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5

「どもっす」


「おう、坊主か」

 

俺の挨拶に門番のオッサンはそう返事した。

 だが、俺の目的はこんなオッサンではない。どうせならあの美少女に会いたい。


「今日はシアちゃん、いないの? ねえ? ねえ?」


 もし会えたら、攻略しようと目論んでたのに、残念ながら姿がない。


「馬鹿、シア様だ。間違えるな」


 本人がいないところでもちゃんと敬称つけるということは、やっぱ、相当偉い、家柄の人なんだろうか。

 もっとも、俺にチクられるのを危惧したけかもしれないが。

 実際、オッサンが呼び捨てにしてたら、俺は喜々として報告してただろうしな。


「でもさ、俺、本人に注意されてないし、別にいいんじゃないんすか?」


「いいわけあるか!」


「なんでさ?」

 

 普段、様付けとかで呼ばれてる娘を親しく呼ぶのって、結構、有効だと思うんだよな。

 ん、それは※だろって?

 大丈夫。俺、じっちゃん、ばっちゃんには男前って呼ばれてきたからな。その他の連中は見る目がないんだろうよ。


「いいか、あんまり大声では言えないことだが、あの、お方は、それこそ目玉が飛び出るほど、高貴な、お方なんだよ」


 そんな仰々しく語られたところで、俺としては、ふうんって感じだ。


「てかさ、そんなこと俺に言っちゃっていいの?」


「………………」


 オッサンは真顔に戻ると、そのまま汗をダクダクと流し始める。

 やっぱ、あんまり、よくないことだったか。


「まあ、様付けで呼ぶことを許してるなら、そこまで必死に隠すことはないんじゃないですかね?」


 もし本当に、どうしても隠しときたいことだったら、呼び方まで徹底させてるだろうからな。


「そ、そうだよな。よし、今のはなかったことにしてくれ。お前は別に好きに呼んでいいぞ。俺には関係ないからな」


 こんな時、保身に走る奴ってどうかと思う。 

 



 さっき、聞いた話だが、この街の冒険者の狩り場は主に三つに分かれているらしい。

 一つは街を出て直ぐにある、街道を外れた平原。二つ目は、街から北西に行ったところにあるという魔の森。三つ目は、大昔、建設途中で放棄されたダンジョン跡。

 特に多くの冒険者が使っているのが、三つ目のダンジョン跡らしいが、それはクルスに教えられた通り、今の俺には関係のないことだ。

 ありがたいことに、街の近くには魔物避けの結界が働いてるため、魔物の数は少ない。

 それもこんなところまで来るのは、スライムのように大した知性を持たない魔物か、気弱だったり、仲間と馴染めなかった、ぼっちがほとんど。

 つまり練習用の狩り場としては最適ということである。


「てなわけで、あのぼっちゴブリンを狩って来い」


「スラ!?」


「ん、嫌なのか? 嫌なら、母さんにお前を渡すことになるけど」


 俺はにやりと、ほくそ笑む。


「スララ!」


 流石、効果覿面。これから母さんという言葉は良い脅し文句になりそうだ。

 

 とはいえ、


「スラー!」


 ゴブリンの棍棒に呆気なく吹き飛ばされるアオ。やはり根性だけで、どうにかなるものではなないようである。


「ナイスバティーン」


 俺は、かっ飛ばされたアオを眺めながら呟く。

 にしても、よく飛ぶものなんだな。やっぱ、あのモチモチっとした弾力ゆえなんだろうか。


「ほれ、もっかいチャレンジ、チャレンジ」


 落ちて来たアオに水をかけ、復活させる。


「スラァ……」


「大丈夫だって。ほら、相手、ぼっちのコミュ症だし」


 俺の想像だけど。


「お前ならやれるって。今のは偶然、運が悪かっただけさ」


「スララ!」


 意外にも乗せられやすい性格らしく、アオは果敢にも突っ込んでいく。

 その結果は言うまでもないだろう。

 



 俺はアオに水をかけるが、どうにも起き上がる様子がない。

 持ち前の耐久力もあるわけだし、肉体的には大したダメージもないんだろうが、心が折れてしまったようである。

 実際、相手のゴブリンからは眼中にさえ入ってないもんな。寧ろ、早く次の球投げて来いよ、見たいな感じだったし、アオの気持ちも分からないでもない。

 ちょっとばかし責任を感じた俺はアオを元気づけようと言葉をかける。


「おい、もっと熱くなれよ! お前なら出来るって!」


 気候さえ変えてしまうほどの熱い男の台詞だ。効果は抜群だろう。


「スラ! スララ!」


「な、なんだよ」


 どうやら、逆に機嫌を逆なでしてしまったらしい。


「スラ!」


「ええと、お前も戦えよ、ってことでいいのか?」


「スラ!」


 正解だったらしい。

 ふむ、確かに、ずっと指示出してるだけの奴ってのは、腹が立つもんな。分からないでもない。


「分かったよ。ただし、お前も一緒にやれよ」


「スラ」


 了承したアオと共に俺はゴブリンへと突撃する。


「いくぜー!」

 

 なんでだろう。二人がかりで、ぼっちのゴブリンに勝てないとは思いもしなかった。クルスの野郎が嘘吐いてたって――わけでもないんだろうなぁ~。

 俺は嘆息する。


「ゴブゴブゴブゴブッ!」


「笑うんじゃねえ!」


 つうかなんだよ、ゴブゴブって。ゴブリンってそんな笑い方すんの?

