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越後の忠臣  作者: のらねこ
第二章
24/45

決戦前夜

1526年 5月

長尾為景との面会の後すぐに飯田城に帰った


定家「ようやく、組織の名を決めた」


長重「なぜ、帰って早々、名前なのですか」


定家「当たり前だろう。我々を天下に示す最初の機会だぞ」


幸助「わかりました。」

何人か、副官を作った。


あれからも、盗賊を増やしていき、今では戦えるものが400人もいる


流石に長重1人に全部やらせるのは酷なので、長重の補佐という形で作ってみた


副官として、ナンバー3と4と5にやらせた。3人とも3兄弟だった。おかげでまとめやすい


ナンバー3の幸助

ナンバー4の政助

ナンバー5の祐助


この4人は、今回の計画を知っている。それこそ、為景よりも知っている

ごめんね為景様。驚かせて、俺の株を上げておきたい


定家「名前だが、龍翔だ。意味は、龍のごとく飛ぶ。まあこんな感じだ」


政助「あとつけですよね」


定家「ソンナワケナイダロウ」


ばれた。必死にかっこよさそうな名前を考えた。飛信隊とかにしたかったけど、思いつかなかった


長重「そんなことよりも、越後屋に注文していたものが届きました」


定家「本当か。もう完成したのか」


祐助「今は、騎馬隊の馬がビビらないようにしています」


定家「今回の戦に使える」


祐助「はい。必ずや間に合わせて見せます」


定家「ほかに何かあるか」


全員『特にありません』

それからは、計画の詰め合わせに入った


家に帰ったら父に呼び出された


利家「おぬしに初陣の話が来た」


定家「誰からでしょうか」


利家「殿と宇佐美様だ」


定家「どちらに行かれるのでしょうか」


利家「仇敵、長尾だ」


定家「父上は」


利家「わしは行かぬ。おぬしのことだ、大きな手柄を立てて帰ってくるだろう」

父は笑っている。しかし俺がやろうとしていることは、父上の期待を裏切ることかもしれない


定家「必ずや、武家としての手柄を立ててまいります」


そのあと、自分の部屋に小雪を呼んだ


小雪「失礼します」


定家「近くによれ」

小雪は、首をかしげながらも、近づいてきた。


定家「小雪、俺は上杉家を裏切るぞ」

小雪は、少し微笑んだ


小雪「はい。知っています。若様が、これから何をしようとしているのか」


定家「おぬしには教えてないはずだが」


小雪「はい。教えてもらってません。なので、飯山の長重に問い詰めてきました」


定家「おい、あいつに問い詰めるな。かわいそうだろう。というよりもあいつが簡単に吐くとは思えないんだが」


小雪「内緒です」

うん。かわいい。これこそ、可愛いこそ正義だ。許そう


家定「おぬしには悪いが、父上と母上を連れて春日山城に行ってもらいたい」


小雪「春日山城ですか」


家定「そうだ、長尾為景さまが、おぬしたちを保護してくれるだろう」


小雪「人質ですか」


家定「たのむ」


小雪「あなた様に拾われた命です。どこえでも行きます」


そのあくる日、飯山城の兵350の兵とともに出陣した

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