日露戦争のコーディネーター(調整)役として明治政府内で暗躍し、アメリカに日露戦争の軍資金を借りに行った際も「日本は領土的野心の為に戦っているのではない。ペリー総督がもたらした門戸(もんこ)開放(=アメリカが日本を占領し、その植民地経営がうまく行くよう)戦っている。将来は世界皆兄弟という東洋西洋の聖教の本旨(=イギリス王室(政府)が武力(暴力)と恐怖政治によって全世界を手中に収めようとするゾロアスター(戦争&暴力礼賛)教の本当の目標)を実現させる希望を日本人(と詐称する倭人達)は抱いている。」とまでお世辞を言って開戦に持ち込んだ。その後、日露戦争に勝利しても最初からロシアで革命(暴動)を起こして乗っ取ることを目的にイギリス政府(王室)が仕組んだ戦争だったので(第107話『革命(2)』(注2)その1参照)、戦争賠償金など日本に支払われるはずはなく、日本の欧米諸国への隷属状態は固定化されるようになった。そうなっても金子は、日露戦争の後始末を話し合うポーツマス条約で“自分が頼んだから”アメリカのセオドア・ルーズベルト大統領がロシアとの交渉に日本側に味方して乗り出し、口添えまでしてくれたということだけが名誉か誇りのように思えてうれしかったらしく、交渉の結果は日本側が損しただけに終わったのだが、金子だけは至って大満足で、しかも元々、開戦時に明治天皇が「天祐(てんゆう)(天の助け)を保有し、万世一系(ばんせいいっけい)皇祚(こうそ)(古代から延々と続く皇位)を()める(就いてきた)大日本帝国皇帝は忠実、勇武なる(なんじ)、有衆(臣民)に示す(命じる)。(中略)帝国の(おもき)を韓国の保全に置くや一日の(ゆえ)(あら)ず(日本が韓国の安全保障を重要視するのは今日昨日の話ではない)。()れ両国の累世(るいせい)の関係に()るのみならす韓国の存亡は実に帝国(ていこく)安危(あんき)(つなが)(ところ)たればなり(これは日本と韓国両国が何世代に渡って関係してきただけでなく、韓国の存亡は日本の安全保障にも繋がるからである)。(しか)るに露国ロシア()の清国(中国の清王朝)との盟約及び列国(諸外国)に対する累次(るいじ)度々(たびたび))の宣言にかかわらず、依然、満州に占拠し、益々、()地歩(ちほ)(立場)を鞏固(きょうこ)(強固)にして(つい)(これ)併呑(へいどん)せむとす(併合しようとしている)。(中略)(こと)、既に(ここ)に至る(事態は既に悪化している)。帝国(日本)が平和の交渉により求めむとしたる将来の保障は今日、之を旗鼓(きこ)(軍旗と太鼓、つまり軍事力)の間に求むるの(ほか)なし。(ちん)(なんじ)、有衆(臣民)の忠実、武勇なるに依頼し、(すみや)かに平和を永遠に克復し(元に戻し)、(もっ)て、帝国(日本)の光栄を保存せむことを期す。」との詔勅(しょうちょく)(天皇の命令)を出したことから、日露戦争は明治政府(現、皇室&自民党軍事政権)が戦争賠償金や新たな植民地を狙って起こしたものではなく、自分達、大倭朝廷(現、皇室)が発祥した韓国の領土を守る為に戦争(人殺し)を起こしたということになるため、韓国が大倭朝廷(現、皇室)の祖国と日本国民が知らない以上、わざわざ外国を守る為だけに現代のアメリカ政府でもなかなかしないような自国の国家予算を上回る借金をし、自国民も大勢、徴兵して死地に追いやり、戦争(人殺し)を行なった大日本帝国は正義の味方、平和を愛する人道的な国家(政府)と欧米諸国のメディアから持ち上げられ、絶賛されることになった。この欧米諸国からの揶揄(やゆ)と嘲笑と侮蔑が込められたお世辞報道を真に受けた金子は、自分がポーツマス条約を取り仕切ってまとめたからロシア軍を韓国から追い出すことができ、日露戦争の大義名分(開戦目的)が果たされたと一人(えつ)に入っていたのだが、それも元々、金子と同期入省で留学先のハーバード大学でも同じ法律を学びながら欧米人達でも脱帽するほど秀才として名高かった外務大臣の小村寿太郎(こむら じゅたろう)が反英米を掲げてロシア側に(くみ)した李氏朝鮮(りしちょうせん)(現、韓国)の政権を維持できるよう明治政府(皇室&自民党軍事政権)から密命を受けてロシア側と交渉したからで(小村・ウエーバー協定 1896年)、何度も同じ話で恐縮だが、ロシアに与したところで英米の支配からは逃れられず(第107話『革命(2)』(注2)その1参照)李氏朝鮮(現、韓国)があからさまに英米に反旗を(ひるがえ)したとなれば李氏朝鮮(現、韓国)の国際社会での立場は悪くなる一方なので(第105話『欺瞞』のアッバス・パシャ参照)、明治政府は英米と示し合わせてロシア側に与するよう扇動したのは李氏朝鮮の明成皇后(めいせいこうごう)(通称、閔妃(びんひ))の所為(せい)だとしてこれを暗殺して事を済ませようとしたのだが、朝鮮半島の支配者は自分と勘違いしていたのは閔妃(びんひ)(明成皇后)だけに限らずその夫の高宗(こうそう)も一緒で、妻を暗殺した刺客の手が自分にも及ぶことを恐れた高宗は自ら王権を放棄する形でロシアに亡命した。これで本来ならば14世紀から続いてきた李氏朝鮮王朝も終幕するはずだったのだが、それに「待った」の声を掛けたのが小村だった。と言うのも、明治政府の希望に反して英米政府としては最初から李氏朝鮮の政権を奪うことが目的だったため、明治政府に身内を暗殺するよう命じて実行させてからいつものごとく地元民を扇動して米軍の水兵まで動員し、ヤラセの革命(暴動)騒ぎを起こさせ(春生門(しゅんせいもん)事件 1895年)、高宗を亡命にまで追い込んだのだが、その革命(暴動)騒ぎの途中、動員した米軍の水兵や宣教師の存在はもちろん、革命(暴動)を起こして形勢が悪くなった扇動者達がロシアやアメリカの公使館に逃げ込んだことから欧米各国政府がこの騒ぎに深く関与していることが表沙汰になり、それを明治政府から李氏朝鮮(現、皇室)を維持するよう命じられていた小村は欧米諸国に対してはっきり「ヤラセですよね?」と指摘して一般大衆の対応と引き換えに李氏朝鮮王朝の存続を認めさせたからで、この時に交わした小村・ウェーバー協定の布石(ふせき)がなかったらポーツマス条約でロシア軍を韓国から撤退させることはできなかったはずなのだが、どれだけ小村が大倭朝廷(現、皇室)に誠意を尽くして骨身を削り、働こうとも、藩士の子と言っても町人(庶民)に近い身分の彼では金子のような桓武平氏(かんむへいし)(第50代桓武天皇の子孫)の血筋を持った公家(貴族)系の藩士とは最初から生まれで差別されるため、第116話『汚水』(注1)その5で話したスコットランド貴族のアルフレッド・ダグラスがワイルドの手柄を横盗りしたように、たとえ金子が法律のホの字も分かっていないような名ばかりの外交大使で日本の国家はもとより、明治政府(皇室&自民党軍事政権)にすら何ら貢献せず損害しか与えていなかったとしても、金子はあくまで皇族の血筋であるため何を失敗しようと大倭朝廷(現、皇室)によって許される。むしろ、金子より手柄や実績を立てた小村の方が(うと)んじられ、殺されるのが嫉妬深い大倭朝廷(現、皇室)の(おきて)なので、ポーツマス条約でも全権を任された大使として交渉をまとめ上げた小村の方が戦争賠償金や領土獲得ができずおめおめと帰国した弱腰(よわごし)大使として世論から叩かれるよう仕向けられ、その他にも公家出身と(おぼ)しき金遣いの荒い朝比奈町子(あさひな まちこ)という女性と見合い結婚させられて借金漬けにさせられたり、腸チフス(サルモネラ菌の一種であるチフス菌による食中毒)、肺尖(はいせん)カタル(鎖骨の上にある肺尖部位が結核菌に侵されて結核の初期症状を起こす感染症)、胸膜(きょうまく)肺炎(肺の表面や胸の内壁を覆っている膜が結核菌に侵されて炎症を起こす感染症)、肛囲(こうい)皮膚炎(お尻の肛門周辺がカビ菌によって感染し、水疱やかゆみが起きる感染症)と、事ある毎に病気にされて生死の境をさ迷うことになり、その病気と言うのがどれもこれも“感染症”なのだから大倭朝廷(現、皇室)による嫌がらせや悪戯(いたずら)であることは明らかで、最後は外務大臣を辞任したことを恨まれ、ワイルドと同じ髄膜炎(ずいまくえん)(薬品や病原菌によって脳やせき髄を覆っている髄膜に炎症を起こす感染症。第116話『汚水』(注1)その5参照)に罹らされて平穏無事な隠居生活も許されずそのまま暗殺された。一方、そんな小村とは裏腹に能天気な金子はポーツマス条約で手柄を立てたつもりでいるため天皇に意見や考えを述べられる役職である枢密顧問(すうみつこもん)に自分が選ばれたことで憲法の番人を自称し、晩年には貧民街の聖者を名乗る賀川豊彦(かがわ とよひこ)と一緒になって日本の国土に原子爆弾を投下させて焦土と化させ、日本国民を330万人以上、死傷させる太平洋戦争を起こす為のコーディネーター(調整)役として国政に関り、最後の最後まで自分が“奸臣(かんしん)”(能力もないのに高い地位に就いて国を亡ぼす臣下)だという自覚のないままこの世を去った。1億2千万人以上の国民(人間)の生命と財産を預かる重責の重みに無自覚な者を狂人と呼ぶなら、まさしくこの金子堅太郎という男こそ狂人なのだろうが、そんな狂人の意見や考えを聞いて憲法や法律の相談をしてきた日本政府(皇室&自民党軍事政権)はもっと狂っているとも言える。ともかく、この金子と福沢諭吉、日本政府(皇室&自民党軍事政権)がユニテリアン派というキリスト教団体を日本に呼んだ為に21世紀の現代まで英米両政府を筆頭に欧米諸国による日本の国土の占領と軍事力(暴力)を使った恐怖政治や蹂躙(じゅうりん)、重税と労働の搾取が行われるようになった経緯(いきさつ)はお分かりいただけたかと思う。