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第1話 つり合わない俺とお前 参

久々に書いてみた。

水樹は片手にカバンを持ち学校に向かっていた。

「あいつになんて言ってサボるかな〜」

そう言って水樹は考えていた。

「あっ!水樹さん!」

後ろを振り向いた水樹の背後に居たのは花澤汀だった。

「よう、何だよ」

水樹はそう言ってカバンを片手に持ちながら聞いた。

「えっと、今日は真面目に授業を受けるんですよね?」

汀はそう水樹に聞いた。

「ああ、まぁな」

そう言って水樹は嫌々な顔をして学校に向かって歩き始めた。

花澤汀はそんな水樹と一緒に歩いて学校を登校した。




ーーー2年D組ーーー




水樹はやく数カ月振りに自分のクラスに入り自分の席に座った。

「あれ?水樹どうしたんだ?珍しく教室に来るなんてよ」

彼に声を掛けたのは青峰雷(あおみねらい)と呼ばれる青年だった。

「ああ、あの女に呼ばれてな」

水樹はそう言って花澤汀を指差した。

「あ〜あ!なるほどな」

そう言って青峰はクラスの女子達の中心の花澤を見て納得した。

「それより、今日の授業はフルで出るのか?」

青峰は自分の席に座り水樹に聞いた。

「ああ、半分出たらすぐに消える」

そう言って水樹はうつ伏せになり眠りに入った。



ーーー数時間後ーーー



水樹は起き上がるとクラスの授業を見ると英語になっていた。

「おい、水樹!ちゃんと授業受けろ!」

そう担当教師の日比野は水樹に声を掛けた。

だが水樹は嫌な感じがしてまた眠りに入った。



ーーー昼休みーーー



水樹は嫌な顔をして売店に向かった。

売店付近にはかなりの人が立っていた。

「はぁ〜、こうなるから嫌なんだよな〜」

そう言って水樹は売店でいつものパンとカフェオレを買い模型部に向かった。



ーーー模型部ーーー



水樹はショコラメロンパンとシーチキンサンドとピリ辛ホットドッグを持っていつもの席でそれを食べ始めた。

「あっ!いた!」

部室に入って来たのは花澤汀だった。

「何だよ!何しに来た?」

水樹はそう花澤に聞いた。

「えっと、次の授業はちゃんと受けてくれますよね?」

そう花澤は水樹に聞いた。

「あのさ、お前さ、俺が授業を受けないとダメとか思ってるのか?」

水樹はそう言ってショコラメロンパンを食べながら花澤に聞いた。

「だって、その方が水樹くんのためだと思いますから・・・」

汀はそう水樹に言った。

「授業は受けてやる・・・」

水樹はそう言ってカフェオレを飲みながら汀を見た。

「本当ですか?」

汀はすごく喜んでいた。

「ああ、だが条件がある」

水樹はそう言って腕を組みながらじっと汀を見た。

「条件ってなんですか?」

汀は水樹に聞いた。

「俺の恋人になるって言うなら授業ぐらいなら毎日受けてやるよ」

そう水樹は汀に言った。

「私が・・・水樹くんの恋人に?////」

汀は顔を真っ赤になっていた。

「いやだろ!なら、早く消えてくれ」

水樹はそう言ってピリ辛ホットドッグを食べながら汀と距離を作った。



ーーー放課後ーーー



水樹はカバンを持って男子寮に帰ろうとした。

「あの!水樹くん!」

誰かが後ろから水樹に声を掛けた。

振り向くとそこには汀が立っていた。

「何だよ?何かようか?」

水樹はそう言って汀を見た。

「あの、私・・・水樹くんの事が好きです!だから恋人になってください!」

汀は水樹に目を閉じて大声で言った。

それを聞いた水樹は顔を真っ赤になりながら頭の思考回路が止まていた。

「いや、あの、俺なんかでいいのか?」

水樹はそう汀に聞いた。

「はい///」

汀は夕焼けで顔を赤くなりながら水樹に歩み寄り少し背伸びして頬にキスをした。

この日二人は恋人になった。

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