年下に説教される・・・興奮してないよ?
短いですが。
「貴お兄ちゃんはもっと反省するべきです」
「はい・・・」
「そんなに生き急いででどうするんですか。まだ五年生ですよね?」
「そうです・・・」
「お姉ちゃん達の事もどうするんですか。重婚は犯罪ですよ」
「重婚なんてよく知っているね。でも日本では重婚はできないから犯罪になる以前だと思います」
「言い訳しないっ!」
「はいっ!」
現在、登校中に下級生の璃子ちゃんに人としてのありがたい説教を受けています。
さすがに小学三年生に説教されるのは初めてだなぁ。
コウフンハシテナイヨ?
みやことソフィは他の下級生の子の引率をしている。いつもは俺の傍にいるからあまり相手をしてくれない二人が構ってくれるので下級生の子達は大興奮だ。
おかげで二人はてんやわんやだ。
「お姉ちゃん達もたまには苦労するといいんです」
ボソリと暗い声で呟く璃子ちゃん。
普段は璃子ちゃんが引率しているからな。危ないときにすぐ動けるようにはしていたけど悪いことしたな。
今は璃子ちゃんは俺と手を繋いでいる。
いくら大人っぽくても小学三年生だもんな。
「よし!お兄さん達は反省しました。お姉ちゃん達が全体をまとめて、俺は毎日順番に君達の一人と話しながら登校します!」
下級生の子達の大興奮だ。反対にみやことソフィは俺と一緒にいられないことに不満たらたらである。
俺達が班登校をないがしろにした結果だ。甘んじて受けて下さい。それ以外は殆ど一緒にいるんだから。
「貴お兄ちゃん」
璃子ちゃんが手を引っ張ってくる。
ん?何かな。
腰を落とすよう指示される。
「私だけ他の子よりも回数を多くしてください」
耳元で囁かれた。
驚いて璃子ちゃんをみると顔を赤くしている。
「今まで私に任せてきた分の報酬です」
璃子ちゃんは可愛く舌を出した。
本当に小学三年生なのかな?
璃子ちゃんはヒロインにはなりませんよ。ヒロイン二人より主人公を翻弄しますが(;・ω・)