 俺達をボコしたゴブリンは、止め刺すこともなく、機嫌良さ気に去って行く。

 別に情けをかけたわけではないだろう。ただ俺達を殺す必要もないと判断しただけのことだ。

 つまり奴にとっては完全に遊びで、俺達は遊ばれたあと捨てられたってことである。

 …………あれ、この言い方だと、ちょっと卑猥じゃない?

 いや、そんなことはどうでもいいんだよ。

 ただ、思った以上に、俺達が冒険者としてやって行くのは難しいと分かってしまった。これが痛い。

 ゴブリンがスライムより強いというのは知っていたが、それでも最下級の魔物だということに変わりはない。その最下級の魔物にいいようにやられてしまったとなると、絶望的という他にないだろう。


「はぁ……」


 俺は大きく溜息を吐いて、


「よし、飯でも食おっと」


 そう気持ちを切り替える。


「スラ!?」


「分かってないな。無駄に悩むのは健康に悪いそうだぜ」


 アオ的には、もっと落ち込んだり悩んだりしろって、言いたいみたいだが、そんなことをしてもメリットは一つもない。

 実際、ストレスは万病のもとって言うだろ。ん、風邪だったか?

 そんな細かいことは、俺にはどうでもよく、俺は弁当箱を取り出し、いそいそと、蓋を開ける。


「うはっ!」


 これはもう怒りを通り越して、笑えてさえくる。


「日の丸弁当とか、リアルじゃまず、お目にかかれないと思ってたんだけど、あるんだね、実際。てか、せめて握れってくれよ!」


 地味に、凹むわ。

 とは言え、背に腹は変えられないわけで、俺は箸を取り出し、仕方なく白米をかき込む。


「スラ~」


「ん……って、何? それ涎か?」


 アオが大量に口から垂らす水、否、涎。こんな大量の涎はリアルでは、まずお目にかかれない代物だと思ってたんだけど、そうでもなかったらしい。

 飯見て涎垂らす奴は、極稀にいるけどな。


「ひょっとして欲しいのか?」


「す、スラ!」


 ホントにか? スライムが飯、食うなんて情報何処にも乗ってなかったけど。

 ううむ、ものは試しか。

 何より、ネットの情報を鵜呑みにする奴にはなりたくない。俺のプライド的に。


「てなわけで、ほら」


 俺はアオの口らしき場所に白米を放り込もうとしたのだが、


「スラ!」


「ちょ、え?」


 アオは口でもなんでもない、頭部付近で飯を受け止め、そのまま吸収する。

 ちょっと気持ち悪い。

 いや、口がなかったらそうでもないんだろうけど、


「お前、口ってなんのためについてんの?」


「スララ!」


 ああ、喋るためか。納得の理由ではあるな。

 にしても、


「ホントに食ったんだよな?」


 半透明の体だが、見たところ米粒が浮かんでるなんてこともなく、至って自然な様子だ。


「スラ! スララ!」


「なんだ、もっと欲しいのか?」


「スラ!」


「わ、わかったよ」


 俺は残った飯の半分くらいを、そのままアオにくれてやる。


「スラ!」


 相当、気に入ったらしい。

 にしても、普段は結構弾力があって弾く感じなのに、飯は水に沈んでいくかのように、スルスルと吸い込まれていくのは不思議な光景である。


「なあ、それって自分で意識して出来るもんなのか?」


「スラ!」


 多分、肯定。


「ふうん、そいつは便利だな」


 けど、待て。それって何かに使えるんじゃなかろうか。

 というか、なんでこいつは愚直にも体当たりという、攻撃方法ばかりをとってるんだ。


「なあ、例えばなんだけどさ、それで相手の顔に覆いかぶさったり出来ないのか?」


「スラ?」


「つまり、相手の呼吸を止めて、窒息死を狙うってことだよ」


「スララ?」


 アオには、よく分からないようだ。

 そんな発想したこともなかった。というよりも、コイツには呼吸という概念さえないのかもしれない。

 どちらにしろ、やることは決まった。


「まあ、俺の指示通り動いてみろって、きっと上手くいくからさ」


 実際は確証なんざまったくないんだが、それでも自信満々に話すのがビジネスの基本だ。

 え? どこ知識だって? ネットじゃないよ、漫画だよ。

 

