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俺の過去は不安定  作者: デンセン
中学生編
52/85

ほのぼの手芸部

「貴光これどう」

「いいですね。金と少し赤も入れると結構見栄えよくなりますよ」

「いれる」


 ムフー


 純先輩はやる気だ。


「あ、あの久下君」


 純先輩の相手をしていたら声を掛けられた。相手は昔の野暮ったい眼鏡を掛けた女子生徒だ。


「ここはどうすればいいかな」

「そこは立体的にしたいのならこうですね」

「わあ、男の子なのに凄いね」

 

純粋に褒められると照れるな。

 どうして純先輩がムフーと胸を張っているんですか?


「いえいえ、そんなことは部長さんの編み物なんか芸術レベルじゃないですか」

「そ、そんなことないよぅ」


 パタパタ手を振って顔を隠そうとする眼鏡の女子生徒さん。


 ああ、ほのぼだなぁ。



 部に入れなくて黄昏ていたあの日、純先輩にどんぶらこと連れられて行ったところは校舎の一室だった。

 そこは教室と教室の間にある倉庫室で広さは大体普通の教室の四分の一ぐらいだろうか。


 純先輩はその部屋のドアを開けて一言。


「新入部員」


 そのまま部屋に入りイスに座って


 ムフー


 だ。


 説明が一つもない。

俺は思考停止、部屋の中にいた二人の女子生徒も動きが停止していた。


 数秒経つと女子生徒の二人が悲鳴を上げる。

 慌てて部屋に入り二人の口を塞いだ。

 その場面を見られたら確実に俺は警察にご厄介しただろう。

 悲鳴を上げないことを約束し離す。


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

「この部屋から私達は出ていきますのでどうか乱暴なことは」


 女子生徒二人は壊れてしまった。


 シャレにならないので久しぶりに洗の・・・ゲフンゲフンを全力で使用して、純先輩に連れてこられたことを説明する。やばかった何の罪もない女子生徒達にトラウマを残すところだった。


 落ち着いた二人に聞くとどうやら手芸部の部室だったようだ。純先輩も説明してくれればいいのにと睨もうとしたらコクリコクリとお休み中だった。行動が子供だ。


 純先輩も手芸部らしく三名で細々と部活動していたようだ。

 そういえば未来の私の時も手芸部があったのを思い出した。二年に上がった時には潰れていたが。

 女子生徒二人は部長と副部長で三年生。来年には卒業していなくなる。いやそろそろテスト勉強も忙しくなって来れなくなるだろう。

 一人で部が廃部になるのを見ている純先輩。


 うーんうーん、嫌だな。

 

 その場で入部した。

 男ということと報復の魔王様が知られていたので苦労したが何とか入部はオッケーしてもらう。報復の魔王様めぇ・・・。


 それから一週間後、部に溶け込みましたよ。

 眼鏡の部長さんに長身だけど恥ずかしくて猫背の副部長さん、あと純先輩。

 会社の時みたいにテンション高めでいけないので苦労したよ。


 そして冒頭に戻る。

 編み物が得意な部長さん、服を作るのが好きな副部長さん、猫を刺繍しているはずなのに完成品は茶色いカエルになる純先輩と教えあいながら部活動をしている。

 俺?小学生の頃からの服作りと刺繍を教えてますよ。あと自費で布とや糸とか細々したのを提供しました。母の趣味のを貰ったと嘘ついて。


「久下君ここはどう縫えば」

「ええと、うわっ!手縫いでここまで縫えるんですか。副部長さん凄すぎます!」

「そそそそんなことはない」


 部長の手編みも副部長の縫製も素人の域を超えているよ。ウチの会社に来てくれないかな。


「貴光できた」

「おお、凄いですね純先輩」


 ムフー


 俺の貴光から鷹を刺繍していたはずなのにいつの間に鶏になってるの?


 あとずっと純先輩は椅子の上に半分胡坐をかいた状態の俺の脚の上に座っている。


まだほのぼのだよ!ヽ(*´▽)ノ♪

先に言っておきますヒロインではないですよ二人は(;´д`)


しばらく純先輩の話かなぁ。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] ……純先輩強ない( ・◇・)? [一言] (メイン)ヒロインではなく(サブ)ヒロインなんですね! あと書きが不穏…フラグ('_'?)
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