報告
春日山城城下町 夜
長尾為景との面談の後、宿に帰って寝てしまった。
流石に疲れた。あんな大物との会談、簡単なわけがない。
???「殿」
小さい声だが確実に聞こえる
弥太朗「誰だ」
忍び 「軒猿の者です。頭の代理で参りました」
弥太朗「何ようだ」
忍び 「頭が、殿をお呼びです。すぐに私めに、ついてきてください」
今何時だと思ってるんだよ。良い子は、とっくに寝る時間だ
弥太朗「わかった」
その忍びに呼ばれたように、ついていくと、越後屋と看板に書いてある場所について行かれた
忍び「お先にお進みください」
中に入ると、ろうそくの光が、1つだけともされてる部屋があった。
弥太朗「入るぞ」
中の人「どうぞ中にはいいてください」
中には、勝凛と燕凛がいた。
勝凛「お久しぶりです、殿。長尾為景との面会成功おめでとうございます」
弥太朗「おぬしらか。こんな時間に、呼びよって。良い子は寝る時間だぞ」
勝凛「笑笑笑」
弥太朗「なんで、笑う」
勝凛「いいえ。殿が良い子だと。自分の親を害そうと、してるのに」
弥太朗「それを言われると黙るしかないのだが。それで、何故よんだ」
勝凛「今回の、報告書です。」
そこには、売り上げと、酒の量体制の確立などが書いてあった。
簡単にようやくすると、超利益を出した。
これからは、貧乏の生活をしなくていい。
白米が食べれるかも。
でも、俺は日本人だけどパン派だ。
いつかパンを作って見せる
勝凛「最初の頃は、里の中でも、反対派が多かったのですが、それだけの利益を見せると、皆黙ってしまいました。これからは、酒の販売などもいこうと思います。」
弥太朗「それは何より。これからも頼むぞ」
勝凛「はい」
弥太朗「それでだ、いくつか頼みがある。
1つは、長尾派についてる忠誠の低い者たちに、越後上杉に着くように説得してくれ。
それと父上が、当主をやめさせるような、薬を作ってくれ」
勝凛「殺さなくてよろしいのですか」
弥太朗「当たり前だ。俺もさすがに父上を殺す気はない」
勝凛「わかりました。これは、今回の利益です」
そういって。一つの袋を出してきた。
その袋には、銅銭がたくさん入っていた。
弥太朗「本当に、こんなにあるのか」
勝凛「はい」
弥太朗「流石にこんなにいらん。おぬしらの里で使え」
勝凛「いいえ。我々も稼ぎすぎて、困ってる始末です」
2人とも少し困った顔をしてる。
弥太朗「わかった。もらっておく。以上だな」
勝凛「はい」