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照屋なボクは、君に近づけないよ!

作者: 七瀬





___ボクの好きな女の子は、優しい子だよ。

だけどね? ボクが、あまりにも照屋で、彼女に近づく事が出来ないんだ!




___他の女の子なら?

普通に話せるはなしも、君が近くにいるだけで心臓がバクバクと高鳴るんだ!






___ボクが、君を好きになったキッカケはね?

君のさり気ない仕草だったんだ!


サラサラな長い黒髪を右手でさり気なくかきあげた時に...。

ボクの、心臓にグサッと何かが刺さったような、、、。


___そんな衝撃を受けたんだ!




___あれから、ボクは君を無意識で見つけて目で追っているんだ!

君と目も合わせられないのにね...。



君が気づかない、遠くの方からでもボクは君を見つけ出せるんだよ!

・・・それほど、ボクは君の事を好きなのかもしれないね!







___ボクと仲がいい男友達が? 急にボクにこんな事を言いだしたんだ!


『___俺さ~田崎の事、好きかもしんねえ~』

『___えぇ!? どういう事だよ!』

『___なんかさ~田崎見てると? ドキドキすんだよな~これって?

【恋】してんじゃねえーかと思うんだよ!』

『___ヒトシ、お前! 今まで、“恋”とかした事あんのか?』

『___いや? ないけどさ~でも、そういう事だろう?』

『___じゃあ、ボクも言うけど? ボクも、田崎さんの事が好きだよ!』

『___そうなのかよ! もっと早く言えよ!』

『___い、いや? 言えないだろう! そんな事、、、。』

『___なんでだよ! 俺たち“親友”だろう! 水臭いじゃないかー!』

『・・・それは、謝るよ! でも、本気で好きだからさ~なんか、言葉にして

言うのが照れ臭いんだよ! ヒトシだって、ボクの気持ちが分かるだろう?』

『___いや! 分かんねえーよ! 俺だったら、直接、田崎に言うからさ!

お前は、いいのかよ! それで、俺と田崎が付き合っても、、、?』

『・・・それは、嫌に決まってるだろう! だけど? それはそうなったらで!

仕方がないというか、田崎さんの付き合う相手がヒトシなら、まあ、いいよ!』

『___お前! 本気で言ってんのか!? 俺なら、相手がお前でも嫌だよ!

田崎と付き合うのは、俺しか絶対に認めないから!!!』

『___なんで、いつもヒトシは、そんなに強気でいられんだよ!』

『・・・まあ、なんでかな? そんな事考えた事ないよ!』

『・・・そっか!』

『___じゃあ、逆に聞くけど? なんで、お前はそんなに弱気なんだよ!』

『・・・なんでかな? そんなの、考えた事ないよ!』

『___お互い、田崎の事、頑張ろうな!』

『___あぁ!』





___ひょんなことから?

ボクの親友と同じ女性を取り合う仲になってしまったのだけど、、、?



・・・ボクは、自分の気持ちを誰かに言えた事で、少しホッとしていたんだ!

ずっと、自分だけの心の中に閉じ込めていたからだろう...。




___しかも?

田崎さんを取り合っている相手は? ボクの親友のヒトシだ!



___もし? ボクが負けても、、、。

ヒトシなら? 諦めもつくのかと本気で想えたんだよ!





・・・だけど? やっぱり。

___相手がヒトシでも、絶対に負けたくないな!






___だけど?

ボクは、相変わらず彼女と目も合わせられないし!

・・・それに、ヒトシは? 他の女の子と付き合いだしたんだよ!




・・・それって?

ボクに、気を遣ってくれたのかな?


___アイツ! 案外、いい奴だからさ~!





最後までお読みいただきありがとうございます。

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