それでも、日本がまだ、他の東洋(アジア)の植民地と比べて欧米諸国と肩を並べて渡り合ってこれたのは、大和民族が建国以来、大倭朝廷(現、皇室)率いる倭人達が侵略してくる以前に遺してくれた自然科学の知識と技術があったことと、何より“大和魂(やまとだましい)”という理不尽な発言や悪事には頑として譲らず、誰にでも(へだ)たりなく接し、誠意を込めて与えられた役目に最善を尽くそうとするからで、第110話『灌漑(かんがい)』(注2)で出てきた神功皇后(じんぐうこうごう)などもその()い例だろうが、上述した小村も祖母の(くま)に幼い頃から「ただ、誠の一字に尽くされる。正直ということは何より大切だ。」と躾けられてきた大和魂の持ち主だったからこそ横暴な欧米人達に臆することなく対峙し、その大和魂を通じて神様から授けられた智慧や勇気、幸運によってわずかながらも自由と権利が勝ち取れたのかもしれない。なお、日本が欧米諸国に従属する発端となった特許法について捕捉すると、明治政府(現、皇室&自民党軍事政権)の当初のもくろみとしては、欧米人達と技術提携することで欧米の科学(軍事)知識や技術を学び盗り、後から自立を図るつもりだったのだろうが、そもそも欧米人達は自分達で発明したり、産業を生み出す自然科学の知識や技術が無かったからこそ、15世紀から大航海時代と称して延々と中東やアフリカ、アメリカ、インド、中国、果ては日本にまで地球を渡り歩いていたのであって(第116話『汚水』(注1)その1参照)、彼らにお宝(資源や産業技術)があるのなら、最初から交易などしない。だから、交易相手との交渉の場で自分を有利にする駆け引きに自国の豊かさや将来性、文明(国富を創出する智慧や技能)の高さを自慢したとしても、実態を見てみないと分からないように欧米人達の自慢話は話半分で聞き留めるべきだったのだが、元々、欧米人達と同じく、大倭朝廷(現、皇室)も古代から日本人(大和民族)の創出した発明品や産業技術を真似したり、強奪したり、武力(暴力)で脅して無理やり作らせていたため宝物とまがい物の区別がつかない。そのため、徳川政権が限られた国と交易することはあってもなぜ、鎖国したまま産業革命に成功し(第116話『汚水』(注1)その6参照)、数百年にも渡って自分達、大倭朝廷(現、皇室)をも養えるほどの国富を創出できたのか?とか、自慢も弁明もせず黙々と命じられた仕事を完遂(かんすい)させてくる小村に対し、自慢話は多くても何ら成功実績はなく、むしろ損害しか産まない金子と比べても、明治政府(現、皇室&自民党軍事政権)にはその価値ある人や物と価値のない人や物との判断ができない。それゆえ、欧米人達の自慢話や見てくればかりに気を取られ、まんまと(だま)されたのだろうが、それに気づくのもかなり遅く、まぁ、フリードリヒとハインリッヒの名前さえ調べず3600円(現在の価値で約9千万円)も税金を出して国家の最高教育機関の教師に雇うぐらいだからその詰めの甘さからすれば当然と言えば当然かもしれないが(第116話『汚水』(注1)その6参照)、ナップ達、ユニテリアン派の信者達が経営する企業の一つであるゼネラルエレクトリック社に早くから小倉藩(こくらはん)(現在の福岡県北九州市)の家老の息子で九州地方にありながら徳川幕府寄りの考えで武力(暴力)よりも産業育成に力を入れていた藩校の思永館(しえいかん)を卒業した岩垂邦彦(いわだれ くにひこ)という、(のち)に現在の関西電力の技師(エンジニア)や日本電気株式会社の創設者にもなる男を渡米させて技術協力させたり、内国勧業(ないこくかんぎょう)博覧会と呼ばれる国産の発明品を展示する博覧会を開いたりして、ナップが来日した翌年の1888年には意匠法(いしょうほう)(製品の形状や模様、色彩などを含んだ図案(デザイン)を保護する法律で、現在は意匠法、特許法、実用新案法、商標法などの産業財産権法の一つ。)を制定し、欧米諸国を含めて世界で特許が認められ、専売できる産業製品を生み出そうとあれこれやってはみたものの、提供した技術はことごとく欧米人達に盗み取られ、内国勧業博覧会は開催してもなかなかこれといった発明品が集まらず売れ残ったりして儲からず、失敗に終わっただけだった。何せ、ゼネラルエレクトリック社を立ち上げたきっかけとされ、エジソンが発明した物と今でも思われている白熱電球も、実は岩垂(いわだれ)がゼネラルエレクトリック社で働き始めるまで商品化されておらず、唯一、実用的と言えば、エジソンより先に1880年にイギリスで特許を取得していた発明家で起業家のジョゼフ・スワンが苛性(かせい)ソーダ(第116話『汚水』(注1)その5参照)に浸けた木綿糸(もめんいと)を炭化させて作った炭素フィラメント(=filament、電気熱で発光するワイヤー(電線)部品。)の白熱電球だけで(British(ブリティッシュ) Patent(パテント) 4933)、それでも電球の寿命がたった40時間という2日に一回は電球を取り換えなければならない照明器具など売れるはずもなく、それをエジソン、と言うよりアメリカ及びイギリス政府(王室)経営のゼネラルエレクトリック社は一般庶民のスワンの発明品を横盗りしようとフィラメント(電線)の材質を糸だけに限定せず、白金その他の金属類や紙といった他の材質も混ぜて特許の申請書に曖昧(あいまい)な表現で記載し、スワンの発明品に付加価値を付けた全く別の発明品であるかのような印象操作を行ってとりあえずスワンと同じ1880年にアメリカで特許を取得しておいたのだが(US(ユーエス) Patent(パテント) No.223898)、その後、岩垂が入社してきてから竹炭をフィラメント(電線)に使うことを提案したため電球の寿命が1200時間以上にまで延び、結局、それが決め手となって「工業所有権の保護に関するパリ条約」の4条により新規性、進歩性が認められた場合、スワンの後から特許を申請したエジソンでも優先権が発生し、「元々、発明していたのは自分」と主張できるようになるため今ではエジソンが白熱電球を発明したと言われるまでになった。つまり、材質についての説明をいい加減かつ曖昧(あいまい)に表現することで後から別の材質を言い出されてもそれも一緒に含めていたと言い訳ができ、イギリス人でも一般庶民のスワンと東洋(アジア)人の岩垂の発明品を横盗りする際に使う彼ら法律をいじくってその特権を振り回す嘘つき階級の常套手段なのだが(第116話『汚水』(注1)その5のサマセット裁判を参照のこと。)、その一方で、苛性(かせい)ソーダや炭化した木綿糸(コットン)で白熱電球を作ったスワンや竹炭をフィラメント(電線)に使うよう提案した岩垂らのそのはっきりとした材質選択こそ、彼らがその発明品を作るまでいろいろと学んで試行錯誤し、研究してきた(あかし)でもあった。なぜなら、スワンが生まれ育った土地はイギリスでも北海に面したサンダーランド市という港湾都市であり、港湾ゆえに植民地開拓の為の軍需産業が盛んで、紡績(木綿糸)を装った兵器製造(上述の織物や第116話『汚水』(注1)その5のラント(硝酸カリウム)を参照のこと。)や木材を伐採しすぎたイギリス政府(王室)がエネルギー政策を石炭に移行(シフト)させたと第103話『略奪』で話した通り、そうした石炭を使った工業(軍需産業)で稼いでいた土地でもあって、その中でスワンは薬局や化学製品の会社で勤めていた職歴を持っていたため、彼が電気熱を通す為に苛性ソーダや木綿糸を使ってそれらを炭化(石炭)させるという考えは彼のそれまでの人生を物語っているため誰にも否定できず、また、岩垂が竹炭を使ったのも第116話『汚水』(注1)その5の中で豊臣秀吉の父親の弥五郎が古来より大和民族が伝えてきた冶金(やきん)(製錬&精錬)を行う際に竹炭を使っていたように、竹炭は日本の伝統なのでそれを藩校の思永館(平和への思いを永遠に伝える為の館(学校))で教えられて育った岩垂が、父親を大倭朝廷(現、皇室)に殺され、その仇討ちの為に上京しながら日本の国家(共同社会)の安泰を思って仇討ち(私憤)を断念し、その口惜(くや)しさと無念を胸にひたすら日本国の為にと自分に言い聞かせ、歯を食いしばって日本の国土と国民を占領した欧米人達の会社で働き、日本や世界に灯をともす為の最善案と思って竹炭をエジソン達、ゼネラルエレクトリック社に勧めたことも誰にも嘘だとは否定できない。だから、古代から伝えられてきた文明(神からの智慧)を守って欧米よりも200年以上も前に産業革命を果たした江戸時代の高等教育を受けてきた岩垂のような日本人からすれば、大倭朝廷(現、皇室)はもとより、欧米人達が自然科学の知識や技術を悪用していつでも兵器転用できるよう仕込まれている軍需産業の玩具(おもちゃ)など子供(だま)しもいいところで思考回路の水準(レベル)が低すぎて話にもならないのだが、何せ、相手は人類史上、始まって以来、国家(共同社会)が滅亡しようと、故国を追い出されようとも全く苦にせずゾロアスター(戦争&暴力礼賛)教という邪教にしがみついてきた狂信者達でもあるため(第116話『汚水』(注1)その3参照)、岩垂の考案した竹炭フィラメント(電線)を厚顔無恥にも自分達が考えて開発したと言い張った。そのため、当然、岩垂を派遣した明治政府(現、皇室&自民党軍事政権)が特許を取得することはできず、一円の得にもならなかったのだが、それでも軍資金と軍隊を欧米人達に借りて倒幕した明治政府(現、皇室&自民党軍事政権)は先に中間子論を発表して特許も申請できるはずの湯川を欧米人達と一緒になって全く(かば)わなかったように(第116話『汚水』(注1)その8参照)、岩垂が何を考案し、発明しようとその図案も発明品も全く擁護しようとしない。