表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
越後の忠臣  作者: のらねこ
第一章
4/45

決断

すいません、柿崎景家は当分のあいだ弥太郎でお願いします

1523年

転生してから、10年が経ちました、その間、武将となるべく日々稽古に励んでいました。

木を相手にひたすら振っていました。父上からは最近、兵の稽古に入らないかを言う話があって、それに参加しようか悩んでます。正直前世は、コミュニケーション能力が欠如しすぎてほとんど人と話すことができなかった、自分に仲間ができるのか不安です。

いつも通り、森に稽古行って帰ってきて、汗を拭いているとき

母 「弥太郎、父上がお呼びですよ」



何か父上がお呼びのようだ


弥太郎 「父上およびでしょうか」


利家 「はいりなさい。殿からお前とともに、城に来いと呼ばれた」


弥太郎 「何か悪いことをしましたか?」


利家 「おぬし、同年代からなんと呼ばれているのか知っておるのか」


弥太郎 「知りません。というよりも、同年代と話した記憶がないのですが」


利家 「は、確かにおぬしは同年代より、体格や剣の筋もよいのだが、もう少し、人との話し合う能力を持ちなさい。おぬしは今、【剣鬼】と呼ばれておるのだ」


弥太郎 「それがどうして殿に呼ばれるのでしょうか」


利家 「そのうわさが殿耳に入ったのだ。それで、一度おぬしに会いたいと言い出したのだ。」


弥太郎 「わかりました。」


  新発田城

新発田城の中に初めて入った。正直、城というよりも、大きい館と、防御システムのある場所だった。城といえば、水堀があって、その内側に石垣、その上に城があるイメージだけど、この時代には、石垣というよりも曲輪が崩れないようにするために使い物で、城のイメージが崩れた。


利家 「弥太郎何を見ている」


弥太郎 「初めての城に、驚愕していました」


謁見の間に入ってから、半時ほどたった。

この時代の、時間に対する考え方は、10分などの考え方がなく、ほとんど、30分定期の考え方で、いまだに慣れない。


小姓 「殿のおなーり」


50代くらいの白髪交じりの人と、40代くらいの顔のいかつい人が入ってきた。


??? 「まろが、上杉定実じゃ」


弥太郎 「恐悦至極に存じ上げます」


定実 「そちが、剣鬼かの」


弥太郎 「は。そう呼ばれているそうです」


定実 「面白そうな小僧だな、利家。」


利家 「は、そういってもらえるとありがたい限りです。」


定実 「今後とも、親子2代わしに仕えてくれ。」


利家、弥太郎「は。今後ともよろしくお願いします。失礼しました。」


あれはだめだ。定実は、この戦国に生きていけないや。公家に生まれていれば、意味があったかもしれないけど、戦乱の大名としては滅ぶ。どうにかして、家を残す方法はやはり裏切りのみか。











評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