俱利伽羅峠の戦いpart1
俱利伽羅峠 柿崎景家
政助「頭、なんで俺らだけ、こんな場所で待機しているんですか」
景家「仕方ないだろう。ここまで手柄を立てすぎた」
何故か、うちの部隊は俱利伽羅に待機している。
いや、まあ一向宗の備えとして考えればわからなくはない。けど流石に一向宗は動かないだろう
振りじゃないよ。本当に。今、一向一揆が動いたら800の兵で死に物狂いで止めて、本隊に逃げてもらわなきゃいけない。
祐助「もし、一向一揆が来たらどうします」
景家「あきらめて、全軍で逃げるだけ」
祐助「笑いごとじゃないですか」
伝令兵「柿崎殿はいらっしゃいませんか」
景家「何用だ」
伝令兵「先ほど、福光城、高岡城を落としました。撤退をしてかまわないとのことです」
景家「そうか。全軍退却するぞ」
全軍に退却の準備を始めた。ここまで来たら流石に来ないだろう
軒猿「失礼します。一向一揆の軍が動きました。数は2万と称しています。大将は、下間真頼です。すぐに退却を」
聞こえてない、聞こえてない
長重「頭、どうしましょう。退却でしょうか」
一向衆とは戦いたくない。逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ逃げちゃだめだ
やるしかあるまい。何割勝てるだろうか
景家「長重、兵糧はどれくらいある」
長重「1週間は持つかと」
景家「すぐに為景様に、尾山御坊を攻撃するようにお願いしろ。ここで敵を迎え撃つ。長重、周辺の村からいくらか買ってきてほしいのがある」
『御意』
倶利伽羅峠 昼
一向宗「逃げれば地獄、進めば極楽。逃げれば・・・」
隠れる気は一切ないらしい。ありがたい限りだ。
手で指示をした
『ドン』
爆槍によって敵を混乱させる
景家「俺に続け」
兵「おー」
2万もの兵にまともにあったたら一瞬で溶かされる。こうなったらゲリラ戦あるのみ
山に隠れて、遠距離武器で混乱させて、また山に隠れて攻撃。それを続けるだけ
何人かを切り捨てて
景家「全軍、逃げるんだよー」
兵「おー」
こうやって逃げ続けるだけ
それを5回も続けたら夜になった
景家「4人ともあとは予定道理逃げ続けてくれ」
そういって、100の兵と一緒にほかの部隊と違う方に行った
俱利伽羅峠の戦いよりも少し前 福光城 長尾為景
為景「何、一向宗が動いた」
斥候「はい。下間真頼が2万の兵で動いています」
柿崎使者「頭からです」
1枚の書状を渡された
そこには、今回の作戦が書かれていた
為景「色部にすぐに高岡に兵を伏すように指示を出せ」
この作戦道りにいけば加賀まで取れる
だが、国人衆の反発が生まれるかもしれるな。だがこれで長尾は天下に届く