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越後の忠臣  作者: のらねこ
第三章
35/45

旅出

柿崎邸 綾

小雪「何故、旦那様がこの部屋にいらっしゃるんですか。


利家「すまないね。小雪。少し小雪と景家を少しはめてね。初めまして、小さなお姫様。私が景家の父だ」


綾「おはつにおめにかか」


利家「いや、いいさ。君の話は聞いてたさ。あっちの話が終わる前に済ませよう。私たちはこの家を出ていこうと思う」


小雪「何故ですか。まだ若様はまだ12ですよ。それなのに」


利家「わかっているさ。景家はまだ12だ。だけど今回の戦で武将としてのすべての才覚を出した。正直今私があの子と模擬戦をしても完敗すると思う。それだけの才能を持っている。それを為景様が気が付いたから、自分の娘を嫁がせようとしている」


小雪「ですが。まだ孫の顔も見てないではないですか」


利家「確かにそれは心残りだ。正直に言えば私は最近体の調子が悪くてね。自分の体だからわかる、もう長くはない」


小雪「なら最後は、若様に看取られて」


利家「最初は私もそう考えたさ。だけど前回の戦で私たちが邪魔になっていることはわかった。ならあいつの覚悟を示す場として私たちを利用しようとしているだけだ。


利家「綾様には申し訳ないと思う。だけどあの子は1人立ちすべきだ」

小雪が泣いている。私がしなければいけないことは


綾「わかりました。わたしがかならずかげいえさまをずっとみてます」


利家「そうか。そう言ってくれると助かる。あの子を、景家を頼みます」

そういって義父が頭を下げた


綾「わかりました。おまかせください」

ちょうどその時、義母が入ってきた


母「終わりましたか。利家様」


利家「ああ終わったよ」


母「2人ともここに来た用事を済ませて帰りなさい」


小雪・綾「はい」


柿崎邸 柿崎景家

そのあと3人とも俺の部屋から出てきた


景家「小雪なんで泣いてるんだ」


小雪「いいえ。泣いてません」


景家「そうか」


綾「景家様、まちにでましょう。


景家「そうだな」


母「3人とも楽しんできてね」


小雪・綾「はい」


景家「では母上行ってきます」

そういって綾を背負って、町に向かった


~~~^

町では綾のしたいようにさせた。

いろいろなものに興味を持っていた

うん。ロリコンじゃないけど綾は可愛いな


小雪「若様、よろしいのですか」


景家「何のことだ」


小雪「それは、」


景家「言わなくてもわかってるさ。父上と母上の決断だ。それに口をはさむ資格はない」


景家「綾、そろそろ城に帰ろう。みんなに怒られるかもしれないが、今日は楽しかったか」


綾「はい。いままでで1ばんたのしいひでした」


景家「そう言ってくれてよかった。じゃあ帰りは小雪と一緒に帰ってくれ。俺は少し寄り道してから帰る。」


小雪「はあ。わかりました」

そういって、元来た道を走り出した


走り出してから、2時間かかった

ようやく見つけた

景家「はあはあは、父上、母上ようやく見つけましたよ」


母「どうしたの、自分の決断に悔いてるの」


景家「自分の決断に悔いているのではありません」


母「ならなぜこんなところに来たの。私たちはただの散歩よ」


景家「ならなぜそれほどの荷物を持っているのですか」

父と母はたくさんの荷物と杖を持っていた


景家『父上、母上、長い間お世話になりました。この御恩は一生忘れません。父上と母上が来世でも誇れるような男になって見せます』


父は驚いてた、母は今にも泣き出しそうだ


利家「おぬしの人生楽しみに見ておるぞ」

そういって、父と母は歩き出した。

俺はそれを泣きながら頭を下げ続けた

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