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越後の忠臣  作者: のらねこ
第一章
9/45

女子

鳥坂 某宿 朝

あの後、なかなか、寝付くことができなかった。


念願の忍びをようやく、手に入れることができた。


史実の謙信公には悪いけど、忍の、名前が思いつかなかったから『軒猿』の名前を貸してもらっちゃた。


次の目的は、信濃に入ることだけど、ここ鳥坂から、信濃に入るには飯山に行ってから、善行寺、そっから、葛尾に入る。もしくは、野尻湖から善行寺。


どちらに行っても、結局、山が険しい。


というよりもどちらの方が近いのかわからない


休む場所を考えれば、野尻湖に行った方がいいかな。


信濃に行くのはいいけど、問題は、誰を家臣にするかだ


まだ1523年。正直この時代は、誰がいるのかわからない。


できるなら、誰にも使えてない、同じくらいの年齢の人がいい。


まだ、先かもしれないけど、武田四天王の一人の内藤昌豊の父親が、武田信虎の逆鱗に触れて、甲斐を出ていくのと、村上義清による信濃統一によって、真田幸隆が出てく。ほかはよくわからん


どれも、いつ起きるのか全く分からん


まあ、その時の運にかけるしかないか。


2日後


信濃領豊野周辺の村


野尻湖を抜けて、善行寺に行く途中に、焼け落ちた後のような、村があった。


だいたい100人程度住んでたらいいくらいの村だろう。


この村で抵抗して亡くなったような、男の人や、服がはだけて死んでいる女性もいる


現代人の俺からすると、何を考えているのかわからない。


大方、これの原因は、盗賊か、この辺にいる戸隠衆のどちらかかな


時間はかかるが、僧服を着てることだし、遺体だけでも埋めておくか


『半時後』


ここまで埋めるのに時間がかかるとは思わなかった。


20人近くもなくなってた。


最後の1人を埋めて、さっさと葛尾に向かおう


泣き声が聞こえてきた。それも女の子の


は、僧服を着て、ここで助けておかないと天罰が下りそう


弥太朗「お嬢ちゃん家族は」


そこにいたのは、大きくなったら可愛くなりそうな女の子が泣いていた。


女の子「ううぇ~」


弥太朗「泣き止んでくれ。お兄さんが食べ物あげるから」


女の子を泣き止ませるのに、僧服が鼻水まみれになり、残ってた食料もほとんどなくなってしまった。


女の子「ありがとうございました。あなた様は、どなたですか」


弥太朗「俺は、弥太郎。君こそ名前は」


女の子「私は小雪です」


弥太朗「そうか、小雪か。昨日何があったのか覚えてるか?」


小雪「昨日の夜、武器を持った人たちが来て、この村を焼き払って、ちち様と母様を連れて行ったの。」


弥太朗「どこに連れて行ったか分かる」


小雪「はい。わかります。ここから3里ほど先に行ったところにいる、お寺だとおもいます」


弥太朗「そうか。ならこれを持っていてくれ。夜が明けても帰らなければ。すぐにこの場を離れなさい」


そういいながら、荷物を全部小雪に託した


小雪「おやめください。私が見ただけでも、20名い・・・」


弥太朗「20名程度ならどうにかなる。まあ、待ってて」


〜〜〜


そこから俺は、3里ほど進んだ場所に、小さな寺があるのを見つが明けても

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