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 作戦はガンガンいこうぜ!

 はい、3日ほど十一階で戦い続けました。

 合計で犬神を300匹近く屠ったのではないだろうか。

 その間も朝練は欠かさなかった。

 そうしたらライカが倒した鴉からモンスターカードがドロップした。

 もしかしてライカの種族スキルの人招きってモンスターカードのドロップ率アップ?

 どうなのかはわからないが、鴉のモンスターカードを手に入れて俺のレベルアップが待たれるな。

 次の家族は男の子、女の子どちらだろう、そろそろ弟もいいと思うんだけど。

 そういえばこっちでできた家族の人数が向こうの家族の人数を超えたんだな。

 みんなを連れ帰ったら何て言われるかな?

 真ん中には正気を疑われて、下からはラノベ主人公かよ!? ってツッコミが入りそうだな。

 親には出頭を命じられそうだ……。

 あれ? よく考えたら俺マズくない?

 いや、うん、アレだ、手は出してないよ?

 いやいや、家族を信じよう、きっと俺は無罪判決を得られるはず。

 このことはもう考えないようにしよう。

 これこそ出たとこ勝負だ。


 木工屋に頼んだライカの薙刀も出来上がった。

 早速打ち合ってみたが、凄くやり難いです。

 特に足を狙われると厳しい。

 そこ、剣道では範囲外だし……、なんて言っていられないので頑張って慣れた。

 ついでにチカの木製の盾、杖を買った。

 こちらは出来合いの品ですぐに試してみた。

 うん、吹っ飛ばされました……。

 それ以外にも盾で足を狙われたりとその対応に四苦八苦。

 でもライカとチカの戦いは見応えがあった。

 チカの方が能力値は高いが間合いではライカに分がある。

 近づこうとするチカ、近づかれまいとするライカ。

 ただ、チカは力押しなので途中からライカに読まれていたな。

 そういう読み合いでは弱さが露呈した。

 それでも速さや力で押し切っている場面が多く恐ろしく感じたが。

 リンカもこの二人と模擬戦をさせたが、なんか可哀想になった……。

 防戦一方で吹き飛ばされたり、打たれたり、俺もそんな風だけど、リンカがされているのを見るのは辛い。

 負け続けて終いには泣き出してしまった。

「トノぉ〜〜〜!」

 と泣きながら抱きついてきたので頭を撫でながら慰めた。

 うん、ごめん。

 でも敵は間合いや能力差なんて考慮してくれないんだ。

 これもリンカの為なんだ。

 防御を鍛えることで後衛だけどいざというとき、身を守れるようになるのだから。

 でも負け続けるのはいい気がしないよな。

 俺も頑張るから一緒に頑張ろうな。

 それとリンカが泣き出して対戦相手をしていたライカが凄く慌てていた。

 その姿はいつもの凛とした感じではなく年相応な感じだった。

 やはり俺の前だと気を張っていると思われる。

 まあ微笑ましいので見守っていこう。


 そうそうそれと最近気がついたのだが、なんかみんなの家での動きが優雅というか、何か作法を習った人のような感じになってきた。

 最初はあれ? と思う程度の違和感だったのだが、最近は間違いなく動きが変わっている。

 クオンが教えているのかとも思ったんだけどどうやらそれも違うらしい。

 ミオかリュミスが教えているのかも、自信はないけどこの二人の動きが特に違ってきている。

 これも悪いことじゃないからいいか。


 悪いことといえば、リオ夜着けてない疑惑。

 うん、夜寝る時、後ろから抱きつかれて気がついた。

 いや、それ自体が問題なわけじゃないんだけど、寝るとき着けるのが普通なのかも知らないし、俺。

 問題なのは次の日、腕の中にリオ、後ろにクオンだったんだが、クオンがなにやら押し付けてきている気がしたんだが……ね、感触というか、アレがね、肋骨のゴリゴリっていうね……。

