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番外①.断罪してやったぞ!
王太子時代のバカ王と、ミラー公爵の婚約破棄の話です。短めです。
(王太子時代のバカ王視点です)
「アイリーン=ミラー!お前のような妹を虐めるような悪女とは、結婚できない!よってお前との婚約を破棄し、ここにいるお前の妹エイミー=ミラーと婚約する!!」
壇上から現婚約者のアイリーンをビシッと指をさす。
(よし決まった!)
俺は心の中でガッツポーズをする。
この断罪イベントを成功させるために側近のサイラス(宰相子息)と、ビル(騎士団長子息)と3日練習したし、どうせなら観客がいた方が盛り上がるからと、王子特権で学園中の生徒をホールに集めたのだ。
「…………はぁ」
アイリーンの大きなため息が聞こえた。
(フッ、図星をさされて反論もできないようだ)
内心余韻に浸っていると「王子、王子」と、横から指でつつかれる。
目を開けてみると、サイラスが小声で衝撃の発言をした。
「指さす方向、違ってます」
「……………あ」
よく見ると、俺が指さしたのはアイリーンではなく、非常用出口だった。
慌てて、アイリーンをさし直した。




