女装ショタ奴隷生徒会長
もうどうしたら(;´д`)
ようやく本当の平穏が訪れた。
まったく俺の楽園をどうにかするなんて頭おかしいんじゃないかあのショタ会長。
いつもの様に純先輩を胡坐の上に乗せている。
純先輩は刺繍する動物がどうしても他の生き物に変わっていくので他のもの刺繍してはどうかと提案した。
案が浮かばないというので人型決戦兵器を刺繍してもらう。いや見なくても描けるもんだな。最後に見たのは何年前だ?最後の映画は賛否両論あったようだがあれはあれでよかった。赤の人とは駄目だったのは俺には悲しいことだ。初期の映画でもう一つの有名なアニメ映画と迷い友達と一緒にこちらの方を選んで観たのだかもうカオス。エンディングなんて同じ名前が何回も出てくるおかしさ。もう同じ名前が何回でるか数えるしかすることが無かったよ。アレを観た後なら最終回は満足できるのだ。
「貴光これなに?」
「これから大人が銀色の玉を打ち出すときにとてもお世話になる人型決戦兵器です。黄色と赤はがっかり、紫はドキドキ、最終で外れたときは死にますね」
「???」
わからなくていいですよ。純先輩は汚れないで生きて下さい。
うん、さすがに純先輩自身がわからないものだとそのまま刺繍されるようだ。
部長と副部長も受験勉強に集中している。
俺もいろいろありすぎて時間が取れなかったものを制作中だ。部長に見てもらわないとちょくちょく間違えてしまうからな。
ガララッ!
「たか君いったい何をしたの!」
そんな平穏がみやこの登場で破られる。
よほど慌ててやって来たのか息は整わず髪は乱れている。
みやこはツカツカと部室に入り俺の胸ぐらを掴んだ。
「何をやったか聞いているの!」
「ま、まて何のことか全然わからん!あとみんなが怯えてる」
みやこはチッと舌打ちすると廊下に出ろ顎をクイッとした。
いや美少女は何しても似合うな。みやこの今まで見たことのない行動に少しドキドキしちゃったよ。
みやこは先に廊下に出る。
俺は怯える部長と副部長を宥め。全く変わらない純先輩を椅子に座らせてから部室から出た。
みやこは部室の前の柱にもたれかかるようにしていた。腕を組んで足を軽く交差し、その顔はいかにもイラついている顔だ。
いや本当、みやこの今のような態度は初めて見たよ。前生では俺には無表情だったし、今生はソフィと喧嘩してもイラついている顔は見なかった。
「で、何がどうしてそんなにイラついているんだ」
さっさと原因を聞いて解決しよう。
「生徒会長」
みやこのその一言に全身が止まった。
え、なに?もしかして昨日のことがバレた?あのときあの場には俺とショタ会長しかいなかったはずだ。さすがにショタ会長もあの出来事を人に話すことはないはずだ。
「動揺したね」
一瞬の停止だったがみやこには気づかれたようだ。
「生徒会長があんな風になるなんていったい何をしたの?」
よし!理由を聞くということは昨日の事は知らないようだ。さすがにアレを知られたら嫌われることは確実だもんな。
「待て待て生徒会長がどうかしたのか?」
「・・・本当に知らないの?」
みやこは俺の目を覗ていくる。ここで目を反らしたり動揺すればアウトだ。
「本当に何のことかわからん」
「・・・嘘をついているようには見えないね」
第一関門は突破したようだ。しかしまだ謎の部分が多すぎるいろいろと聞きださなければ。
「来て。見ればわかるから」
手を掴まれ引っ張られるまま付いていく。
いや本当あのショタ会長何してんだよ。これ以上迷惑を掛けるなっての。
心の中で悪態を吐いているうちに生徒会室の前に着いた。
「静かに少しだけ開けて中を見て」
「???」
みやこの意図が全然わからん。
言われた通りに見えるだけの隙間を開けて生徒会室を覗いた。
「・・・」
「どうわかった」
ああ確かに俺のせいかもしれない。
「生徒会長以外は皆出払ったわ。現実を受け入れたくなくて外の仕事に逃げたの」
それは逃げるよ。あんなに変わり果てた生徒会長を見れば。
「理解したね。じゃあ入るよ」
「ちょ、もう少し心の準備を」
みやこは無視してドアを開ける。
「失礼します」
「・・・失礼します」
「ああ天宮君、他の子達が戻ってこなくて困って、ご主人様っ!」
書類を書いていたショタ会長がドアの開いた音で顔を上げて俺達というより俺を見て叫んだ。
はいアウート。次回のタイムリープをお待ちください。
「たか君?」
みやこの俺を呼ぶ声が大変に恐ろしい。
「いや天宮君、ご主、久下君はそのええと・・・」
ご主人様と言いかけたよな。
「ねえたか君説明してくれる?できるよね?ねえ?ねえ?」
瞳孔が完全に開いて怖いですみやこさん。
説明を求めるみやこのために一度三人とも座ることにした。
重苦しい空気が流れる。
「じゃあたか君説明して、どうして会長が女子の制服を着ているのか」
俺なの!?直接本人聞けばいいじゃん。
みやこの言う通りショタ会長は男子の着る学ランではなく女子の制服を着ていた。少し大きかった学ランよりその可愛らしい顔には女子制服はよく似合っていた・・・じゃなくて!
