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越後の忠臣  作者: のらねこ
第二章
23/45

長尾為景2

戻ってまいりました

春日山城

最後の長尾為景との会談

この後は山道を岩が転がっていくように、進んでいく。

歴史の歯車を進めていくしかない

今回も前回同様、狭い部屋に通された。

最近気が付いたが、ここは暗殺しやすい空間なんだろう。

外から剣を突きつけられれば、回避は絶対に間に合わない


長尾為景「ようやく来たか。小僧」


定家「はい。元服し、柿崎定家と名乗っております。計画に関しては9割準備が完了しました」


為景「あとはなんだ」


定家「戦を始めるだけです。あとこちらです」

2枚の書状を出した

1枚は宇佐美定満からの不戦の書状

もう一枚は敵味方の関係


どちらとも読んだあと

為景は笑い出した


為景「ここまで、上杉になびくものがいるのか。わしの元に集まるのは多く見積もっても3000だと。定家なんとかしろ」


この世界では、労働基準法を作るべきだと思う。

まぁ策はあるんだけど


定家「越後上杉は4000程度です。まともにぶつかりあえば、負けるでしょう。なのでこれで兵を雇ってください。」


そういって、10両(日本円で約600万)を出した。


定家「うちが出せる限界です。流石にこれ以上は厳しいです」


為景「おぬし、これほどの大金どうした」


定家「商人を通して、稼ぎました」

嘘だ。軒猿の稼いだお金だ。それにまだ蔵の中にはある。けどこれ以上になると、銭ばかりになって、持ち運びができなかった


為景「おぬしには悪いが、これほど準備をしてもらってだが、人質はどうする」


定家「はい。私には、妹のようにかわいがっているものがおります。それを人質とします。父と母にも、春日山に行ってもらいます。もし負けた時に備えてお願いします」


為景「おぬしのわしへの忠義うれしく思う。おぬしの将来について補償しよう。次に会うのは戦場だ」


そういって、為景は部屋を出ていった


下準備は完ぺきだ。秘密兵器を軒猿に作らせている

それが完成したら、あとは戦だけだ

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