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俺の過去は不安定  作者: デンセン
中学生編
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倉庫に魔王軍の大幹部をご招待

 あのあと?

 仕方ないから大号泣している女子達の所に俺だけ戻りましたよ。さすがに中学生一年生にトラウマを植え付けるのもなと思ったわけで。

 洗の・・・ゲフンゲフンで心が綺麗な子になってもらいました。慕ってくれるのは嬉しい、でも手芸部は自分だけのモノじゃない迷惑かけてしまうのはつらいとか噓八百並べたら大人しくなって手芸部を退部してくれた。ただし陰から見守っていいですかとねだられる。さすが幼くても女だよね。処理が面倒臭かったので放置した。

 まさかそれが高校生になったときにあんな一大勢力に成長しているとは夢にも思わなかった・・・。

 まあ俺達は手芸部は退部しなくてすんだ。


 阿久津さんは手芸部になじんでいった。

元々恰好だけの不良なので中身が真面目な子だとわかると他の同級生の子も話しかけ始めた。初めて手芸部に来たときに瞳さんと優子さんに震える人形ぐらいに怯えられたのを思い出すなぁ。

 純先輩を囲んで女子部員達で楽しく部活動をしている。俺?男子一人は呼ばれるまで部室のすみに待機ですよ。純先輩も楽しんでいるから文句はありません。


 ようやく手芸部も俺があまり関わらなくて済むようになったということだ。それでも純先輩は俺を椅子にしてくるし阿久津さんは子犬ように慕ってくるけどな。ニャンコ先輩にワンコ後輩ができたよ。


「はあはあ坊主まだかぁ」

「あともう少しですから頑張ってください」


 ここのところ学校のことばかりで他のことに意識を回すことが無かったので休日は趣味の方にまわすことにしたのだが。


「坊主ぅー、そろそろ趣味のやつをみせてくれよぉー」


 トップのお方に縋りつかれてしまった。

 馬が合うのでちょくちょくと遊んでいたのだが、口を滑らして趣味の旧車のことを話してしまう。

 それ以来会うたびおっさんにまとわりつかれることになった。女性なら大歓迎だがおっさんなんぞいらんわっ!


 別に隠す必要もないので連れて行くことにしたのだが、私有地に知らない車は入れたくないので歩いてもらう。決して嫌がらせではない。


「はいこちらが俺の趣味が盛りだくさんの倉庫になっております」

「お、おおおお」


 倉庫に広がる旧車の数々、最近は平成初期のも新車で購入しているんだよね。ロードスターなんて女の子を助手席に乗せたら格好良くない?と言ったらショーリさんが助手席に予約済みの紙を置いていたよ。あと五年以上経たないと運転できないんだけど。豆腐店のも購入した。ちゃんと文字を入れたらおやっさんとショーリさんに首を傾げられたけどこれはお約束だ。Zは青で黒いポルシェの隣に置いてるよ。もうたまらない光景だね。


「ヨタハチが・・・俺の青春が」


 お方がある車に吸い寄せられていく。いつものカリスマオーラが無くなっていた。


「うんうん、憧れのモノには男は子供に戻るよね」

「ボンはまだ子供だがな」


 いつのまにか横に来ていたおやっさんが声を掛けてきた。いつもの汚れたつなぎだ。会った時からジジイだったけど最近どんどん筋肉質になって髪も黒くなってない?車から何か吸収してないかなこのジジイ。


「あれが例の偉い奴か?」

「うん、県でもかなり上位のお人、なんで教育委員会にいるのかね。サッサっと政界に出ればいいのに」

「そこまで無理をしたくねえんだろうよ。ボンも限界は見極めときな」

「年長者言葉は心に刻んどきます」


 途中で人生をギブアップしたから人生経験のある人の言葉は結構大切なのだ。


 しばらくお方が満足するまで待った。


「先ほどは大変申し訳ございません」

「おうしょうがねえよ。青春が蘇ったら止めることは出来ねえって」


 深々と頭を下げるお方、おやっさんはカラカラと笑う。どっちも完成された大人だよなー憧れるわ。


 今俺達がいるのは休憩用、客対応の倉庫に作った部屋だ。俺が快適にしようとして、おやっさんとショーリさんに改造された。アメリカンに内装されたがビリヤード台とダーツは必要ないよね?経費に結構いいお値段が書いてあって昔驚いたことがある。


