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越後の忠臣  作者: のらねこ
第三章
33/45

城を抜け出した後、城外の近く小さな小屋に入った


綾「なにゆえじじょたちをつれてこなかったのですか」


景家「綾様の望んだからですよ」


綾「わたしはそんなことおねがいしてません」


景家「いいえ。顔に出てますよ。1人で行ってみたい。そう望んでるんじゃないですか。」

綾は少しうれしそうな顔をしてた


景家「少々お待ちください。多分、少ししたら私の者が来るので少しお待ちください」


綾「なぜ、まつのですか。はやくいってみたいのですが」


景家「申し訳ございません。綾様の今の服装だと町で浮いてしまうため少しお待ちください」


綾「そのおねがいなんですけど、私のことは綾と呼んでください。これから夫婦になるんですから、敬語もかまいません。」


景家「わかりました。それでは私も景家と、およびください」


綾「はい。こんごともよろし」

ちょうどそのタイミングで小雪が小屋に入ってきた


小雪「若様いらっしゃたので・・・なんで子供がいるんですか。まさかできたんですか!」

小雪が入ってきた瞬間綾はすぐに俺の後ろに隠れた。

動作が早かった。家の教えか何かだろう。


景家「何を とち狂ったことをいってる。俺の許嫁だ」


小雪「はぁ。いいなず・・・。え何歳の子を嫁にするんですか」


景家「ごめんね。綾、この人は俺の侍女?の小雪だ」


小雪「なんで疑問形なんですか」


綾「えと。おはつにおめにかかります。ながおためかげのむすめの綾です」


小雪「こちらこそごめんなさいね。景家様の侍女の小雪です。景家様えっとこの小屋にいらっしゃるの珍しいですね」

そう、この小屋は物置として利用している。城に住んでいるせいで必要なものが買いに行けなくなっった。だから小雪を買いに行ってもらている。


景家「小雪、子供が着る服てある?」


小雪「綾様が着るような服はありませんが」


景家「言い方間違った。綾を町に連れて行ってもおかしくないような服」

雪「館に帰ればあると思いますが」


景家「とってきてもらえない」


小雪「嫌です」


景家「ありがとう。え、今なんて言った」


小雪「当たり前です。そろそろ館に来てください。ちょうど母さまが若様に会いたいとおっしゃてるのでいってください」


景家「だって父上に怒られるし」


小雪「綾様も若様の親に会ってみたいですよね」

流石の綾も困った顔をした。

そうだろう。今日いきなり結婚相手を父に紹介され、その挙句相手の親に挨拶。

現代の感性で考えてみろ。絶対に不可能だ。


綾「ごめいわくかからないならあってみたいです」


小雪「ですって。若様。館に行きましょう。ちょうどいいことに父さまはおりません」


景家「わかった。館に行けばいいんだろう」


小雪「そういうことです」


景家「誰かいるだろう」


軒猿A「はい。何用でしょうか」


景家「一応、殿に綾様を預かっているといってよいてくれ」

軒猿A「は」

すぐに軒猿は去っていった


景家「館に行くか。綾、歩けるか」


綾「迷惑をおかけするわけには・・・」


景家「綾、人に迷惑をかけるのは悪いことだ。だけど自分の命は1回限りだ。自分の命に後悔のないように人生を謳歌しよう。綾はどうしたい?」


綾「私は・・・。私は景家様に負ぶってほしいです」


景家「そっか」

そういって綾を負ぶって歩き出した


小雪「ずるい。私は背負ってくれなかったのに」


景家「なんか言った小雪」


小雪「いいえ。何にも言ってませんよ。ね、綾様」

小雪の顔が笑ってない。今までにないくらい怖い



ようやく見えてきた。自分に与えられた屋敷。

一度も来たことないから本当かわからないけど

景家「なあ小雪。これが今のうちの屋敷」


小雪「はい。そうですよ」

そこには今まで住んでいた屋敷よりも大きい

ここにきて緊張してきた


景家「なあ小雪帰ってもいい」


家の中から「あら、おかえりなさい定家」

そこには2か月ぶりに会う母がいた


景家「ただいま帰りました」

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