なんで女子制服着てるの?髪型も女の子っぽくしてるし、薄っすら化粧もしてるよな。なんで俺を頬を赤らめながら見るの?昨日のことがあってなんでそんな潤んだ目でみるの?怖いよ怖すぎるよ。
やばい何も浮かんでこない。さすがに昨日のことは言えない。お互い無かったことにしたのだ。あと言うと完全にみやこルートは終わる。ソフィも終わりだろう。
「ちょっとまって、僕が説明するよ」
ショタ会長もとい女装ショタ会長が声を上げる。
みやこは眉が歪む。俺に説明してほしかったのだろう。
というかこの女装ショタ会長、昨日の事を言うつもりじゃないだろうな。俺も終わるがお前も終わるぞ。
「昨日の放課後にご、久下君に相談に乗ってもらったんだよ。今の僕の恰好について」
ん?なんか全然違うことになってるぞ。またご主人様と言おうとしたな。
みやこは女装ショタ会長に先を促す。どうやら聞く方に移行したようだ。
「僕女の子ぽかったろう。自分の性について悩んでいたんだよ。そんなときにご、久下君と仕事をしているうちに仲良くなってね。昨日相談したんだ」
じーと俺と女装ショタ会長を見るみやこ。怖い怖すぎる。
しばらくたってみやこは大きく息を吐いた。
「わかりました。私にも知り合いに性別について悩んでいた人がいるので会長の気持ちは少しはわかるつもりです」
親友の母がそれだもんな。俺の友人だけど。
「それならたか君は事情を話してくれてもよかったんじゃないの」
ヒッ、俺の方にみやこの視線が向く。
「僕が秘密にしてくれってお願いしたんだよ。知られたくないことだからね」
そういってはにかむ女装ショタ会長。いや外見ならどう見ても完璧な女の子だ。
しかし凄いな、みやこを納得させているよ。昨日はあんだけ痴態を見せた人物とは思えない。
「・・・わかりました。私も少し我を忘れていたみたいです。でもさっき部屋に入室したときたか君をご主人様と呼んだのはなんですか」
終わった終わったよ。こんなのどう弁明するんだよ。
「それはね。相談したときに女の子ぽくするにはどうすればいいか聞いたらメイドみたいに接すればどうかとご、久下君が教えてくれてね。冗談のつもりだったんだろうけど、それで昨日ははしゃぎすぎてご主人様呼びが癖になっちゃったんだよ」
それはかなり無理があるのでは?ほらみやこも考え込んでいるよ。だいたいなんでご主人様呼びなんだよ!
「たか君」
ウヒィ、もう呼ばれるのが怖すぎるって。
「わたしもご主人様呼びしたほうがいい?」
真剣な顔で言うみやこ。
どこからそこにたどり着きましたかみやこさん。
ガラッ!
「生徒会長が女装ってタカが何したのみやこ!」
ソフィが髪ボサボサで部屋に入ってきた。
ああまた同じのを繰り返さないといけないのか・・・。
「何がどうしてこうなったんだ」
ソフィへの説明のあと、疲れ切った俺はトイレと言って部屋から出てきた。
実際に今しているから嘘ではない。
「ご主人様」
「ヒイ!」
出している途中で背後から声をかけらて一瞬出ているものが止まる。
後ろにいたのは女装ショタ会長だ。
どうして男子トイレにいる。男だからか!
「せ、生徒会長そのトイレ中なので・・・」
「僕も彼女らに疑われるのでそう長くいられませんのでこのままお話しさせてください」
男子トイレで出しながら後ろに女装がいるこの状況。異常だ異常すぎる。
「先ほどは失礼しました。僕の恰好のせいでご主人様に迷惑かけるなんて奴隷として失格です」
「奴隷!?わけわかんねよ!」
素の口調に戻ったがもういいや。
「はい、昨日ご主人様に壁に追い詰められて屈服した僕はご主人様の奴隷です」
あーなんとなくわかった。未来知識のせいでわかってしまった。このショタはドがつく潜在的Mだったんだ。
それを俺がこじ開けてしまったのか・・・。
いらねえよ!女装ショタ奴隷会長なんて!誰かあてがおうとしたら俺自身があてがってしまったよ。
「大丈夫です。ご主人様のご迷惑になるようなことはしませんので安心してください。近寄ったり脅したりなんてしませんので」
「いや生徒会長普通に戻ってくれれば一番いいのですが」
「いけません。わたしはご主人様の奴隷です。こいつやおいで呼んで構いません。あと敬語なんていりません。僕は卑しい存在なんですから」
「・・・」
どうしたらいいの?
話が全然通じないよ。こいつどうしてこうなったの。俺のせいだよ!
ああ昨日の俺をぶん殴りたい。他にもやり方はいくらでもあっただろうになんであんな変態行為を・・・。
「遠くからご主人様を見させてください。僕はそれで満足なので。あ、でもたまにでいいのでなじってもらえれば・・・」
「・・・前向きに検討させていただきます」
「!?ありがとうございますご主人様!そろそろ不審がられるので先に戻りますね」
女装ショタは俺の背中に一瞬だけそっともたれかかって出ていった。
もうトイレはすでに終わっていた。
壁にもたれかかる。
「旅に出たい・・・」
中学に上がってから碌なことがない。
普通に中学生をしていたらこんなことにならなかっただろう。でも面白おかしく生きていくと決めたのだ悪いことも受け入れないといけないだろう。
「でも流石に女装ショタに奴隷にしてほしいと言われるとは思いもしなかったよ」
座り込みたかったがトイレなので我慢した。
ショタ会長は終わり!
やり過ぎちゃいました(;・ω・)
書くのは楽しいんですよ。途中で何でこんなの書いてんだと悶えますが(;´д`)
貴光は一人旅にでると10人のヒロインを作りますので旅には行かせません!




