拉致された(男に)
この前は部室でで寝たら三人の女の子の両腕、胴体をがっしり固定された状態になっていた。胴体、純先輩はまあわかる。あの先輩遠慮なく俺を枕にするからな。
次は右腕、璃子ちゃんはなに?ここ中学校ですよ。全然会えなかったから逢いにきた?うんうんそれはごめんね。でも会うが逢うになっているのは何故かな?あともろゴスロリで来たの?事務の人に・・・ああ、俺関係と言ったら可哀そうな目で許可証を出してくれたと。あとでお菓子のセットを持って行ってあげよう。二つほど次の日のトイレがアーッと叫ぶものを混入したものを。
最後が左腕の阿久津さん。すやすや可愛らしく寝ていたよ。起きたら顔真っ赤になってなにか弁明した後に血が上り過ぎたのかそのままぶっ倒れた。面白い子だよ。
別に困ることではないので今後も寝ている時は枕にされることが決定。独裁者純先輩とゴスロリ小悪魔が結託して決めたよ。璃子ちゃん今後も来るの?
阿久津さんは辞退すると思っていたら。性悪子猫と小悪魔がなにか吹き込んでやる気出したよ。頑張るっすて寝るのに何を頑張るの?
まあ変な事もあるものだと少し気が緩んでしまった。
数日後、麻袋をかぶせられて拉致されたよ。
マジか~、北海道の拉致番組は俺が大学生の時なのに中学で俺が拉致されるとは・・・。まずは二度と歯向かえないように歯を折るか?いいね歯向かえないに歯を折るっ・・・オヤジしているなぁ。今度から注意しよ。みやことソフィにオヤジギャグとか言われたらら憤死するよ。
「「「どうか俺達にモテる技術を教えてください」」」
麻袋取られたら、いがぐり坊主たちが各々のユニフォームを着て土下座していた。
「なにこれ?」
よく叫ばなかったよ俺。
なになにそこの先頭の五分刈りよ俺を拉致した理由をわかりやすく述べろ。
「実は・・・」
五分刈りの言うことは簡単だった。学校の二大美女を侍らしている俺が羨ましい。純先輩に抱きつかれているのが羨ましい。後輩の女の子達が慕っているのが羨ましい。あの黒い子何?
「まず純先輩と黒い子に興味持った奴ちょっと出てこい。性癖がヤバすぎる。」
その年でその性癖はちょっと・・・俺もなのか?ちょっと横に置いておこう。
そっかそりゃあ男の子から見れば俺ってモテてるように見えるよな。まさか今生で羨ましがられる側になるとは・・・。
「え~と面倒くさいから帰っていい?」
「「「そんなっ!」」」
だって何の得もないのにむさくるしい男連中に囲まれなきゃならんわけ。
「「「舎弟になりますからっ」」」
「いらんいらん」
いまさらガキのお守りなんぞしてられるか。こっちは会社の経営してるんだぞ。若ハゲや筋肉や小デブの相手をしなきゃならんのだ。
てかボディーガードの連中遊んでやがる。麻袋で拉致られたのに放置してるし犯人が中学生だからだろうけど、今度の室内近接戦闘でボコボコにしてやるからな。
「わかったわかった。技術なんてもんは無いけどお前らがモテない理由を教えてやる」
「「「えっ?」」」
縋りついてくる男共に現実を見せてあげよう。くくく果たして何人泣いちゃうかな?
