クリスマスイブの決意と二人の覚悟
「いらっしゃいタカ!」
「お邪魔しますソフィ」
満面の笑みで迎えてくれるソフィ。
今日はクリスマスイブ・・・え?今は夏?しかもすげー暑い?またまたぁ、こちらは冬で外は凄く寒いですよ。それは筆・・・ゲフンゲフンのせいです。
今年も俺とソフィとみやこでクリスマスイブを迎える。ん?今までそんなことはなかった。ちゃんとしてましたよ毎年。うん季節が巡るのは早いから気づかなかったのかもしれない。そういうことにしよう。
だいたいがソフィのマンションでパーティーをしている。ソフィパパは前は仕事でパーティーに参加して俺達に部屋を譲ってくれていたが、今は友人というパートナーがいるので楽しくお出かけになられた。明日まで戻らないらしいんだけどなにしてるの?
ソフィは俺の腕に抱きつきそのまま状態で廊下を歩く。
「たか君!」
「よお」
リビングに入るとみやこが先に来ていた。こちらも近寄ってきてソフィとは反対側の腕を取る。もうソファーに座るだけなんだが。
「ママが料理を全部作ってくれたのよ」
友人がかー、あいつ何でもできるよな。あ、これ一度俺が作ったやつじゃないか。くそ俺より上手く作れているように見える。
これから三人でボードゲームやらいろいろ遊んだ後に食事をする流れなのだが、今回は違う。
「みやこ、ソフィ離れて座ってくれ話したいことがある」
もしかすると二度と三人で一緒にいることはなくなる話しをするつもりだ。
二人も俺の真剣さに素直に従い反対側に座ってくれた。
「これから俺は男として最低なことを二人に話す」
二人がビクリと反応した
「俺は二人と付き合うつもりでいた。けどそれは出来ないことになった」
顔が歪む二人。
「責任を取らなくちゃいけない人が出来た。だから二人だけとは付き合えない」
無言が続き、二人が同時にポロポロと涙が落ち始める。
顔を背けたくなるがグッと堪えた。
「それは大切な人なの?」
みやこが聞く。
「大事にしたいとは思ってる」
「私達は大事じゃなかったの?」
ソフィが聞いてくる。
「大切だ。だから付き合えない」
二人には幸せになってほしい。
「私はたか君と一緒にいたい」
「私もタカとずっと一緒にいる」
やめてくれ、こんなクズの傍にいないでくれ。
わかった。ならこれを言えば完全に終わるだろう。それが一番いいはずだ。
「俺は複数の女性を囲おうとしている。いわゆるハーレムというやつだ。それでもいいのか?嫌だろう?気持ち悪いだろう?女から見て最低な奴だろう?」
ああ、これで二人との関係は終了だ。
思わず天井を見上げた。二人の顔を見たくない。困惑、軽蔑、怒りどれもありそうだ。
「たか君」
「タカ」
そう呼ばれるのも最後かもしれないな。
覚悟を決めて二人の顔を見る。
その顔は・・・安堵の表情だった。
「良かった~一人を選んだかと思ったよ」
「タカが紛らわしい言い方をするからよ」
え?え?え?なに?
みやことソフィが近づいて俺の両隣りに座った。
「たか君落ち着いて聞いてね」
「私達はタカのハーレムを認めることにしたの」
「は?」
あ?なに?意味わかんない?もしかしてドッキリ?あの友人ならありうる!どこだカメラは!
「ステイステーイよタカ」
「あのねソフィのママから言われたんだ。たか君にハーレムを作らせろって」
「あの馬鹿、まだ未成年になんてことを」
「最初は私達は反対したわ。だって好きな人を分けろって言われたのよ」
「でも、今年の夏休みに思い知らされたの。私達二人じゃたか君の重荷になるだけだって」
「いや、そんなことは・・・」
「私達自信が思い知ったのよ。そしてママに相談したの」
「たか君を一人で受け止められる女性はいない。だから何人かで支えなさいって」
「タカは絶対に全員を幸せに出来るからって」
「・・・」
ええ~何それ?俺聞いてても理解出来ないよ。どこの言語を話してるの二人共。
「だから、たか君全員を幸せにしてね」
「私達もタカを幸せにしてあげるから」
「「でも私達二人を優先すること」」
もうぼくちゃんわかんないタイムリープするまえのさんさいです。
「・・・寝る。夜なべして二人に作ったプレゼント。マフラーはみやこ。ニット帽はソフィに。おやすみ」
もし付いてきてくれる覚悟を二人が決めたときに渡そうと思っていたものだ。なのになに?すでにハーレムオッケーばっちこい?わけわかんねえよ。
プレゼントを見て喜ぶ二人を見ながら俺は眠りに落ちた。
メインヒロインの話はやる気が出ねぇ~(;´д`)
モチベーションが駄々下がり。
二、三日休むかも