「いや、ここは男の憧れの場所ですね。一日どころか毎日でも眺めていられる」

「あとバイクと外車、最近の新車も他の倉庫にあるぞ」

「ほうっそれはぜひみたいですね」


 二人はすでに挨拶をして仲良さそうにしている。


「失礼します。お茶ではないですがアイスコーヒーを用意しました」


 部屋に入ってきたのはスーツを着たショーリさん。いや偉い方が来るとは言っていたけど普通の恰好で良いのに。身長が高くてスタイルがよくてクール系眼鏡巨(大)のショーリさんは怪しい秘書感満載だ。


「ほう美しい女性だ。ぜひともお相手をして欲しいな」

「それアウト。いくらお方でもショーリさんに手を出したら問答無用で人生終わると思って」

「貴光君・・・?」

「俺自分の女に手を出されてまで温和でいるつもり無いんだわ。それが冗談でも許せないから」


 お方は冷や汗かいてるね。おやっさんはとうとうやっちまったかぁという感じだ。


 ちょっと唐突だけどショーリさんのほうをむく。


「えっとねショーリさん聞いてほしい」

「はい」

「俺好きな人がたくさんいるんだ。ショーリさんもその一人。一人だけとは言えないけど俺の女になってくれたら大切にするよ。どうか付き合ってぇぇえぇ!?」


 告白途中でショーリさんに手を引っ張られる。バイクの運転にレストアもしているからかなり力強い。


「お爺ちゃん!しばらく相手しててっ三十分くらいっ!」

「それはいいが避妊しろよ」

「私は教育の立場から一線は超えてはいけないと言っておくよ」


 引っ張られた先はバイクの方の休憩室。

 一線?死守したよ。キスは許してほしい。他は知りません。ショーリさんがシャワー浴びたけど知らないよ。汗かいたんじゃないかな?


「えーお方の処遇なんですが」

「孫の事後の後に話し合いかよ。俺も初めてだぜ」

「私も注意したほうがいいんですかねえ」

「してねぇよっ!」


 俺の腕にしがみついて満面の笑みのショーリさんがいるけどね。


「まあお方さんは退職後にここの就職することでいいんですか?」

「いいよ。こんな素晴らしい所で老後を生きていくなんて最高じゃないか」

「俺も年だからなあともう一人欲しかったしいいと思うぞ」

「私もいいと思うわ。ちょっと規模が大きくなり過ぎて二人では難しかったから」

「そうですよねー倉庫どれだけあります?」

「いまは八棟ね」


 おおうそこまでいっていたか。


「私は伝手もあるし経理とかも得意だぞ」

「是非ともよろしくお願いしますっ!あとウチの会社の相談役しません?お給料はこのくらいで」

「今からでも退職してこちらで働きたいな・・・。あ、一つ条件があるんだがいいかい?」


 トップのお方の条件・・・言った何を言われるんだろうか。ごくりと息を飲んだ。


「実はヨタハチを貸してもらいたい。昔嫁とヨタハチでドライブをしたんだ」


 もうおっさんが可愛らしくなったよ。


「おやっさんヨタハチは何台ある?」

「三台だな」

「なら一台をお方の仕様にしてあげて、故障しないように金はいくらでも使っていいから、あと追加で予備の購入してね」

「おう完璧にしてやらあ」

「い、いやそこまでしてもらわなくても」


 さすがに事態が凄い勢いで流れていくのにおたおたするお方。


「奥さんと乗るならそのくらいしないといけないです。あと気に入ったら買い取ってくださいね格安にしますから。整備はここに置いておけばいつでもできますので」

「ボンのおせっかいは受けとけ損はしねえから」


 おやっさんの言葉にお方は頭を下げた。くそぅ下げ方もカッコいいじゃねえか。成人したらまねしよう。


 よしこれで倉庫の管理者と強力な会社の相談役をゲットしたぞ。夢が広がるなぁ、次はもっとマニアックな車でも購入しようかな。


「貴光君、私は初めてはロードスターの中がいいな」


 ひょえっ、さすがに車内は最高級ホテルにしません?


はい、貴光が独占欲を表に出し始めました。

魔女王は小学生なのでまだ外れています。

ショタは奴隷なので・・・(;´д`)


地味強力なカードを手に入れました。トップのお方は政治に超強い、友人の経営力にときわの開発力、ちょっと洒落にならなくなってきました。(;・ω・)


ショーリとはいたしてませんよ?三十分ではねー(´・ω・`)

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