その結果、白熱電球だけでなく、キネトスコープ(=the Kinetoscope、ギリシャ語でKineto(キネト)「自動の」と英語のscope(スコープ)「照準器」で「自動照準器」という意味で、連続した写真を外に張った幕に映す映写機(第104話『蒙昧』(注3)参照)のことではなく、(のぞ)き穴から巻かれた写真の束が自動で連続に動くのが見れる映像機器のことで、一般には映画観賞用と思われがちだが、実際は連射銃などに取り付ける照準器の見本品(サンプル)であり、連射させて銃身が動いても標的(ターゲット)を狙う際の照準(目標点)がぶれないよう作られた機器がこのキネトスコープである。元は第96話『合金(2)』でも話したろくろや滑車、歯車といった青銅器時代から伝わるはずみ車の技術が使われており、日本でも“からくり”と呼ばれる歯車で動くロボットのような機械人形がよく知られているが、AD658年には『日本書紀』や中国の歴史書である『三国志』にも出てくる指南車(しなんしゃ)という名の爆弾を投げる際に使う照準器が作られており、歯の数が違う複数の歯車を荷車の車輪に取り付けて右や左、前や後ろに荷車を動かしても歯車が噛み合って定位置に戻るようになっていて、荷車の上に載せた指を指す仕草をした仙人の人形が指し示す方向へ爆弾を投げるようになっている。現代でもこの歯車の仕組みを使って自動車に付けられた個々の車輪の回転速度を速めたり、遅くしたりして自動車が曲がるようになっていて(差動歯車)、人類が物作りを始めてから今日まで歯車は機械に欠かせない部品の一つだが、日本では特に人形などの子供の玩具(おもちゃ)にも用いられてきたため、江戸時代後期からこのからくり(歯車)を使った人形劇や紙芝居が流行るようになった。それが“のぞきからくり”と呼ばれる穴から(のぞ)いて中の人形劇や紙芝居を見る仕掛けで、まさしくキネトスコープそのものだった。もちろん、岩垂がゼネラルエレクトリック社にこの“のぞきからくり”を作ってみせたことから、アメリカ政府はエジソンの発明にして特許を取得しようとした矢先、漏洩事件が起きた。ゼネラルエレクトリック社の従業員の一人だったルイ・ルプランスという男が岩垂の作ったのぞきからくり(キネトスコープ)をそっくりそのまま真似てイギリスで1888年に特許を取ったしまった(British patent 6928)。イギリス政府(王室)の方も誰が申請者だろうとその雇用主がゼネラルエレクトリック社(アメリカ政府)であれば利益は自分達の懐に入ってくると思っていたためルプランスが機密漏洩者とも思わずつい、認可してしまった。ところが、後でルプランスが軍事機密を盗んで申請したことを知ったアメリカとイギリス政府(王室)はいつものごとくちょうど故郷であるフランスに戻って列車で旅行していたルプランスをそのまま拉致して暗殺した。それから10年後、ルプランスの特許申請を手伝っていた彼の息子のアドルフがエジソンとゼネラルエレクトリック社系列の映画会社を相手取って告訴したため、再び特許を巡って誰がキネトスコープ(のぞきからくり)を発明し、誰がルプランスを殺したのかで世間が大いに盛り上がってしまったことから、もちろん司法を操るエジソン達が勝訴したものの、アドルフの口から何らかの真相が暴露されることを恐れたアメリカ政府は訴訟から2年後、彼も暗殺した。こうして、キネトスコープ(のぞきからくり)はゼネラルエレクトリック(アメリカ政府)の特許になり、その後、アメリカとイギリス政府(王室)の“からくり”を介添えをする為に黒子(くろこ)(歌舞伎や文楽(人形劇)の途中で背景や大道具の変更、役者の衣装替えなどを手伝ったりする黒い衣装を着けた助手のことで、正しくは黒衣とも書く。)に徹するようになった岩垂(いわだれ)を始めとした日本人技師(エンジニア)達は欧米人達の注文に合わせて知識や技術を切り売りするようになり、当初のキネトスコープ(のぞきからくり)も今度は直接、写真フィルムを歯車に噛ませて一定間隔で()るようにし、折って蛇腹(じゃばら)に畳んだだけだった写真フィルムも独楽(こま)水車(すいしゃ)に似た円盤型のリール(巻き軸)に収まるよう改良してみせた。確かに、歯車は何度も言うようだが、日本だけでなく、古代から世界の誰もが知っていた技術なのでヨーロッパではそれを使った時計が中世から広く普及していたが、本来ならば古代から連綿と親から子へ、子から孫へと受け継がれていくはずだった知識や技術が戦争(人殺し)が起きる度にその価値が分からない者達の手によって壊され、失われていく。そのため、パックス・ロマーナ(ローマ帝国下での平和。第91話『ロゴス(言葉)(1)』の蝋版を参照のこと。)で一時期は産業知識や技術を取り戻し掛けたはずのヨーロッパも、中世の半ばまで歯車の存在すらほぼ忘れてしまっていた。加えて、欧米白人種には正しい自然科学の知識や技術を学ぼうという姿勢はなく(第116話『汚水』(注1)その4参照)、あくまでいかに人や物を破壊して、どうすれば他人より自分だけが楽に稼げるかといった人との争いの手段としてのみ自然科学の知識や技術を悪用して研究しているだけなので、壊す兵器と色や形などで他人を(あざむ)く装飾品は()けていても、多くの人の暮らしを支えたり、便利にしたり、他の誰かに喜んでもらえる細かく行き届いた配慮や精巧さ、耐久性などは(いちじる)しく劣っていた。だからこそ、白熱電球も実用化や商品化ができなかった訳で、むろん、キネトスコープ(のぞきからくり)もそうした点での改良が欧米人達では難しかったため岩垂を始め、特許の申請書には決して名前を記されることのない日本人技師(エンジニア)達が自分達の国家(共同社会)を富ませる為だからとの明治政府(現、皇室&自民党軍事政権)の言葉を信じて頭をひねっては額に汗して改良に励んでいたのだが、結局、彼らの努力は何一つ、報われることはなかった。覗き穴から観るだけだったキネトスコープ(のぞきからくり)を今度はその穴に拡大レンズを付けて逆に外へと映像を大きく映し出すようにし、また、その穴を通じて動いている人や物などを撮影するキネトグラフ(=Kinetograph、現代ではGun(ガン) camera(カメラ)。日本語では写真銃とも言う。第104話『蒙昧』(注3)で簡単に説明した通り、プロジェクター(映像機器)やカメラ(撮影機器)の原型は既に古代から作られていて、元々は天文観測をする上で必要だったことから発明されたものだが、娯楽として人形劇や影絵の投影などにも用いられるようになり、悪用されて戦争(人殺し)でも使えるように研究され始めたのがちょうど東ローマ帝国(東ゴート族)のユスティニアヌス1世の時代であるAD6世紀頃からで、アッシリア帝国で行われていた(かみなり)を呼んで空爆が行える戦闘機やバベルの塔を再現しようと天文学を研究し出したことがきっかけだった。その研究者の一人が現在のイスタンブールにあるアヤソフィア(=古ギリシャ語でἉγία Σοφία、現代のトルコ語ではAyasofyaで、「聖なる知恵の場所」という意味のキリスト教の聖堂を装った東方正教会(キリスト教異端派)の天文観測所&兵器研究施設である。ドーム様式の教会で高さ55m、幅73m、AD532年頃から建設が始められ、世界貿易センタービルと同じく要塞としての強度を確認する爆破実験塔でもあるため(第116話『汚水』(注1)その5参照)途中、何度か壊されたり、改装されてはいるが、一応、21世紀の現代もユネスコの世界遺産に登録されて残されている疑似天文学に基づいたバベルの塔である。)の建築に携わったとされるトラレス(現、トルコのアイドゥン市)出身のアンテミウスという男で、裁判で負けたことを恨んで隣家に住んでいた弁護士に何度も嫌がらせをするような性格の悪い男だったらしく、暖房用に床下を流れるように設置されている温水(第57話『陰謀』参照)をわざと沸騰させて蒸気による動力(第90話『分かれ道(2)』(注2)参照)を使って隣家の床を破壊したり、壁に穴を開けて太陽の光を鏡に反射させ、それを弁護士の目に直接、当てて失明させようとしたり、現代で例えれば、レーザーポインター(光線)を他人の目に当てて目の網膜に火傷(やけど)を負わせるようなもはや幼稚な悪戯(いたずら)では済まされない悪質な嫌がらせ、もしくは立派な犯罪だが、この時にレーザー(光線)を悪用したことで他人に火傷を負わせられることに気がついたアンテミウスは太陽光線を集中させることが(かみなり)のような破壊力を持った爆弾になると考えた。そのため、太陽光線で爆破できるように設計したのがアヤソフィアであり、アヤソフィアなどの爆破装置の模型として作ったのが現代で使われている穴にレンズを取り付けたカメラ(撮影機器)の原型だった。その後、このアンテミウスの犯行手口を真似して似たような爆破装置を作ろうと研究が重ねられ、10世紀に化学薬品に太陽光線を当てることで爆発させようと考えたのがイスラム教の学者のイブン・ハイサムで、ほぼ現代と同じカメラと写真フィルムの基礎について書いた本が『كتاب المناظر(邦題にすると『光学の書』1011年~1021年の間に全7巻を発刊)』であり、ハイサムはレンズを使わずに箱に小さな穴を開けてそこから太陽光線を通し、中に張った写真フィルムに映像を焼き付けるピンホールカメラ(針穴写真機)も作っていたそうで、その本に基づいてヨーロッパでは火薬や薬品を研究していたドミニコ会(第116話『汚水』(注1)その3参照)のドイツ人修道士だったアルベルトゥス・マグヌスが写真の感光材(太陽光線に反応しやすい火薬)として硝酸銀(しょうさんぎん)を、ドイツのザクセン選帝侯領(第115話『生命』(注1)参照)のケムニッツ市(=Chemnitz、古スラブ語の「鉱石の多い土地」という意味のKamjenicaを転用した都市名で、現代英語のChemistry(ケミストリー)「化学」の語源である。)