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越後の忠臣  作者: のらねこ
第三章
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俱利伽羅峠の戦いpart2

津幡から高岡間 一向宗 下間真頼

伝令「伝令、長尾勢柿崎隊は完全に崩れて、我先にと逃げ回っています」


下間真頼「なら敵を地獄に送ってやれ」

これで私も偉くなれる。


今の宗主は私と同じように若い。この戦いで越中まで支配領域を伸ばせれば、石山の顕如様に気に入られるかもしれない。絶対にうまくいかせてやる


真頼「全軍で高岡城を取り返せに行け」


将官A「なりません。我々の周りに兵が少なくなっております」


真頼「今更長尾が逆転できるといえるのか。確かに為景は福光におるだろう。だが数の前では意味もあるまい」


将官B「確かにその通りですな」


兵A「下間真頼様、近隣の村人が贈り物を持ってまいりました」


真頼「おお。そうか。すぐに通してやれ」


村長?「下間真頼様この度は長尾から我々を助けていただき本当にありがとうございます。代わりといっては何ですが、我々の村にある、肉や酒を持ってまいりました。」


真頼「本当か。君たちは、きっと極楽浄土に行けるだろう」


村長「本当ですか。ありがとうございます。我々はこれからも、一向宗を信じています」

日が暮れてきた


真頼「皆の者先勝祝いだ酒を飲むぞ」


倶利伽羅峠 付近 柿崎景家

景家「おかえりさん」


兵「本当にあんなのでいいんですか」


景家「敵の本陣の位置はわかっただろう」

そう。自分の兵を敵の陣に送って、酒を送らせてきた。今頃酒と肉でお祭り騒ぎだろう。

それにだ、敵の最前線はもっと前にいる。わずか100騎だがここに軍がいることを知らない。

うちの本隊は逃げ回っているように見えて、それを追っている。それを山の中でかわして、敵の本陣は敵兵はいないと思っている。


兵「はい。本陣の数は2000程度、位置は峠を越えて陣を構えました」


景家「いやあ。良かった今日が新月で。皆の者、今のうちに休んでよけ」


『は』


~~~

ようやく真っ暗になった

景家「手の者はいないか」

いきなり後ろに現れた


軒猿A「は。何用でしょうか」


景家「敵は動いてないな」


軒猿A「はい。篝火をたくさん炊いています。ほとんどの兵は酒に酔っぱらっているもの」

良かった。もったいなかったが、いい酒をたくさんくれてやった価値があるみたいだ


景家「皆の者行くぞ。頂上の者に半時後に始めるように指示をしておけ。」

夜だと、味方か敵か識別できないから合言葉を決めなければな


景家「『加賀』と言われたら『100万国』と答えろ」

なんでだろう。加賀といえば前田の100万国のイメージがある

やばい。最近ゴールデンんんんを読んでたら、予備の話がなくなった


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