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 あの日から二十日が過ぎた。来る日も来る日もウルフを倒し、稀に出るブラックウルフを倒し、という生活を続けた。冒険者ランクもDで変わっていない。あ、調査依頼の報酬は追加も込みで金貨16枚も貰えた。


 リオはレベル10になった頃に人化することが可能になった。狼の耳と尻尾を持つ、獣人タイプに人化した。黒髪に茶色の瞳でワックスでも付けてあるかのように立っているショートの髪型だ。少し中性的な感じのする活発でおてんばな娘だ。また変化として、人の耳がある位置を調べようとすると威嚇するようにもなった。

 なんでもそれは獣人族最大の秘密らしい。でもリオって獣人族じゃなくてモンスターだよね。


 人化したリオを連れて門番のところに行ったらまたか! と呆れられてしまった。

 故郷に、危ない目にあったが無事だったと手紙を送ったのに見間違えたのか、危ない目にあっていると勘違いした(リオ)が身分証も持たず駆けつけた、ということにした。


 あと妹がなぜ獣人なのか聞かれるかと思ったが誰も何も言わなかった。妹が多いことといい触れてはいけない雰囲気を醸し出しているのかもしれない。


 そんなこんなでレベルを上げ続け、現在ではこんな感じに。



『ステータス』


 名前 ユー(長谷川佑衣斗)

 種族 ヒト♂ Lv3

 称号 (異世界人)


 HP 361

 MP 260


 攻撃 28

 防御 30

 速さ 37

 知識 29

 精神 26

 器用 30

 運  23


 (エクストラスキル)

 (眷族化 ダンジョン作製 不老)


 (ユニークスキル)

 {異世界言語 異世界文字 異世界武術(剣道)}


 スキル

 下級鑑定 (アイテムボックス小) (隠蔽Ⅲ) 気配察知Ⅲ 危機察知Ⅱ 剣術Ⅲ 全状態異常耐性Ⅰ 忍び足Ⅰ 威圧Ⅰ 水魔法Ⅰ 黒魔法Ⅰ 風魔法Ⅰ 闇魔法Ⅰ 防具顕現Ⅰ 


 {眷族(3/3)}

 (ミオ リュミス リオ)


 奴隷

 クオン


 闇魔法やらのスキルが増えたが、案の定闇魔法を習得しようとして意識を失った。今回はわかっていたので宿屋のベッドに寝ながらやった。ミオは止めて欲しそうにしていたが、そうしないと覚えられないのだから仕方がない。

 防具顕現は、風属性の靴しか今のところ作れないが、風の加護があるのか移動速度などが上がった。


 クオンの武器顕現を習いたいのだが全然ダメだった。防具顕現が使えるようになったから大丈夫だろうと思っていたが、取っ掛かりすら掴めなかった……。


 名前 ミオ(水緒)

 種族 ヒト{隠密スライム(中忍)}♀ Lv5

 称号 忠臣 (癒し系 抱き枕)


 HP 1350

 MP 225


 攻撃 45

 防御 90

 速さ 135

 知識 45

 精神 45

 器用 90

 運  34

 忠誠 100


 (種族スキル)

 (スライムボディ中)


 (ユニークスキル)

 {人化(特) 忍術}


 スキル

 (隠蔽Ⅷ) 気配察知Ⅵ 投擲Ⅳ 短剣Ⅳ 全状態異常耐性Ⅳ


 ミオはレベル5となり速さと撹乱用忍術によりブラックウルフなど寄せ付けない強さになっている。


 名前 リュミス

 種族 ヒト{ダークドラゴン(小)}♀ Lv1

 称号 (龍種)


 HP 1000

 MP 1000


 攻撃 100

 防御 100

 速さ 100

 知識 100

 精神 100

 器用 100

 運  80

 忠誠 100


 (種族スキル)

 (ブレス弱 龍鱗中 龍爪牙中)


 (ユニークスキル)

 (小型化 人化)


 スキル

 黒魔法Ⅱ 水魔法Ⅱ 風魔法Ⅱ 威圧Ⅱ 拳闘Ⅱ 防具顕現Ⅰ


 リュミスは防具顕現で水の羽衣を作り出した。少しの間浮くことができたりと優れものだった。

 水の羽衣を作れるようになってからそればかり着るようになった。それまでの服はリオが着ている。リオに新しい服を買おうとしたのだが、黒のワンピースを気に入ってしまったのだ。


 ブレスは自分の使える魔法属性で放つことができた。リュミスなら黒、水、風のブレスを放てる。ただ、使う魔力が多い割に範囲も狭く、良い意味でも悪い意味でも切り札的にしか使えないものだった。


 またレベルも上がっていない。これまでの上がり方でどのように能力値が上がるか予測できるので必要な経験値が多いのも仕方がないのだろう。


 名前 リオ(莉緒)

 種族 獣人 (ブラックウルフ)♀ Lv15

 称号 (亜種)


 HP 375

 MP 500


 攻撃 50

 防御 25

 速さ 50

 知識 75

 精神 25

 器用 25

 運  24

 忠誠 70


 (種族スキル)

 (黒狼爪牙 黒体)


 (ユニークスキル)

 {シャドールーク 人化(劣)}


 スキル

 闇魔法Ⅰ 忍び足Ⅰ 拳闘Ⅰ


 リオは攻撃系の能力値が高い。が防御に不安があるので後ろで魔法を使うのが主体だ。一応拳闘スキルも手に入れ、バックアタック時には少し時間を稼いでもらう形になるだろう。

 それとなぜか俺の背中がお気に入りのようでいつも俺の背後に居ようとする。狼って背中で子供を育てたりする種族だったっけ?


 名前 クオン(紅音)

 種族 ヒト{魔族(未覚醒魔王)}♀ Lv13

 称号 {憤怒の化身(未解放)} 奴隷


 HP 1120

 MP 480


 攻撃 112

 防御 48

 速さ 112

 知識 48

 精神 48

 器用 112

 運  15

 忠誠 75


 種族スキル

  魔力吸収(弱) 魔力操作(弱) 魔力解放(弱)


(エキストラスキル)

(未解放)


(ユニークスキル)

(未解放)


 スキル

 火魔法Ⅱ 木魔法Ⅰ 武器顕現Ⅱ 拳闘Ⅰ 家事Ⅴ 


 クオンはレベル10を超えてから能力値の伸びが良い。だが、脳筋の育ち方だ。魔王って魔の王なんだから魔法とか伸びるべきじゃないの? このままじゃ撲殺魔王とか不名誉な感じになりそうではないか。

 やはり魔王は魔法も使いこなせる方がカッコいいのだが……。


それとクオンの身長は伸びてはいるが緩やかだ。レベルと年齢がもしリンクしていたら今は13歳、中一くらいか。……いや、語るのは止めよう。うん、現実は非情だ。


 こんな感じに成長したので迷宮都市に行こうと思う。あと三日したら宿屋の期限も切れるのでそれに合わせて迷宮都市までの護衛任務も受けている。

 初の護衛任務なので緊張というか、ミオたちを見て他の護衛の冒険者に絡まれるんじゃないかと心配している。


 まあこの街ではギルドマスター以外ミオたちの敵じゃないと思うんだけど、心配は心配だ。

 でもどうすることもできないのでそっちはもう出たとこ勝負で行くことにする。


 この街もあと三日だと思うと少し寂しい気持ちにもなる。そこで、この三日間は休みにして遊びに行ったり、必要な物を買いに行ったりとゆっくりしようと決めた。

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