に生まれて現在も存続しているマイセン市のサンクト・アフラ寄宿学校(=Sächsisches Landegymnasium Sankt Afra zu Meiℬen、毎年、選抜試験を行って高い才能や技能の持ち主とドイツ政府が認めた児童だけを集め、全額学費を税金で(まかな)って小中高まで一貫して寄宿制にしているエリート兵器研究者及びスパイ養成学校である。大学はドレスデン工科大学(=TU Dresden、1828年設立)に推薦で進めるようになっているが、試験でエリートコースに振り分けられるようになっており、常に成績優秀者でなければ在籍しづらい学校でもある。学校名のサンクト・アフラ(聖女アフラ)とはAD4世紀にキリスト教に改宗した売春婦の名前で、テロリスト組織であるキリスト(人殺しの十字架)教の司祭(傭兵)達を(かくま)って逮捕されたアフラはその隠れ家などを一切、話さなかったため火あぶりになったそうで、その口の堅い(?)彼女にちなんで特権階級が行う軍事機密を絶対に外に漏らさないよう幼い頃から徹底して教育する為に1543年に建てられたのがこのサンクト・アフラ寄宿学校である。ちなみに、アフラとはヘブライ語、またはフェニキア語(古代ギリシャのポリス(都市国家)だったカルタゴ(現、チュニジア)で使われていた言葉。)で「(ちり)」という意味で、つまり、この学校の生徒は全員、「いつでも特権階級の為に殉教(犠牲死)する覚悟でいるよう教え込まれた塵屑(ちりくず)みたいな使い捨て傭兵」ということになる。2021年現在、280人が在籍しており、この学校の卒業生の一人が明治政府(現、皇室&自民党軍事政権)がつい、名前を間違えて東京大学の鉱学教授に雇い損ねたフリードリヒ・ナウマンである。)の講師でもあった碑文(ひぶん)研究家(様々な鉱石に刻まれた銘文(めいぶん)を解読したり、その石碑の特徴などを調べる考古学学者のこと。)のゲオルグ・ファブリツィオスが塩化銀を発見して、銀塩写真(塩化銀、臭化銀(しゅうかぎん)、ヨウ化銀などの、いわゆるハロゲン化銀と呼ばれる化学薬品で映像(太陽光線)を焼き付ける写真。)、つまり、現代の写真フィルムの基礎となった。このように、カメラや写真フィルムは決して趣味や娯楽の為に開発されたものではなく、古代からずっと兵器の一つだったのでそれを弓矢や投げ(やり)が銃に変わっていた19世紀に合体させた物が写真銃(ガンカメラ)である。1882年にフランスの自称、医者で天文学者のエチエンヌ・ジュール・マレーが開発した兵器で、主に連射銃、連射式大砲を想像(イメージ)して作った試作品らしいが、時計を模した円盤型のプレート(板軸)に切手ぐらいの大きさの写真フィルムを貼って被写体に向かって銃を撃つように指で(はじ)くと時計の針が動くように写真フィルムが自動で新しいフィルムに変わる仕組みになっていて、1秒間に12枚ほどの連続撮影ができた。この写真銃の他にクッキーの丸い空き缶を利用して走馬灯(そうまとう)(=Zoetrope(ゾーイトロープ)、死に(ぎわ)になると走馬灯のように過去を思い出すという言葉や仏教(ゾロアスター教日本版)のような霊魂の不滅を信じて死者を(まつ)る宗教儀式で提灯(ちょうちん)灯篭(とうろう)の中で影絵がくるくる回る走馬灯を飾る風習が今も田舎で見かけることがあるが、走馬灯が死者に関わるのは元々、兵器だったからで、古くはBC2700年頃に現在のイラン、アフガニスタン、パキスタンの国境が交わる所に位置するシャフレ・ソフテ市(=Shahr-e Sukhteh、ペルシャ語で「焼けた都市」という意味。インダス文明の影響を受けながらBC3200年~BC2350年頃に花開いた青銅器時代では最大都市の一つで、BC2700年頃までは陶器産業が盛んな都市として徐々に大きくなっていったが、一旦、戦火で都市の一部が焼かれた跡があり、そこから復興して陶器に色付けする陶磁器(第116話『汚水』(注1)その6参照)を作るようになったため、その技術の進歩で都市は以前より拡大したが、陶磁器の登場で核兵器も作れるようになり、結局、再度、戦火に見舞われてBC2350年頃から廃墟と化すようになった。その由来からシャフレ・ソフテ=「焼かれた都市」と呼ばれるようになり、1967年から発掘され始め、2014年に世界遺産に登録された“砂漠の中の”都市遺跡である。なお、シャフレ・ソフテの興亡についてはもう少し後で詳しく語っていくつもりなのでしばらくお待ち願いたい。)で見つかった世界最古のアニメーション(動く絵画)と言われ、現在、イラン国立博物館に保管されている大きな(さかずき)優勝杯(トロフィー)のような陶磁器に描かれた山羊(やぎ)の絵が走馬灯の原型であり、それをくるくる回すと現代のアニメーション(動画)と変わらず山羊が飛び跳ねて草を()む様子までが描かれていて、それをなぜ、単なる(うつわ)の絵柄ではなくアニメーション(動画)と断定しているのかと言うと、古代から走馬灯に似た陶磁器を使った空爆の話が伝承されてきたからである。だから、中国語で「走る馬の灯」という言葉になった訳で、中国ではBC1世紀頃から核兵器と思しき走馬灯の再現を始めたらしく、丁緩(ていかん)という名前の技師が提灯(ちょうちん)の上部に竹のプロペラを取り付けて提灯の油に火を点け、その熱で提灯の中の空気を温めて下からプロペラに蒸気を当てて空に飛ばす、現代の蒸気タービンや熱気球の原理(基本法則)を使った走馬灯を作っていたらしく、それが中国の歴史書のみならず、イギリスのケンブリッジ大学の生化学者(=Biochemist(バイオケミスト)、生物化学者とも言い、医学や化学、遺伝学などを連結させて研究する学者のこと。)だったジョゼフ・ニーダムが1954年から編纂(へんさん)を始め、ユネスコ(=The United(ユナイテッド) Nations(ネイションズ) Educa(エデュケー)tional(ショナル),Scientific(サイエンティフィック) and(アンド) Cultural(カルチュラル) Orga(オーガ)nization(ナイゼーション)、国際連合教育科学文化機関。「戦争(人殺し)は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和の(とりで)を築かなければならない。」、「世界の諸人民に対して人種、性、言語、または宗教の差別なく確認している正義、法の支配、人権及び基本的自由に対する普遍的な尊重を助長するために教育、科学及び文化を通じて諸国民の間の協力を促進することによって、平和及び安全に貢献することである。」とのユネスコ憲章の理念(目的)に基づいて1945年に設立された国際連合の機関の一つである。ただし、この機関の前身となった国際知的協力委員会(=The Inter(インター)national(ナショナル) Committee(コミッティー) on(オン) Intelle(インテレ)ctual(クチュアル) Coope(クーパ)ration(レーション)、ICIC)のメンバーが偽原子理論物理学者のアルベルト・アインシュタイン、同じく偽生化学者のマリー・キュリー、偽物理学者のロバート・ミリカン(第116話『汚水』(注1)その8参照)、進化論に基づいた『L’É volution créatrice(邦題は『創造的進化』1907年発刊)を書いてイギリスの科学教育を持ち上げ、ノーベル文学賞を受賞したフランスの偽哲学者のアンリ・ルイ・ベルクソン、カソリック(キリスト教軍事総合商社)擁護の為に30冊以上の本を書いてバチカン市国の司法権を行使できるローマ教皇庁(=the Holy(ホーリー) See(シー)、聖座とも呼ばれるバチカン市国の法律機関)の職員となり、ローマ教皇庁が国連を統括できるよう口添えしたスイス人貴族のゴンザーグ・ド・レイノルドなど、ユネスコ憲章に掲げられた理念(目的)とは裏腹の、どちらかと言うと戦争(人殺し)賛同派の人物ばかりであり、現在、投票権を除けば国連内での全ての権利が認められている永久国連総会オブザーバー(監督者)のローマ教皇庁がユネスコの設立に関わっていたということは、今更、何度も言うまでもなく、第116話『汚水』(注1)その4で話した詭弁(きべん)と性犯罪、盗用、人殺しを教育するカソリック(軍事総合商社)の教育方針を世界中で推進する為の機関である。)の重要な科学技術辞書に指定されている『Science(サイエンス) and(アンド) Civili(シビライ)sation(ゼーション) in(イン) China(チャイナ)(邦題にするなら『中国における科学と文明について』1954年発刊後、2021年現在も常時、改訂中)』にも載せたほど、走馬灯は2021年の今も世界中の科学者達が研究し続けている重要な軍事技術の一つであり、中国の元宵節(げんしょうせつ)(新年の最初の満月の日を祝うお祭りで、春節(正月)から数えて15日目に行われる。)で古来から願い事を書いて空に上げられる天灯(てんとう)(=Sky(スカイ) Lantern(ランターン)、AD3世紀の『三国志」に出てくる軍師の諸葛孔明(しょかつこうめい)(または忌み名で諸葛亮(しょかつりょう)とも呼ばれる。)が戦時の通信手段に用いたことにちなんで孔明灯(こうめいとう)とも中国では呼ばれている空飛ぶ走馬灯、もしくは熱気球式の提灯のこと。)