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03 最後の灯火を燃やして
どうしても まだ
もうすこしだけ あとちょっとだけ
「やり残していた事があったんだ」
もうすぐそこまで 期限は迫っている
「言いたい事が山ほどあったんだ」
運命の神様は気まぐれで
唐突な不幸なんて当たり前で
どうしてこんな目に遭わなければならないんだって
だから ずっと嘆いていたかったさ
「でも、そうする時間さえも惜しい」
もう前を向くなんて
できないと思っていたけれど
伝えたいものがあるんだ
残したいものがあるんだ
(この言葉を) (この思いを)
(口にしたい) (遺したい)
どうしても まだ 死ぬわけにはいかないんだ
もうすこしだけ あとちょっとだけ お迎えが来るのを送らせておくれよ