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越後の忠臣  作者: のらねこ
第三章
39/45

生地の戦いpart1

春日山城 柿崎景家 1529年9月終わり

景家「800の兵とともに参りました」


為景「よくぞ来た。おぬしには中軍として活躍してもらう」


景家「お任せください」

続々と各武将が兵を率いて終結していた


本庄実乃「久しぶりだな」


景家「なんだ、実乃か」


実乃「おぬしは800も率いて来れるのに、わしは100集めるのすら大変よ」


景家「わしは特殊な集め方をしているからな」


実乃「おぬしのような集め方をするのは、金持ちじゃなきゃできないだろう」


景家「金も力の1つだ」

そのあと雑談をしていたら


景家「これは、色部殿」


色部勝長「いや、貴殿の部隊はとても派手ですな」


景家「自分の名を出すためにも努力しているだけです」


勝長「いやいや。その若さでそこまで見通しているなら立派なものだ」


~~~

越中国 泊付近 柿崎景家

新保の兵が見えてきた。およそ4000


それに対して長尾は5000まで集められた

そこまで難しい戦ではない。逆に今までが大変すぎた。前回はいろいろ工作をしてからの出陣だった。

それに対して今回は、正攻法で攻めて城を落とすだけ。なんとも簡単なことだ。

それに今回は中軍何もしないで戦が終わるかもしれない。


伝令兵「失礼します。殿が本陣に来るように呼んでおります」


景家「わかった。すぐに向かうと、伝えといてくれ」


本陣に入ると


為景「景家、遅かったな」

最悪だ。ほとんど最後だった。

ちょと軒猿に指示をしてたら遅くなった。


景家「申し訳ございません。緊張のあまり陣内で迷子になってました」


為景「まあ良い。軍議をはじめる。実綱頼んだ」

実綱は、直江のものだ。景勝の側近の兼続の義理の父だ。


実綱「新保の軍は魚津城を4000の兵で攻めています。椎名からはあと2,3日しか持たないと来ています。新保相手に決戦をし、打ち破るしかありません。新保が下がるようならそれを追撃するのみです。」


色部勝長「椎名が出るなら、どのあたりまで出ると予想していますか」


実綱「魚津の備えに500を残して、生地あたりに出るかと」


景家「確かここから生地に行くには黒部川を越えないといけないと思うのですが。最悪遠回りして、若栗から生地というのはどうでしょうか」


実綱「我々もそれを考えましたが、今回の戦を短期決戦にしなければいけないことがわかりました。出陣前は最悪3月ごろに帰ればいいと考えてましたが、12月ごろから黒部川の水嵩が増して、越後に帰れなくなります」

聞いていくに状況が悪くなっているように聞こえてくる。聞かないようにしたい


為景「景家おぬしの部隊は、どのくらい走れる」


景家「ほかの部隊よりも早く走らせる自信はありますが、川を一気に渡り切るのは難しいかと」


為景「そういうわけではない。おぬしの部隊なら・・・」


景家「そういうことなら、2日ください。必ずや成功させましょう」


為景「これで軍議を終わる」

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