の他、日本では1969年から小学館(第116話『汚水』(注1)その8参照)で出版され、いじめられっ子の少年が未来から来た猫型ロボットの出す玩具(おもちゃ)妄想(ファンタジー)兵器)を使えばいじめっ子達をぎゃふんと言わせて自分が優位に立てると教える藤子(ふじこ)F(エフ)不二雄(ふじお)(本名は藤本弘(ふじもと ひろし))の漫画『ドラえもん』(ドラとは仏教や歌舞伎、艦船が出る際に鳴らされる銅鑼(どら)と呼ばれる金属製の打楽器のことで、格闘技に鳴らされる試合開始のゴングのようなものであり、普段は怠け者で何もしないのに銅鑼(どら)が鳴るとすぐ遊びや戦争(人殺し)に行きたがる者のことを“ドラ息子”と呼ぶことから、これに宮中の衛兵を意味する衛門(えもん)を後ろに付けた言葉が“ドラえもん”である。また、ゾロアスター(拝火)教のシンボルであるドラゴンからドラを採って「竜の番兵」という意味でもある。)に出てくる頭に付けると空を飛べるようになるというタケコプターや近年、上空から撮影や配達を行う無人航空機のドローン(=Drone、英語で「(はち)」という意味で、通常、自分で蜜を採って来るHoney(ハニー) Bee(ビー)「蜜蜂」、またはWorker(ワーカー) Bee(ビー)「働き蜂」と呼ばれる蜂はメスで、働かず生殖能力の高い女王蜂と交尾するだけのオスの蜂をドローンと呼ぶため、そこから「働かずに大衆が稼ぐ税金に(たか)って王侯貴族の子孫を守ろうとする者が作った兵器」との意味を込めて名付けられた空飛ぶ玩具(疑似科学兵器)が無人航空機器のドローンである。)なども古代の走馬灯(プロペラで飛ぶ核兵器)を再現する為に考案された、または実際に開発された兵器の試作品だが、ヨーロッパでも中世から中国の天灯(熱気球)を真似した走馬灯の研究が始められたものの、カソリック(キリスト教軍事総合商社)を筆頭としたキリスト(人殺しの十字架)教教育では全く自然科学の知識や技術は発展しなかったため、ひたすら東洋の歴史的文献を漁って盗用するしかなく、1865年にアメリカのブラウン大学(第116話『汚水』(注1)その8の植民地大学またはアイビーリーグを参照のこと。)の学生だったウィリアム・エンサイン・リンカーンが走馬灯を研究して作った物がZoetrope(ゾーイトロープ)、古ギリシャ語のzoe「生命」とtropos「回る、車輪」を併せて「輪廻転生」と名付けられた玩具(疑似科学兵器)であり、1860年から子供向けの玩具メーカーを装ってアメリカ政府が設立したミルトン・ブラッドリー社(=Milton Bradley Company、現、ハズブロ社。途中、何度か経営に失敗して売却されたことになっており、ミルトン・ブラッドリー社は1998年に売却されて消滅したことになっているが、アメリカ政府が経営する玩具会社(軍事企業)なのでハズブロ社(=Hasbro,Inc、1923年設立)として2021年も存続している。日本でもおなじみのモノポリーや人生ゲームといったボードゲームを販売してきた会社である。2021年時点の従業員数は約5,600人、売上高は51億米ドル(日本円で約5,556億円))がこれを商品化して1866年から販売し、1867年に特許も出願した。(US Patent No.64117)これにより走馬灯はインダス文明や中国文明の発明品ではなく、欧米のキリスト教文明が生み出した世界初のアニメーション(動画)技術ということになったため英語では商品名のZoetrope(ゾーイトロープ)が走馬灯の代名詞になっている。)を作るようにまず、缶の内側に絵を描き、次にそれとは別の小さな丸い缶の外側に鏡を貼り付け、それを最初の缶の真ん中に置いてろくろ式にその鏡の缶を回すと中の絵が鏡に反射してくるくる回り、動画のように見えるプラキシノスコープ(=Praxinoscope、古ギリシャ語のPrâxis「実用的で大当たりする」と英語のScope「照準器」を併せて現代風な言葉で訳すと「撃てば撃つほど必ず大当たりする照準器」という商品名の映写機を装った兵器。)を開発したフランス人写真家のエミール・レイノーがこれをさらに改変して直接、缶の内側に描いていた絵を別の小さなガラス板に描くようにしてこれを帯状の厚紙に一枚一枚、貼り付け、さらに各ガラス板の間に小さな穴を開けて缶の内側に付けたピンに噛ませるようにして缶を回すと現代の写真フィルムと同じように缶の中で厚紙の帯に貼ったガラス板が動くようにした。これによってそれまで缶に直接、絵を描くか、もしくは絵を描いたガラス板を缶に貼り付けて限られた枚数の絵(火薬)しか見れなかった(撃てなかった)ものが、長い帯に何枚ものガラス板(火薬)を貼った写真フィルム(=Photographic film)の原型が開発されたため、現代のマシンガン(機関銃)で使われるベルトに薬きょう(弾丸)を収めて何十発も連射ができる“弾帯(だんたい)”(=Ammunition belt)の原型も作られることになった。しかも、このプラキシノスコープは一応、古代の走馬灯(核兵器)を再現したつもりの兵器であることと、また、実演販売も行う予定だったため、写真フィルムを多くの人達に見せられるよう太陽光線よりも弱いランプの光を直接、当てて鏡に反射させ、その映像をさらに拡大レンズを使って外の幕に映し出すようにもした。こうして、1889年に開かれた第4回パリ万博(第一回パリ万博は第103話『略奪』参照)に出かけたエジソンは写真銃を作ったマレーから話を聞き、また、パリ万博に出品されたレイノーのプラキシノスコープ(連射弾帯付き照準器)やドイツの写真家で、狩猟によく使われる散弾銃(=Shotgun(ショットガン)、一発の銃弾の中に無数の小さい銃弾が詰められていて標的に複数の傷を負わせられる大型銃のこと。)を想像(イメージ)してスナップ写真(=Snap(スナップ) shot(ショット)、スナップ写真とは、一般的には一瞬の出来事や人、物、背景などを(とら)えて撮影した写真のことだが、元々は狩猟などで素早く標的を撃ち落とす速射のことなので、英語では“スナップショット”(速撃)と呼んでいる。)を撮り(撃ち)やすくするため、写真フィルム(火薬)に太陽光線が当たる時間を素早く調整できるようカメラのレンズの前に二枚の板(シャッター)を取り付け、それぞれ時間をずらして下ろすことで瞬間的な撮影(速撃)ができるフォーカルプレーンシャッター(焦点時間差シャッター)を作ったオットマール・アンシュッツがこれまた走馬灯を再現しようと、第一回パリ万博で金賞を受賞した同じドイツでも古代のチュートン人の子孫がひっそりと冶金(やきん)をして暮らしていたチューリンガー・ヴァルド(=Thüringer Wald、ドイツ語のThüは第116話『汚水』(注1)その4で説明した通り、チュートン人達からチューを採った言葉で、ringer(リンガー)はドイツ語のringen(リンゲン)「葛藤する、取っ組み合う」という動詞を名詞の「~する人」に変えたものであり、これに「森」という意味のwaldを合わせて「良心(神)と誘惑(人)の狭間で悩みながら常に葛藤するチュートン人達が住む森」という意味の地名で、ローマ帝国の衰退で戦火を逃れてセルビアへ移住していったチュートン人達のように、チューリンガー・ヴァルドに住み着いたチュートン人達も同じように戦争(人殺し)で住み慣れた土地を追い出され、安住の地を求めて流離(さすら)い、どうにかたどり着いたのがドイツ東部のチューリンゲン州で、おおよそ千m級の山々に囲まれた緑豊かな土地だが、その高度な冶金(製錬&精錬)の腕を買われて中世以降、武器製造を行うようになり、最高峰であるグローセ・ビアベルグ山(標高982m)近くのズール市では2021年現在もライフル銃で有名なメルケル社(=Merkel Jagd-und Sportwaffen GmbH、1898年創業。第二次世界大戦後、ソ連に接収されて東ドイツ(現、ドイツ。1961年から高さ3.6m、南北約155kmの“ベルリンの壁”(=Berliner Mauer、the Berlin wall)と呼ばれる境界線を築いて東部に住んでいたドイツ国民に社会主義体制を強要した国家(共同社会)のこと。)を始めとした社会主義の国々に武器を供給しながら冷戦体制という名の茶番劇(ショー)の小道具(兵器製造)係として暗躍し、ベルリンの壁が崩れて社会主義体制が崩壊した後の2007年からは中東に活動拠点を移してイギリス王室(政府)の傀儡である7人の首長(部族王)が絶対君主となっているアラブ首長国連邦の所有するカラカル社(=Caracal International LLC、2007年設立)に売却されたことになっているが、実際は今もドイツ連邦共和国が運営している武器製造会社である。そのため、2005年からドイツの首相を務めるアンゲラ・メルケル氏が2021年の今も16年以上も政権を維持し、さらに1982年に最初の夫のウルリッヒ・メルケル氏と離婚して再婚しているにも関わらず、なぜか今もメルケルの姓を使い続けるのもメルケル家がイギリス王室(政府)が擁護する武器製造会社の創業者一族だからで、ドイツはメルケル社を通じてイギリス王室(政府)の共有財産(コモン・ウェルス)になっている国と言っても過言ではない。)を中心に、武器以外にも自動車や自転車も製造しているシムソン社(=Simson&Co.、1856年設立)やC(ツィー).G(ギィ).ヘーネル社(=C.G.Haenel GmbH、1840年設立)などの軍需企業がチューリンガー・ヴァルド(良心(神)と生計(人の誘惑)との狭間で苦悩するチュートン人達の森)を占領して戦争(人殺し)の為の武器や兵器を造り続けている。