秘密基地
町を抜けて、山の中に入った。
盗賊たちは畏怖の眼差しで俺を見てる。
こういう輩は、力の前に上下関係が形成される。
それを俺が一番上に立つことでこれを組織する。
山の中腹に入ったあたりで、開けた場所があった。
そこは、現代人が思い浮かべそうな、秘密基地があった
蔵や、小さな宿、井戸などそこで生活できそうな
周りからは
槍を突く音。刀同士のぶつかりあう音、たくさんの音がする
俺が中に入った瞬間
周りの者『定家さまお疲れ様です』
定家「おつかれ」
盗賊たちは変な目で俺を見ていた。
そりゃ当たり前だ。20代後半のものや、30代前半の者、年はばらばらだが、皆顔に刀傷があった
そのまま、奥に入っていき、建物の中に入った
広い部屋で、丸太の椅子と机があった
そこに盗賊たちを座らせた後
定家「さて、負けた盗賊ども、なぜ町で、暴れまわってた。」
10人の盗賊たちは顔を下げた
だが、1分くらいした後に、一人の男が発言した
盗賊C「生きるためです。明日を生きるための食べ物も金もありません。なのでやりました」
弥太朗「そうか。なら、衣食住すべてを与えてやろう。家族がいるなら、連れてきてもかまわん。その代わり俺のために戦え」
盗賊を蹴散らしてる理由、本当は、私兵を作るため。
盗賊をしてるのは、金や食べ物がないものが多いい。それを与える代わりに、戦の兵として利用する。
イコール足軽兵だ。
信長が作る、よりも20年だか、30年くらい早い。
足軽兵は強い。常に訓練することができ、戦に時期を考えなくて済む。
農民兵だと、農業をしながら、戦をしなければいけない。
だけど足軽兵には、戦の次期は関係ない。
しかし、足軽兵には、問題がある。
それは、戦慣れしている分、戦局がわかってしまう。
負け戦だと判断すれば、すぐに逃げていく。
その結果さらに戦局は悪化し、さらに足軽兵が逃げていく。
だから、信長は、自分が絶対的な有利な状況でしか戦わない
なら、兵を家族のように扱えば、逃げる兵は減るはず。お願いします逃げないでください。本当に
盗賊C「本当に衣食住を保証いただけるのですか」
定家「当たり前だ。おぬしらがここで働く気があるのならばな」
盗賊たちは悩んでいた。そりゃ当たり前だ。自分の命を賭けるんだから
5分ほど悩んだ後に
盗賊たち「わかりました。定家様のために働きます」
定家「そうか。ならそれ相応の訓練をしておけ。長重残りは頼んだ」
長重「お任せください」
定家「そいつを小さいからてなめるなよ。俺の次に強い。間違ってけんかすんなよ」
長重が、盗賊たちに俺よりも怖そうな目で見られてた。
まぁ俺には関係ないし
長重あとは頼んだ
そのまま、俺は秘密基地を去ることにした。