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なんとなく唐突に終末はきた  作者: のっくん
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とりあえず異世界

髪の毛が全部抜けきるような錯覚に襲われるほど激しい頭痛でのっくんは目を覚ました。


「ん…飲み過ぎたかな…」

変な夢を見たと思ったのっくんは時間を確認しようと布団から顔を出した。

「あれ、どこやここ」

「のっくん、起きたのね」

「あれ?ドS先生や、もしかしてお持ち帰りした?」

覚えていないのが残念と一瞬思い眠い目をこする。

「ここは異世界フェリーチェよ。あなたは転移したの」

「何をアホなことゆーてんねん 店あるからかえりますわ」

起き上がろうとしたそのとき、自分が全裸であることに気付いた。

「すいません、服どこですか?」

「とりあえずこれでも来ておきなさい」

ミーナは旅人の服をのっくんに手渡す。

「いや、これじゃなくて、こないだ着てたアッデダスのジャージが良いんですけど…」

「さっきも言ったけどここは異世界フェリーチェよ。転移したの。」

のっくんは意味がわからずボーッとしている。まるでこの女はトチ狂ったのかと内心思っていると、

「本当よ。試しにステータスと念じてみなさい。」

ステータス?

すると目の前に文字が浮かんだ。


【のっくん】【レベル1】【HP100】【SP30】【攻撃力50】【防御力40】【素早さ30】【賢さ15】【属性 魔】【所持金1000

円】【スキル カツアゲ

「なんやこれ!めっちゃ貧乏になってますやん!ATMどこですか?」

のっくんは攻撃力や素早さなどどうでもよく、所持金の少なさに危機感を覚えた。


「無いわ。この世界ではモンスター討伐やギルドバトル大会の賞金としてお金を稼いだりミッションをこなして生きていくしか有りません。それは後程説明するわ」

「それとこの世界では属性は三つ。天界に属する天属性、魔界に属する魔属性、地上界に属する地属性」

「ちなみにあなたは人間ではレアな魔属性ね。だからスカウトしたの。ちなみに私は魔女だけど地属性よ。精霊とお呼び」

「どうでもええけどどうすればええの?」

のっくんはミーナの精霊発言を無視して質問をする。

「この世界には終末がすぐそこに迫っています。そこで魔王ギンを倒す強者を求めているの。」

「僕別に魔王に興味ないですよ?」

「魔王を倒せばモテるわよ?」

「よっしゃ魔王しばいたろ」

「…」


突然ミーナはニヤリと笑う 

「木馬に座りなさい!!」

バチーーーーーンッッ!!

「アッーーーーーー!!て、もうええわこれ!痛いねん!」



突然の拷問の末、この世界を知るためにとりあえず探索に行こうと言われ、朝食を食べるついでに町に出ることにした。


「ところでママ これからとりあえずはどうするの?」

「私はまだ140歳よ!ママって年じゃないわ!怒」

「すごい年いってるね…ババ…」


ミーナのムチがのっくんを捕らえる。

「これからはママとお呼び!!!」


二人は町へと向かい歩いていった。

ミーナのステータスです。

【レベル30】【HP400】【SP300】【攻撃力350】【防御力350】【属性 地】【スキル 拷問】【装備マテリアル 紫ティーバック(攻撃継続回数毎にダメージ2%アップ)】

マテリアルについては後程公表!

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