ちなみに、口径4.25mmのリリパット銃(=Liliput(リリプット) pistol(ピストル))、いわゆる半自動式の携帯型ピストルが作られたのもこのズール市で、1920年から製造され始め、リリパット銃という商品名では製造されなくなっているものの、商品名をBijou(ビジュー)(英語で「宝石」)、Kaba(カーバ)(イスラム教の聖地であるカーバ神殿のこと。)、OKzet(オーケーゼット)(イギリスの貧民街であるイースト・ロンドンの俗語で、道で「OK?」と声を掛けてからピストルを向けて金品を強奪するZeets(ズィーツ)と呼ばれる強盗にちなんだ言葉。)などの商品名に変えて現在も密かに生産されたり、骨とう品として高値で取引されている人気商品である。なお、なぜ、リリパットという名前なのかと言うと、アイルランドの司祭で政治扇動家(アジテーター)のジョナサン・スウィフト著の『Gulliver’s Travels(邦題は『ガリヴァー旅行記』1726年発刊)』に出てくるリリパット国というインド洋に浮かぶ架空の小人達の島の名前から採ったものと巷では言われるが、元々、スウィフトがLiliputと名付けたのは英語のLily(リリー)「百合の花」とput(プット)「置く」という動詞を合わせ、頭に藤の花(藤をユリ科の鈴蘭(すずらん)と勘違いした)の(かんざし)を付けた日本女性の浮世絵を見たらしいスウィフトが日本ではなく、「頭がお花畑みたいなアイルランド人より背の低いイギリス人の国」と愚痴って命名しただけなのだが、1902年(明治35年)に日本の銃器技師の南部麒次郎(なんぶ きじろう)が作った口径8mmの南部式大型自動拳銃が1913年(大正2年)には小型化され、これを入手したイギリス政府(王室)がズール市で真似して作らせたものがリリパット銃だった。だから、「頭がお花畑で自分達、欧米人に命じられた事なら何でも素直に従う日本人」という皮肉でリリパットと名付けられている。このように、ズール市で今も生計の為に仕方なく嫌々ながら銃器の製造を続けておられるチュートン人の子孫を始めとしたドイツ国民の皆さんはもとより、世界最強の武器や兵器があれば誰よりも自分達が優位に立てると思い込んでいる日本国民の皆さんもいい加減、早く目を覚まして“イスラエル人”(良心(神)と悪魔(特権階級)からの誘いの狭間で葛藤しながらも最後はその悪魔(特権階級)からの誘いを断る者。創世記32章28節及び第50話『ラザルスの病死(2)』参照)になって欲しいものである。)出身のガラス職人、ハインリッヒ・ガイスラーが発明したガイスラー管(=Geissler Tube、冬に空気(水蒸気)が乾燥している時に物を(こす)ったりすると摩擦で熱を帯び、火花が出る。これを火花放電、または静電気とも呼ぶが、この火花放電(静電気)のようにガラス管の中の空気(水分)を抜いて真空状態にしてから高圧の電流(強い電気熱)を流すと火花が飛び散って輝く、これがガイスラー管である。つまり、空で(かみなり)が赤紫色に光る原理(基本法則)に基づいて再現した物がガイスラー管で、さらにこのガイスラー管の内側を白く塗った物が蛍光灯、ガイスラー管の中に空気以外の気体を入れて高圧電流を流した物がネオンサインである。)を応用したストロボ装置(=Strobe(ストローブ) light(ライト)、1832年にベルギーの表向きは物理学者、実際は火薬技師だったジョゼフ・プラトーが走馬灯の研究をしようと直接、太陽光線を見続けて眼球に小さい影や蚊、糸くずが飛んでいるように見える飛蚊症(ひぶんしょう)(かか)ったことで、強い光線(熱)を火薬に加えたら爆発して馬の形をした火薬が飛び散り、それが動いて見えたから走馬灯と呼ばれるようになったと考えた。それを論文にまとめて発表する際、説明の為に作った物がストロボ装置の原型であり、その装置(=une espèce toute nouvelle d’anamor(アナモル)phoses(フォーシス)、日本語にすると「全く新しい種類の映像を歪曲して見せるデザイン手法」、簡単に言うと、“(だま)し絵”である。)について書いた論文が世間に出回ったことから(1829年発表の論文、『Sur quelques propriétés des impressions produites par la lumière sur l’organe de la vue』を参照)、これを真似してフランスのAlph.Giroux&Cie.という美術装飾品販売会社が売り出した物がフェナキストスコープ(=Phenakistiscope、ギリシャ語のPhénāx「騙す」と英語の「照準器(スコープ)」を併せて「目くらまし照準器」という兵器のつもりの玩具(おもちゃ)。)であり、オーストリア人の数学教授でプラトーと同じ火薬技師だったジーモン・シュタンプフェルがプラトーの論文から盗用して作った物がストロボスコープディスク(=Stroboscopic discs、英語の「照準器」とdisc「盤」にギリシャ語のstróbos(ストロボス)「車輪」を合わせて「車輪照準盤」と名付けただけで、これが一体、何に使われる物なのか作った本人も全く分かっていない模造品である。)で、両者ともプラトーが論文で説明したかった意味を全く勘違いしていたため、単に回る絵がアニメーション(動画)のように見えることだけが重要と思ってそれぞれ特許を申請し、自分達のコピー商品を海外でも販売するようになった。そのストロボスコープディスクの宣伝の際、たまたまイギリスの物理学者で電磁波の研究をしていたマイケル・ファラデーが1831年に作ったファラデーディスク(=Faraday disc、U字型の磁石のN極とS極の間に円盤(ディスク)を置いて回すと摩擦熱で電気が発生することを証明した機器のこと。単極発電機(=Homopolar(ホモポーラー) generator(ジェネレーター))とも言い、現代で自転車を()ぐと電気が作れる自転車発電機の原型がこのファラデーディスクである。)を引き合いに出してイギリスで販売しようとしたため、イギリス学界(英語圏)ではこのストロボスコープディスクと電磁波に何らかの関連性があるものと考えられるようになったが、依然、アニメーション(動画)と電磁波だけではさっぱり分からずそのままとなった。ところが、チュートン人やユダヤ人が多いドイツは古代から伝えられてきた自然科学の知識や技術に触れる機会が多かったためイギリスより多少、科学教育が進んでいたこともあってプラトーがなぜ、その円盤(ディスク)の騙し絵を作ったかドイツ人の写真家(火薬技師)のアンシュッツは理解できた。それゆえ、ガイスラー管とこのストロボスコープディスクを合わせることを思いつき、作ったのがこの後で説明するエレクトロタッキスコープである。こうして、この電磁波と円盤(ディスク)、写真フィルムのような記録媒体(メディア)が合わさったことから、映画やテレビの撮影に使われるカメラの他に針と円盤に刻まれた溝の間の摩擦熱で音を記録したり、読み取るレコードや磁気を使ってパソコンに情報を書き込んだり、読み取る磁気ディスク、レーザー(光線)を利用した光学ディスクなどを生むことになる。つまり、ストロボ装置とは絵や音などの情報に強い光線(電磁波)を当てて人の目や耳にその情報を焼きつける装置ということになる。そのため、英語ではElectronic(エレクトロニック) flash(フラッシュ)(電気閃光(せんこう))やSpeed(スピード) light(ライト)(速攻光)とも言う。)を使って円盤に描かれた絵を瞬間的に光らせて回しながら見せるエレクトロタッキスコープ(=Electrotachyscope、直径1.5mの円盤に連続した動作の絵が描かれた9×13cmの長方形のガラス板を合計24枚、貼り付け、その円盤を手で回して電気を起こし、一枚毎にストロボ装置(ガイスラー管)の強い光を当てることで観客の目にその絵を残像として焼きつけながら連続した動作の絵を見せていくとアニメーション(動画)になることを世界で初めて披露した現代の映画の原型である。スナップ写真(ショット)(速撃)の技法を確立していたアンシュッツがプロイセン(現、ドイツ。第107話『革命(2)』参照)の威信にかけて1886年に開発した走馬灯を模した兵器である。そのため、当時、軍拡競争していたイギリス(及びアメリカ)にその威信を見せつけて威嚇しようと海外の様々な展示会や博覧会にこのエレクトロタッキスコープを持ち込んで披露した。アメリカの各都市で開かれた展示会でも何度か披露されたらしいが、当時は軍拡競争相手を話題にすることはなく、さらにアメリカ及びイギリス政府(王室)が国連の主役である今ではエジソンが世界で初めてアニメーション(動画)や映画技法を確立したと大部分の歴史書が書き換えられたり、そういった印象操作も行われているため、このエレクトロタッキスコープの話はほとんど伝えられることはないが、白熱電球を始め、アニメーション(動画)や映像機器といった現代で使われるほとんどの電化製品の原型をアメリカのエジソンが発明できる訳はない。なぜなら、たとえ彼がメキシコ人の血筋で、古代アステカ文明の継承者らしき実父がいたとしても、12歳からその実父や家族と別れ、アメリカのクーパー・ユニオンでキリスト教教育しか受けてこなかったエジソンの教養はアメリカ及びイギリス(英語圏)の教育水準(レベル)でしかない。だから、彼が嘘つきであるのも元から生まれついた性格によるものではなく、詭弁(きべん)と性犯罪、盗用と戦争(人殺し)こそ生き残る為の最上の手段と教えるキリスト(人殺しの十字架)教教育の成果とも言える。