悩みは担任にご相談
男ばっかり(;´д`)
「担任の西尾先生に相談しに来ました」
「久下君意味が分からないよ」
ちょっと最近の学校生活にこのままじゃいけないと思い。担任にクラスアップした西尾先生に相談しようと思ったのだ。
西尾先生は一学期の終業式の日に副担任から担任になったよ。
謎の校長の僻地異動に謎の山内の自主退職も同じ日に全校生徒に伝えられたけど、どうしてみんな俺の事を見たんだろう?
「まああらぬ噂が立ってボッチになりまして、学生としては健全ではないとついさっき考えたんですよ。だから相談する相手は担任だと思い職員室にきました」
職員室に入室したら教師の何名かが逃げたよ。
なにもしませんよー碌な事をしでかさない限りは無害ですから。
「久下君がそんなまともな事で悩むなんて頭でも打った?」
「酷いことをずばっと言いますね。さすがあの香山先生を嫁にしただけはあります」
いやーと照れるな、誉めてはいないんだから。
やつれているのはやはり新婚だからですか。違う?俺の不良の後始末が原因ですか。それはすいません。あとでお高い栄養剤でも自宅に送っておきます。一緒にエッチィ透け透けの女性下着も入れておきますから、来年にはお子さんが見れますかねえ。
「久下君は報復の魔王様が広まっているからね」
「それ教師にも広まっているんですか」
「そりゃあ最初の犠牲者が教師二人だったんだから」
嫌なものが広まっているものだ。
「おう久下じゃないか。なんだまたやらかしたのか」
二人で頭を悩ませていると入室してきた男性教師に声を掛けられた。
「またはやらかしてはいませんよ、相談しにきただけです本山先生」
男性教師、本山先生に訂正する。
本山先生は頭がピカリンと光る五十過ぎの先生だ。
すでに叩いただけで始末書を書かされる時代になっているのに容赦なく拳骨を頭に落とす教師である。
ただ生徒からの人気は高い。嫌味などは言わないし生徒が良いことをしたら褒める。悪いこと危険な事をしたときだけ拳骨が落とされるのだ。愛のある拳骨と言ったところか。
「本山先生も相談に乗ってもらえませんか」
西尾先生が助け船を求めた。
本山先生がチラリと俺を見る。頷いて肯定した。
椅子を持って来て座ってもらい聞いてもらう。
「別にそのままでいいんじゃないか」
本山先生の意見は放置だった。
「久下よ。お前本当に同級生と仲良くなりたいのか?」
「いや、まあそれなりには」
「それなりな。普通はお前の状況ならグレるか引き籠るぞ、普通の子供ならな」
「・・・」
「なのにお前には何も焦った様子がない。相談も思いついたからしただけだろう」
困ったなー。もろにバレている。
みやことソフィが自立したときは少し寂しいと思っただけで、ボッチはそれなりに楽しんでいる。
どちらかというと余裕が出来たので会社にちょくちょく行って仕事を増やして遊べるくらいだ。泣いて友人と上層部が喜んでいたよ。副社長は彼女とデート出来ないと言っていたから台湾の方に彼女と二人で出張させた。
精密機器に力を入れたいところだったんだよね。
「いや本当にどうしたらいいんでしょうか」
だから困っているのだ。中学生らしくないというのはよろしくないと思ってはいるのである。みやことソフィと普通の中学生でいたいのだ。
「そのままでいいじゃねえか」
「変える必要があるんですか?」
西尾、本山先生は同じことを言った。
「無理して変わる必要なんてないんですよ」
「そりゃあ友達がいる方がいいが、無理して作る必要はないんだ」
目から鱗が落ちるとはこのことだろうか。
「いや今日はお二人に相談してよかったです。まあ友達はそのうち作ろうと思います」
礼を言って職員室を出てい行く。本山先生の無理すんなよーと言うのが聞こえた。
未来の私の時は嫌な先生ばかりと思っていたが、尊敬できる教師もいるのだと考えを改めさせられた。
「よし、深く悩まずみやこやソフィみたいに中学生活を楽しんでみるか」
部活に入ってみるのもいいかもな。未来の私は運動が苦手だったから最終的に帰宅部になったし、よしやってみるか!
おやっさんといい本山先生といいおっさんが実はヒロインなのか!Σ( ̄□ ̄;)
ピカリンハゲ触って見たいな。




