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マイスター5

みんなで朝食の準備をしていると優子が猫の食事が気になった。まだこの星の情報はない。でも、猫も何かを食べないといけない。この星に来て最初の問題にみんなの考えを伝え合う。


優子が「この子は何を食べるのだろう」

学が「普通の猫でしたら、猫は肉食動物です。肉や魚が入っている食べ物を与えてみてはどうですか」

純が「たしか、宇宙食でお湯を入れるだけでできる鮭茶漬けはどうかしら」

優子が「そうね。あげてみましょうか」

優子が猫の口元にそっとスプーンで鮭茶漬けを近づけた。

猫が匂いをかぎ、舌で舐めた。食べ物だと分かったらしく勢いよく食べ始めた。

優子が「良かった。猫ちゃん食べてくれた」

純が「猫ちゃんもお腹が減っていたのね」

鉄が「猫が食べたのは良かったが、俺たちも何か食べないか。腹減った」


朝食は洋食派と和食派に分かれる。

洋食派は食パンやジャム、サラダやベーコンエッグ。

和食派はごはんに納豆、味噌汁に漬物、卵焼き。

洋食派は学。純。和食派は道、優子だ。両方食べたのは鉄だった。


朝食を食べながら猫の名前について話し始めた。

道が「この猫の名前を考えないか、毎回猫というのも味気ない」

優子が「呼びやすい名前がいいわね」

鉄が「名前か、そうだな、猫丸、猫助、猫太郎、猫次郎、猫左衛門」

学が「猫から少し離れませんか」

純が「ミィーって鳴くからミーちゃんは」

優子が「かわいい」

道が「呼びやすいな」

学が「自分も賛成です」

鉄が「熊猫よりいいな」

道が「それじゃ、君は今日からミーだ。よろしくな」


朝食も終えて、みんなで今後のことを話し始めた。冒険に出掛ける前にちゃんとこれからのことを話し合うことが、お互いの考えや意見を伝え合えることが過酷な環境でも生き抜いていけることをみんなは知っている。


個性的なメンバーでも、協調性を大切にできて、メンバー全員でこれから問題を解決してく大切な時間です。


学が「この星に生物がいたということは、他にも生物がいるかもしれませんね」

鉄が「昨日はジャングルの入り口近くにミー坊がいたな」

純が「それでは今日はどこまでジャングルが繋がっているか探索しましょう」

優子が「探索をする人と、ここに残って家事や食事を作る人に別れましょう」

道が「探索する人は3人。残る人は2人でどうかな」

全員が「異議なし」


学の冷静な考え、鉄が昨日の探索の状況を説明する。純がこれからの探索の目的を考えた発言をした。優子が冒険するメンバーと、シェアホームに残るメンバーを分けたほうがいいと発言した。道が優子の話の補足をする。5人の意見交換は終わった。これから、何かを感じたら、その都度、確認することが重要になってきます。


そして、今日の探索が始まった。探索組は鉄、学、純の3名。残るのは道と優子になった。


優子が「それではみんな気をつけてね」

道が「みんな楽しんでな」

鉄が「おう。行ってくる」

純が「やばい。緊張してきた」

学が「初調査ですね」


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