しかし、なぜ、エジソンがこんなにも長く嘘がつき続けられたのかと言うと、「自分達は天照大御神(あまてらすおおみかみ)の子孫である」とか「お国(共同社会)の為」と古代から嘘をつき続けてきた日本政府(皇室&自民党軍事政権)に(だま)された日本人技師達が裏方としてエジソンを始め、アメリカ及びイギリス王室(政府)関係者達が古代の兵器を夢想して再現しようとしたり、あるいは誰かが考案して金になりそうだと思われる発明品を横盗りしようとして真似する模造品を実用化や商品化できるよう技術面で支えてきたからで、その証拠については後で説明するとして、ともかく、エレクトロタッキスコープが現代のテレビや映画、パソコンの原型であることは間違いない。なお、エレクトロタッキとはドイツ語のElektro「電気」とギリシャ語のtakhús「速い」に英語の-y「~の特徴を持った土地」の語尾を付けた造語で、これに照準器(スコープ)を併せて「早口でまくし立てるイギリス人達を速撃する為の電気照準器」という隠喩が込められているが、表向きはあくまで「素早く見て楽しむ映像機器」である。また、ドイツ語では別名、Elektri(エクレトリ)scher(シャー) Schnell(シュネル)seher(ゼーアー)とも呼ばれるが、Elektrischerはそのまま「電気の~」という意味で、 Schnell(シュネル)seher(ゼーアー)は正しく書くとsag(ザグ) schnell(シュネル)「早口で話す」とseher(ゼーアー)「占い師、霊媒師」を合わせた造語で、これも敵対するイギリスやアメリカを皮肉って、「本当は古臭い因習や魔法、迷信好きで進歩していないのにそれを早口で誤魔化しながら進化した文明人を気取るイギリスやアメリカを速撃する為の電気照準器」との裏の意味が入っているが、やはり直訳では「電気で早く鑑賞できる機器」である。)も併せて視察し、アメリカに帰国するや、エジソンは日本人技師(エンジニア)達に自分が見てきた機器について説明し、それらの機器を改良して別の付加価値を付け、特許が取れそうな模造品を作るよう彼らに指示した。その結果、彼ら日本人技師達によって改良されて作られたのがキネトグラフと呼ばれる撮影用のカメラだった。仕組みはほとんどマレーの写真銃と変わらないのだが、合計6個の四角い穴の開いた円盤が回ってその穴が一コマずつ区切りながら外の人や背景の動きを捉えるようになっていて、さらに円盤の穴の後ろに設置した撮影レンズを通じて太陽光線と一緒に入って来る外の様子を撮影フィルムに焼き付けられるようになっており、その撮影フィルムもレイノーのプラキシノスコープ(連射弾帯付き照準器)を真似て端に穴をつけ、撮影レンズの後ろを通過しながら途切れることなく円盤型のリール(巻き軸)に巻かれるようになっており、しかもそれら一連の動きが電気モーター(=Electric Motor、または電動機。)によって全て自動で行えるというものだった。ただし、電気モーターは日本人技師達が作った物ではない。森林を伐採しすぎてエネルギー(動力)を石炭を始め、原油その他の鉱石を使った蒸気や電気に頼らなければ生きていけなくなったヨーロッパと違い、江戸時代の日本は川や森林などの自然が豊かでそれと共存しながら生きてきたため欧米のようにエネルギー(動力)に困ることはなかった。だから、現代で使われるような“電気”をあえて作る必要が無かったので電気モーターのような電気機器に関する知識や技術は無かった。しかし、それに通ずる自然科学の知識や技術がなかったわけではない。だからこそ、このキネトグラフに電気モーターを組み入れられたのだが、それがこの後、岩垂を始めとした日本人技師達の運命(人生)を二分(にぶん)する出来事となった。と言うのも、この電気と呼ばれる自然(神)がもたらす実体のよく分からない(かみなり)に関連したエネルギー(動力)について渡米して欧米人達と一緒にゼネラルエレクトリック社で働き、研究する日本人技師達がどう捉えたかで、それを中世から何百年以上も研究してきた欧米人達への見方が変わるからだった。つまり、この時、欧米人達の手で作り出された“電気”というエネルギー(動力)を「すごい!素晴らしい!」と感嘆しきって自然(神)に畏怖(いふ)の念を抱きながら自分達が積み重ねてきた自然科学の知識や技術を否定するか、あるいは真逆に自然(神)がもたらす“(かみなり)”というエネルギー(動力)の深遠さを改めて痛感し、日本で培われ、長く伝承されてきた自然科学の知識や技術に誇りを抱くか、このどちらかの“心”に傾くかで自分達それぞれの進路=生きる為の道を選ぶことになったからだった。そして、前者の心を選んだ日本人技師達はゼネラルエレクトリック社に居残り、後者の心に傾いた岩垂はアメリカを去った。そのため、残って欧米人達の為に働くと決めた日本人技師達の忠誠心をまんまと(だま)し取り、勝ち誇った欧米白人種はそんな彼らの単純思考を嘲笑おうと彼ら自身が額に汗して作ったキネトグラフで彼らを撮影した。それがアメリカ映画として最初に撮影されたとされる『Monkey(モンキー)shines(シャインズ)(元は黒人奴隷の恰好(かっこう)をした欧米白人種の俳優が黒人達を茶化して歌う歌詞に出てきた言葉で、奴隷から解放されて自由を求める黒人が欧米白人種と同等に振舞おうとやりがちな行動を『生意気な真似』や『馬鹿げた行い』、『幼稚な悪戯』と揶揄(やゆ)したものだが、その歌詞の意味をなぞらえてこの映画につけられた題名の本当の意味は『頭に朝日の(マーク)をつけて(いき)がってるお目出たい猿のような日本人達』である。1889年~1890年制作)』である。一本がわずか30秒足らずの短編映画で全部で3本ほど撮影されたらしいが、2本しか残されていない。その2本の映像に映っているのは確かに日本人で、一本目の『Monkey(モンキー)shines(シャインズ) No.1』は日本人が手を合わせて合掌していて、二本目の『Monkey(モンキー)shines(シャインズ) No.2』では頭に鉢巻(はちまき)を巻いた日本人が体操をした後、その鉢巻を手に取って振っている。鉢巻は元々、大倭朝廷(現、皇室)が交霊術のような宗教儀式を行う際に身に着けていた倭人(非文明人)達の風習であり、古くは『古事記』に出てくる天宇受売命(あめのうずめ)(「天からの恵みを受けてもそれを(うず)めて隠し、盗られないようにいつまでも守ろうとするか、またはそれを売って生計を立てようとする者」という意味で、お金や物、才能があってもそれを活用することもなければ、他人や子孫を(いつく)しんで育てようとせず、自分だけが生き残れるような利得を得ようとする者のことを言い、『古事記』では天から与えられた身体を売って生計を立てていた売春婦のことであり、神事と偽って裸を見せて踊っていた女性の名前とされている。別名を猿女君(さるめのきみ)鈿女(うずめ)石女(うまずめ)とも言い、猿女君は劇や芝居を演じる女優または巫女(みこ)のことで、鈿女(うずめ)(かんざし)のような装飾品をつけて自分の心の醜さを隠そうとする女性のこと、石女(うまずめ)は現代では妊娠や出産ができない女性のことを侮蔑的に呼ぶ蔑称と勘違いされているが、実際は子供を産んでいてもその子を正しく育てられない、良心(神)に反して悪事や犯罪、戦争(人殺し)に走るような“人の道”から(はず)れた事を教える女性のことであり、石のように頑固で融通が利かず、狭量で傲慢な女性を指す言葉でもある。ちなみに天神(てんじん)とも呼ばれる大倭朝廷(現、皇室)の始祖はこの猿女君である。)が(つた)を巻いた姿で踊っていたことから作られた物と言われており、欧米では古代ギリシャやローマの競技会(オリンピック)、戦争(人殺し)などで勝者に与えられたり、ローマ皇帝が(かぶ)っていた月桂冠(げっけいかん)(=Laurel(ローレル) Wreath(リース))を模した物でもある。その後、鎌倉時代の武士達が(かぶと)のズレや(ひたい)の汗を止める為に頭に鉢巻(鉢とは人間の首の形が食器の鉢に似ているので「頭蓋骨に巻く物」という意味で鉢巻)を巻くようになったことから、以来、戦勝を祈願して鉢巻を巻くことが日本文化となっていき、明治から昭和にかけて朝日の印がついた鉢巻を巻いて戦地に(おもむ)く兵士(天から与えられた一つしかない自分の生命を売って生計を立てる者)達の姿がよく見かけられたように、鉢巻は『Monkey(モンキー)shines(シャインズ)』が撮影された19世紀ではもはや日本人しかしない文化のはずである。なのに、キネトグラフの開発者はエジソンの部下でイギリスの紳士録である『ODNB』(=the Oxford(オックスフォード) Dictionary(ディクショナリー) of(オブ) National(ナショナル) Biography(バイオグラフィー)の略で、邦題は『英国人名辞典』1885年に発刊され、最新版である2004年では全60巻、54,922人の名前や略歴などが載せられている名簿のこと。)に名前が載せられている貴族らしいが、それ以外の学歴などは不明のスコットランド人のウィリアム・ディクソンとされていて、『Monkey(モンキー)shines(シャインズ)』の出演者はマルタ島(第116話『汚水』(注1)その4の聖ヨハネ騎士団参照)出身のジュゼッペ・サッコ・アルバニーズと1894年に撮影された『Fred(フレッド) Ott's(オッツ) Sneeze(スニーズ)(邦題では『フレッド・オットのくしゃみ』)でははっきり映っているフレッド・オットというアメリカ人と言われており、むろん、一切、日本人の名前は出てこない。残された手掛かりとすれば3本目の『Monkey(モンキー)shines(シャインズ) No.3』だが、特許に関わる重要な試作品なのになぜかこれがどこに消えたか誰も知らない。


