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藍色に熔ける  作者: 藍澤ユキ
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 七海が男といるところを見つけた。

 七海の友達連中がほのめかすから後をつけてみれば、あんな気怠そうにしているおっさんが七海となんて……冗談にも程がある。それに、七海があんな表情をするだなんて、オレは知らねぇぞ。いったいどうなってんだよ。ちくしょう。

 あんまし頭に血が上ってどうにかなりそうだったから、慌ててこっちまで来ちまったけど、こんなことが許されていいわけがない。七海は騙されているんだ。最近、学校が終わるとさっさといなくなるから、おかしいとは思っていたんだ。

 いや、もしかすると脅されているのかもしれない。

 そうだ。そっちの方が辻褄が合う。七海は結構大人びた考え方をするやつだから、あんな男に騙されているとは考えづらい。さっきのはあの男に合わせていただけなんだ。

 ふざけんなよ。弱い者を食い物にするような腐った大人は粛清されるべきだ。

 やっぱり七海を守ってやれるのはオレだけなんだ。くそっ、七海のやつ。だから言ったじゃないか。オレをガキ扱いするからこんなことになるんだ。いいように利用されるだけなんて最低じゃねぇか。

 まぁ、いいさ。すぐにお前はオレを見直すことになる。そんな最低からは掬い上げてやるよ。

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