 それにどうしても昨日はあったのに、今日は無いとか、気になるよね。

 クオンの方を向いたら涙目で睨んでたんだよね。

 うん、振り向くんじゃなかった……。

 順番に悪意を感じないでもないが眷族順じゃ仕方がないよな。

 うん、昨日は正面のクオンを見ないように、何も考えないようにきつく抱きしめて寝た。

 気にしなくてもいいと思うんだがそういうのは気になってしまうものなんだろうな。


 とりあえず、そんな三日間だった。



『ステータス』


 名前 ユー(長谷川佑衣斗)

 種族 ヒト♂ Lv7

 称号 (異世界人 美幼女たちの主)


 HP 1925

 MP 1316


 攻撃 251

 防御 218

 速さ 272

 知識 147

 精神 122

 器用 241

 運  39


 スキル省略


 {眷族(7/7)}

 (ミオ リュミス リオ クオン リンカ ライカ チカ)


 名前 ミオ(水緒)

 種族 ヒト{隠密スライム(中忍)}♀ Lv25

 称号 忠臣 (癒し系 抱き枕 ユーの右腕)


 HP 3150

 MP 525


 攻撃 105

 防御 210

 速さ 315

 知識 105

 精神 105

 器用 210

 運  50

 忠誠 100


 スキル省略


 名前 リュミス

 種族 ヒト{ダークドラゴン(小)}♀ Lv6

 称号 (龍種 ユーの左腕)


 HP 6000

 MP 6000


 攻撃 600

 防御 600

 速さ 600

 知識 600

 精神 600

 器用 600

 運  80

 忠誠 100


 スキル省略


 名前 リオ(莉緒)

 種族 獣人 (ブラックウェアウルフ)♀ Lv22

 称号 (亜種 ユーの影)


 HP 1920

 MP 2560


 攻撃 256

 防御 128

 速さ 256

 知識 384

 精神 128

 器用 128

 運  60

 忠誠 100


 スキル省略


 名前 クオン(紅音)

 種族 ヒト{魔族(未覚醒魔王)}♀ Lv29

 称号 {憤怒の化身(未解放) ユーのメイド、懐刀} 元奴隷


 HP 3990

 MP 1710


 攻撃 399

 防御 171

 速さ 399

 知識 171

 精神 171

 器用 399

 運  15

 忠誠 100


 スキル省略


 名前 リンカ (燐火)

 種族 獣人(猫)♀ Lv29

 称号 (ユーの癒し)


 HP 585

 MP 780


 攻撃 39

 防御 39

 速さ 78

 知識 78

 精神 78

 器用 39

 運  38

 忠誠 100


 スキル省略


 名前 ライカ (雷火)

 種族 獣人(猫)♀ Lv29

 称号 (ユーの槍)


 HP 780

 MP 585


 攻撃 117

 防御 39

 速さ 78

 知識 39

 精神 39

 器用 39

 運  38

 忠誠 100


 スキル省略


 名前 チカ (三上千花(みかみちか))

 種族 ヒト(ホムンクルス)♀ Lv9

 称号 (人造人間 ユーの盾)


 HP 1800

 MP 0


 攻撃 900

 防御 900

 速さ 900

 知識 0

 精神 0

 器用 900

 運  18

 忠誠 100


 スキル

 盾術Ⅱ 棍棒術Ⅱ 格闘Ⅰ 拳闘Ⅰ


 こんな風にみんなレベルアップして強化も進み、次の階に行くことにする。

 目指せリンカ、ライカ30レベル。

 念のため、この3日は宿で晩ご飯を食べないようにし、他の店で食べることにした。

 ちょっとの間ご飯を食べないことを告げるとなにかいらぬ心配をかけたり、ミカちゃんに子猫を連れてくることを要求されたりしたがなんとかなった。

 リンカ、ライカありがとう。

 ……称号? 見なかったことにしたよ……!


 ということで朝練も朝ご飯も済ませ、ダンジョンに乗り込もう。

 この三日間で慣れた打撃音とグチャっという音を響かせながら進んでいく。

 もうレベルが上がりにくくなっているが積極的に倒して進んだ。

 見つけてあった階段のある部屋に行き、慎重に降りた。

 降りてすぐに変化があった。

 すえた臭いが充満していたのだ。

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