エジソン研究所が作ったアメリカ初の映画なのになぜか日本人が映っている件↓


『Monkeyshines No.1.』


https://youtu.be/Y525B7xdBeE


『Monkeyshines No.2』


https://youtu.be/9jSbExx-960



Monkeyshinesの出演者とされているアメリカ人↓

『Fred Ott's Sneeze(フレッド・オットのくしゃみ)』

https://youtu.be/8PaJ1r0udvQ



【健康情報についての参考文献】

浅野純次氏著

『食は医力』

「塩は本当に悪者なのか?」↓

https://www.jacom.or.jp/archive03/series/shir171/2010/shir171101115-11648.html



「顧みられない熱帯病」について

長崎大学熱帯医学研究所 科学技術戦略推進費 国際共同研究推進プログラムより↓

顧みられない熱帯病 (nagasaki-u.ac.jp)



スナノミ感染者の輸入例

国立感染症研究所感染症情報センター↓

http://idsc.nih.go.jp/iasr/CD-ROM/records/16/17907.htm


>本症輸入例は今後も増加する傾向があり,早期における対処がなされなければ土着することも考えておかねばならない。


土着する???????何の科学的根拠から????


プロパガンダ(大衆洗脳宣教)の例↓

「日本人が被害に!22歳女性の足に寄生していた生物とは」

https://medley.life/news/578595ab4d05557b008b4c49/



走馬灯の原型↓

https://youtu.be/gDqgrjG1Tv4


https://i.pinimg.com/474x/d7/ca/5c/d7ca5c8cda702dc19057a35077e5658f--ancient-persian-ancient-ruins.jpg



【楼蘭の美女のミイラ】

Loural_Beauty.jpg (2976×3968) (wikimedia.org)


【錦の御旗】

Kinki_(1868).jpg (1400×4800) (wikimedia.org)


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