「よし、いいか? 俺の言った通り相手の顔面、付近に飛び込め。さっき飯食ってた時と同じ要領だ」


 再びゴブリンを見つけた俺達は、草陰に隠れ、打ち合わせを行う。

 俺自身が相手を体内に呑み込むなんざ芸当出来ないため、かなり適当な指示だ。

 でも、勝算は十分にある。少なくとも、俺の脳内シミュレート(妄想)では上手くいった。


「スラ……」


「安心しろって、ピンチになったら助けてやるからさ」


 不安そうなアオに、俺はそう言って元気づける。


「んじゃ、行って来い!」


「……スラ」


 気乗りはしないようだが、アオはダッシュでゴブリンとの距離を詰める。

 やるからには、真面目にやる性格なんだろう。

 飛び込んだ速度、角度ともに悪くない。

 が、


「スラーーーー!!!」


「アオさん!?」


 ゴブリンの顔に飛び込んだ瞬間、またもや簡単に打ち返されてしまった。

 いや、今回は大根切りみたいな打ち方だったから、さっきとはちょっと違うが。

 なんであれ、俺は顔面にまで到達できないということを想像してないかった。

 失敗である。取り敢えず、今は引かないと。


「あ、直ぐどっか行きますんで、すいませんね、うちの馬鹿が迷惑かけて~」


 俺はペコペコとゴブリンに頭を下げながら、アオを回収しに走る。

 さてさて、次はどんな作戦で行きますかね――ん?

 とんとんと肩を叩かれ、俺は振り返る。


「ゴブ」


「………………あれ?」


 どういうこと? なんでこんなに近くにいるんだよ。


「見逃して貰えるんじゃ?」


「ゴブゴブ」


 ゴブゴブ? 五分五分。つまり気分次第ってことですね。分かります。

 ゴブリンが棍棒を振り上げた瞬間、


「こわっ!」


 俺は掴み上げたアオをゴブリンへと投げ付けた。


「スラ!?」


「ゴブ?」


 驚いた声を上げる、アオ、ゴブリン。

 ブチャっという音が聞こえた。


「ん? おお!」


 俺はその結果を見て、手を叩く。


「これは、これは……」


 そこにあった光景は、俺が思い描いていた理想形。

 これはもう、


「笑うしかないよな!」


 呵々大笑。さっきまで、俺のことを舐めくさって見ていたゴブリンは、今、滑稽な様子で、もがき苦しんでいる。

 飯と違って、大きいものを咥え込んでいる分、密度が薄くなっているのか、ゴブリンが苦しんでいる様子がしっかり見えるのが、また堪らん。


「ねえ、今、どんな気持ち? ねえ? ねえ?」


 圧倒的なまでの優越感。これが強者の気持ちというものなのか。

 ゴブリンは棍棒を手放し、必死にアオを引き剥がそうとているようだが、軟体状態でくっつかれているせいか、中々、上手くいかないようである。

 ここままいけば、討伐依頼達成間近だ。


「スラ」


「ん、お前、その状態でも喋れるのな」


 まあ、呑み込んでるっていっても、口を使っているわけじゃないみたいだし、当然なのかもしれないけど。


「で、どうかしたのか?」


「スラ! スララララ!」


「おお、このまま、殺して吸収すれば、レベルアップしそうなんだな? よし、食っていいぞ」


 ゴブリンは俺の言葉を聞いて焦ったのか、更に、もがき始める。

 悪く思うな。お前が色違いだったら、見逃して仲間にすることも考えたんだけどな。


「スラ! スララ!」


「なんだよ、違うのか?」


「スラ!」


 じゃあなんだ、


「まさかとは思うが、そいつを見逃してやるってわけじゃないよな?」


「スラ!」


 アオはゴブリンの顔に張り付きながら、器用に体を前に倒した。


「えぇ……」


 まさかの正解だったよ。


「なんでだよ、分かってるのか? こいつを倒さないと依頼を達成出来ないんだぞ。それに珍しい色違いとかでもないんだ。特に見逃してやる価値もないだろ?」


「スラ」


「ん? 依頼内容を確認してみろって?」


 俺は仕方なく、言われたことに従い、ギルドトカードを取り出す。

 ギルドカードは小さな電子パネルのような形状で、タッチで操作することが出来る。


「なになに」


 ゴブリンの討伐証明となる耳を持ち帰ること。

 成る程な。言いたいことは大体分かった。


「…………つまり、お前は、ゴブリンの耳だけ切り取って持って帰れってことか?」


「スラ」


 アオは再び肯定する。

 確かに言ってることは間違いない。

 でも、耳だけって地味に怖いこと提案するよな。そりゃあ、命を奪われるよりはマシだろうけどんさ。そんなことゴブリンが納得するかどうか。

 とはいえ、アオが納得するなら、一応訊くだけ訊いたこう。反発されるのが落ちだと思うけどさ。


「なあ、お前、耳だけ俺に渡すか?」


 ブンブンブン!

