休息
善光寺
ようやく善行寺についた。
村からさほどの距離はかからなかった
こっから、葛尾までに、未来、川中島の戦いをする場所と海津城がある
弥太朗「小雪疲れたか?」
小雪 「いいえ。全然大丈夫です」
といいながらも、額に汗をにじましている
弥太朗「疲れてるなら、言ってくれ。急ぐ旅でもない」
小雪 「いいえ。本当に大丈夫です」
弥太朗「どちらにしろ、ここらで一度、休もう」
小雪「わかりました」
弥太朗「近くに川があるみたいだし、水を汲んでくる」
小雪 「そのような雑事私がします」
弥太朗「なら、着いてきて」
会った時から、思っていたが、小雪は、きれいだ。どちらかと言ったら、おしとやか系に育つだろう。
小雪「若様は、どちらに向かわれるのですか」
弥太朗「さっきから言ってるけど、俺は、若ではない。生まれも、小さな下級武士だ」
小雪 「いいえ。私からしたら、若様は、若様です」
何度目だろう?。さっきからこの会話ばかりしている気がする。かわいい子に、若様と呼ばれるのは、悪い気はしないが
弥太朗「行く場所は、決まってない。その時の運しだいだ」
小雪「はー?」
草をかき分けて人が来てる
何人かが、近づいてきてる。
弥太朗「下がれ」
小雪を少し後ろに下がらせて、仕込み刀を抜いた
???「お久しぶりです。燕凛です」
弥太朗「おお。燕凛か。いきなり人が近づてきたから、慌てたぞ」
燕凛 「本当は、気づかれないように接近しようと思ったのですが。流石です」
弥太朗「そう言ってもらえるとありがたい。それで、何ようだ」
燕凛 「それは・・・」
そういいながら、小雪を見た
弥太朗「小雪なら問題ない」
燕凛「それなら、先ほど長尾為景様と話し合う場所を設けることができました」
小雪は首をかしげてる
弥太朗「本当か。それはよかった。いつだ」
燕凛「今年の8月の終わり」
弥太朗「8月の終わりか・・・。あと2か月ほどあるな」
燕凛 「あと父・、頭からです」
書状を一枚出された
そこには、石鹸の製造が上手くいったこと。酒は、まだ完成してない。今年の収穫時期の米を使うと書いてあった。
燕凛 「これは口答ですが、長尾、越後上杉、武田、村上、山内上杉、北条、今川に手のものを入れました。
弥太朗「大儀であった。今後とも頼みにしてる」
燕凛 「はっ」
そういいながら、森のほうに消えていった。
弥太朗「小雪休息は終わりだ、進もう」
小雪 「はい」