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通話記録 離れ離れのピロートーク

注意※分かりにくい表現、誤字脱字があるかもしれません。「そんな駄作見たくねぇよケッ!」と言う人は見ないでください。


ご了承下さい。

『もしもし、私メリーさん』

『貴方って何時もそれね。他にボキャブラリーは無いの?』

『酷いわ、親友がこんな夜中に連絡して来たのに』


 少しだけ息の荒い黒恵の声は、深夜一時半にミューレンの耳に届いた。


 ミューレンの頬は僅かに紅潮していた。そして額に汗が浮かんでおり、何やら金色の瞳が虚ろだった。その一人ベッドの上に乗っている裸体を動かし、座り込みながら彼女の言葉に耳を傾けていた。


 スマホから聞こえる彼女の言葉に、ミューレンは僅かに安堵感を覚えていた。


 まるで行為の後の少しばかり気不味いが、しかし一言を交わすだけで心が高ぶる様な、正しくピロートークの最中に似たその感覚に、ミューレンは心を踊らせていた。まあ、ミューレンにその様な経験は一切無いのだが。


 しかし決して悟られてはならない。何せこの白神黒恵と言う女性、妙な所で勘が良い。一喜一憂を悟らせれば、明日出会う時にこちらが辱めを受けることになるのだ。


 だからあくまで素っ気無く、しかし決して不愉快では無いのだと説明しないといけないのだ。


『それで、どうしたのよ』

『電話したかっただけよ。親友にね』

『……成程、暇だったのね。……仕方無いわねぇ……』


 ミューレンは露骨なため息を吐き出した。それに黒恵は僅かな笑い声を聞かせてくれた。


『どう? 体調に変化は無い?』

『全然。むしろ元気よ。Hello Hello 黒恵。そちらは?』

『気分はぶるーで、今はれっど。こーどはxx』

『良く知ってるわね』

『これでも結構知識としては知ってるのよ? 勘違いしている部分はあるけど』

『前進をあんな酷い勘違いする人初めて見たわ』

『……まあ、それはそれよ』


 向こうで黒恵が笑っている。釣られてミューレンの顔にも綻びが浮かび上がった。


 彼女は金色の前髪を弄りながら、黒恵の声を聞いていた。


『最近私の研究が一歩前進したのよ』

『これ以上功績を増やして貴方は何を目指してるの?』

『あの日垣間見た世界の全てを解き明かす為に』

『……ええ、それが貴方ね。そのままでいて』

『勿論。私は一生私のままよ』


 二人のピロートークはまだ続く。


『例えば私が貴方の隣で寝ていたら、貴方はどんな顔をするの?』

『そうね……多分、驚くと思うわ。黒恵なら見たことがありそうだけど?』

『そうだったかしら? ああ、そう言えば何回か』

『……貴方はどう思うの?』

『私? そうね……まず胸を揉む』

『……はぁぁー……躊躇が無くなって来たわね』

『あの柔らかな弾力の魅力に取り憑かれてしまったのよ、私は』

『……そう、もう一度触る?』

『触りたいです』

『……駄目、絶対に』


 黒恵は、微笑んでいた。


『ありがとう、寂しかったの』

『ええ、知ってるわ』

『……ねえ、ミューレン。今から家に行っても良い? 私の家に来ても良いわよ?』

『どうしたのよ急に』

『……私だってね、人肌が恋しい時期があるのよ。その優しさと温もりに触れたい時期があるのよ』

『ええ、そうね。私も偶に、そう言う時期があるわ』

『……いや、やっぱり辞めておくわ』

『……あら、残念』


 ミューレンの表情には若干の曇り空が滲んでいた。


『このまま、朝まで、二人で、離れ離れで話しましょう。ずっとこのままだらだらと。そうした方がきっと、楽しいわ』

『……意気地無しとでも言われたいの?』

『私は貴方と一緒にいたいだけよ。ずっと、ずっと』


 きっと崩れることの無い、二人の関係。きっと終わること無い、二人の関係。


 黒恵とミューレンは、その関係であり続けたいと互いに思っている。決して壊したくない、二人だけの関係性。


 終わらせることの無い互いに交わす会話。

最後まで読んで頂き、有り難う御座います。


ここからは個人的な話になるので、「こんな駄作を書く奴の話なんて聞きたくねぇよケッ!」と言う人は無視して下さい。


題名に深い意味は滅茶苦茶あります。所謂匂わせって奴ですよ。


ピロートークは大事ですよ。特に女性同士だと。同時に今回の話は二人の中にある大人の部分でも出そうかなと。


ちょっとした解説でもしましょうか。

黒恵の『人肌が恋しい時期』は事実です。ミューレンはそれに『私にもある』と答えました。

つまり家に来ることを容認しているんですね。しかし黒恵は、行くことを拒絶しました。

だから黒恵は『意気地無し』です。


いいねや評価をお願いします……自己評価がバク上がりするので……何卒……何卒……

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