 耳じゃなくて頭がもげるんじゃないかって勢いで、ゴブリンは首を縦に振る。

 マジか。

 この態度からして、俺の言葉が分かってないわけでもないだろう。といっても従う振りをしてるだけの可能性もある。

 つまり、それだけのリスクを背負う価値があるか、それが重要だ。

 メリットとしては、アオとの言うことを聞いてやったという結果が作れ、恩を売れることか。まあ、これからのことを考えると悪くはない。

 俺はリスクを少しでも下げるため、まずゴブリンが落とした棍棒に、ゆっくりと近づき回収する。

 これなら、行き成り敵意を向けられても、やられることはないだろう。


「よし、いいぞ。ただし、耳を渡す以外に、これから俺の言うことに従うんだ。いいな?」


 ブンブンブン!

 俺はゴブリンが首を縦に振ったのを見て、アオに放してやるよう指示を出した。


「ゲホッ」


 アオから解放されたゴブリンは咳き込み、膝をつく。


「大丈夫か?」


「ご、ゴブ……」


 結構、長い時間、呼吸を遮られていたはずなんだが、それでも意識はしっかりしているらしい。

 恐らく人間だとこうはいかないだろう。


「なら、さっそく俺の言うことを聞いて貰うぞ」


「ゴブ」


 予想していたよりも物分かりがよく、ゴブリンは、きちっと頷いた。

 てっきり反抗するものかと思ったんだが。


「なあ、俺が言っといてなんだが、逆らったりするつもりはないのか?」


「ゴブリ。ゴブゴブ」

 ふむ、ふむふむ。

 ――――分からん!

 いや、なんとなく気持ちは分かるんだよ。逆らうつもりはない、みたいなね。けど、複雑な内容までは読み取れないみたいだ。

 感覚的に言えば、犬や猫の気持ちを察するものに近い。

 あと、ゴブリンの場合は表情なんかも、見てとりやすいからな。


「ニンゲンニ、ヤブレテ、コロサレナイモノハイナイ。イカシテモラエルナラ、サカラウリユウナイ」


「……え?」

 今の気のせいじゃないよな?


「おまっ、喋れるんなら、最初から喋れよ!」


 なんだよ、今までのゴブって! キャラ作りですか? ゴブリンにそんなの求められてねえよ。


「ニンゲンノ、コトバ、ムズカシイ。デモ、ハナセト、イウナラ、ソウスル」


 いや、片言だけど、めっちゃ話せてるじゃん。どこで覚えたのか、教えて貰いたいくらいなんだけど。


「まあ、難しいなら、無理して話さなくてもいいけどさ」


「ゴブ」


 当面は、やはりゴブ語でいくらしい。

 とはいえ、これでハッキリと言葉が通じることが分かった。なら、俺の命令を聞くことだって出来るだろう。

 さて、

 ………………特に何か頼みごとがあったわけでもなかったわ。


「ううむ」


 俺は首を捻り、少しばかり考えてみる。

 このまま耳だけ貰って帰るか。

 けど、それだと、ちょっと勿体ない気もする。


「決めたぜ、お前、ちょっと土下座してくれ」


「ゴブ?」


「ん、ああ、土下座ってのはだな。こうして、膝を折って、手と額を地面につけるポーズのことだよ」


 俺は実際にやってみせた。


「ゴブ?」


「意味ならある。そしてこれが俺の命令だ」


「ゴブ」


「よし」


 了承したゴブリンに対し、俺も頷く。

 あとは、っと、


「いいぞ、そのままストップだ」


 俺はギルドードを取り出しカメラ機能を開くと、土下座したゴブリンを何枚か撮影する。何気に多機能で助かるわ。

 こんな光景、見たことある奴いないだろう。それだけで価値があるってもんだ。


「よし、おっけー」


 ゴブリンに終了を伝え、後は耳だけ頂戴する。

 しかし、こうも従順な相手の耳を切り落とすなんて真似、善良を絵に描いたような俺にはしんどい。


「悪い、自分でやってくれ」


 そう言って、剣を渡すと、ゴブリンはあっさりと自分の耳を切り落とし、俺に差し出した。


「なあ、痛くないのか?」


「モンダイナイ。ソノウチ、ハエテクル」


「へ、へえ……」


 そういうものね。

 こうして、俺は無事依頼を達成する目処をつけ、ゴブリンと別れたのだった。

 ん、連れて行かないのかって? 冷静に考えてゴブリン連れて歩いてる主人公ってどうよ? 主人公が仲間にするのは、スライムとかドラゴンって相場が決まってるんだ。分かるだろ?


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