「まず坊主頭がアウト。髪伸ばしてから出直してこい」
「いや学校の規則で坊主ですよ」
反論する奴がいた。うんそうだよね規則だね。
「俺髪長いぞ」
「「「それがおかしい」」」
平成初期はまだ中学生は全員坊主頭なんだよね。あと十数年経てばなんで坊主?ということになるけど。
「いや規則には不快にならない髪型と書いてあるぞ」
「でも伸ばすと先生に問答無用に刈られます」
「あ~馬鹿正直にそれを受け入れているんだ」
前生の俺もそうだったもんな。なぜこの時代は坊主が絶対の風潮があるのか、それは親よりももっと上の世代ジジイ達から続く、俺達がしてきたんだから歳が下の連中は同じようにしろがあるからだ。
日本人は前例から外れるのは嫌うからな。
「あの強制的に頭を刈るの教師の指導ではアウト行為だから、ビンタや拳骨を同じだから」
それに気づいてない昔ながらの教師がいるんだよね。とくに体育教師連中、坊主は自分だけにしとけよ。すでに叩くだけで始末書書かないといけない時代なのに強制坊主は規則だからといって逃れていたんだよあの連中。
「坊主はなただ自分達が出来なかったから後輩たちも坊主だと言っている馬鹿な大人達と、単純に教師が長髪だとどの髪型が不快なのかわからないから一律坊主にした方が監視するのに楽だからだ。いつの間にか不快にならない髪型イコール坊主頭になっているけどな」
「「「・・・」」」
おおう、自分達がどれだけ理不尽にあっていたのか知って怒っているよ。
俺?坊主にしようとした教師は問答無用で黙らしたよ。坊主が当然と思っていたからちゃんと生徒手帳を見せて、教育委員会のお墨付きももらったことも伝えて。
なのに不快にならない髪型イコール坊主だと言いやがったから、先生のパンチパーマはヤクザ見えますから不快ですねと言ったら殴りかかってきたよ。
もちろん問題行動で学校からおさらばです。とくに自分が正しいと思っていた奴だから見せしめになってもらった。おかげで俺に髪型のことで注意してくる教師はいない。
「よし俺も、とか言っているけどちゃんと先生を自分で説得しろよ。俺は特例みたいになっているから、俺がしているからと言っても効果はないからな。あと運動部の坊主は学校の規則と別だから」
全員四つん這いで泣き始めたよ。運動部だったんだね。
「いや運動部なら県で優勝ぐらいすれば坊主でも少し不細工でもモテるぞ。それをしなかった自分達が悪くないか?これから文科系部にも男子は入部するから底辺運動部より同じ好きなことをしている連中がモテるよな」
「「「おおおおぅーっ」」」
おお泣く泣く号泣だ。今まで運動部だからと調子に乗っていた罰だ。底辺部活だと身体能力が対して高くないんだよな。ちょっと運動神経がいい帰宅部に負けるぐらいだったし。
「まあ坊主でも清潔で真面目に優しく丁寧に接するようにすれば彼女は出来ると思うよ」
「「「おおおうっ!」」」
やる気出たみたいだな。
「でもそんなことが今まで出来なくて俺に聞く時点で出来るとは思えないけど。ああいうのは自分で考えて実行しないとすぐにメッキが剥がれて思っていた人とは違う別れましょうパターンだから」
「「「おおおぅ・・・」」」
今度は落ち込む。面白いなこいつら。
「ところでお前ら彼女が欲しいの?それともただモテて一時的な快楽を求めてるの?後の方なら容赦なく報復の魔王様で潰すからな」
何人か顔を反らしやがった。
「あの報復の魔王様も何人もの女性を侍らして遊んでいるんじゃないんですか」
五分刈り君が悲壮な顔で発言したよ。他の連中こいつすげぇっという顔をするな。
「遊んでいないぞ」
「え?」
「ちゃんと付き合うときに他にも好きな女性がいると伝えている。それでもいいと言ってくれている女性としか付き合っていない」
「それは浮気とは?」
「全員真剣に付き合っている。女をもの扱いするナンパ野郎と一緒にするな」
真面目に付き合うから結構ドキドキなんだぞ。ハーレムは人の気持ちがわからない奴か、女性全員を愛する覚悟がないと出来ないんだぞ。でないと即バッドエンド行きだからな。女性陣が仲が良いなんてありうるはずないから。
「あと遊びじゃないから健全な付き合いだからな全員」
「「「え?」」」
こちとら中身は未来のおっさんだぞ、現実に手を出したらどうなるかの情報が山ほど手に入る世界だったのだ。今はダメ将来のお楽しみで。
なぜか坊主頭の連中に聖人様と拝まれるようになった。なんだ喧嘩売っているのか?全部買ってやるぞ。
あとたまに彼女が出来るための自分磨きの講習をすることになった。
俺、今生は自由気ままに生きてきただけなんだけどなー。自分磨きなんてしてないよ。しょうがないから未来知識でなんとか取り繕って教えた。
また無駄なことに時間が消費される~。
いつのまにか中学生が長髪になっていて衝撃を受けました。
あの灰色の坊主頭の三年間はなんだったの?(;´д`)




