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お題「明太もんじゃ&寝落ち」

「やあ。またお越しいただき感謝するよ。前回は騒ぎすぎたからね。今回は真面目な話でもしようかと思ったのだけれど……どうやら今回のお題は僕達、もとい創造主では真面目な話にするのは難しいらしい。兎にも角にも僕達は生きるだけだ。生きるということは何かに観測されていなければ発生しない事実だからね。君達が理由をくれて創造主が僕達を語り、それを君達が観測し僕達はやっと生きるということができるわけだ。重ねてお礼申し上げるよ。この話について長々と語ってもいいのだけれど、今はお題が違うからね。また、機会があったら話すとしよう。それでは前置きが過ぎたようだ。そろそろ始めるとしよう」


「長い長~い前置き。お疲れ様だぜ。重役を果たしたことだし今回のお題は明太もんじゃ焼きでも食べながらゆっくり話すとしようぜ」


「もんじゃ焼きって僕食べたこと無いんだよね。明太子という響きには惹かれるし明太チーズとかすると美味しそうなのだけれどもんじゃって結局お好み焼きと何が違うんだい?材料とか同じだろ? あんなのゲロにしか見えないのだけど」


「やめろ! それは俺を含む全国のもんじゃらーに喧嘩を売ってるぞ」


「もんじゃらーって……どこかで聞いたような響きだな。どちらにせよ僕はお好み焼きの方が好みだな。だいたいお好み焼きともんじゃって何が違うのさ」


「大雑把に説明するなら作り方と食べ方が違うみたいだぜ。お好み焼きは混ぜて焼く。もんじゃは焼きながら混ぜる。お好み焼きは基本的に一人一枚食べて、もんじゃはみんなでつっついて食べるって感じらしいぜ」


「ふーん……ま、僕はお好み焼きを正しく一人で食べるから求はもんじゃを一人寂しく食べなよ」


「食べてる状況は同じだろ! ただ、みんなで食べるものを一人で食べるのは悲しいわ!」


「なに求。知らないの?最近はお一人様が多くなってるらしいよ。一人カラオケとか。一人焼肉とか」


「俺なんかとはレベルが違うな……」


「で、今回のお題はなんなの?」


「明太もんじゃ焼きと寝落ちだぜ」


「なるほど、僕は寝落ちしか聞いてなかったからなぜ急にもんじゃを食べようと言ってきたのか謎だったのだけれど、これで理解したよ」


「既にもんじゃの話題は大分話したけど、続けるか? 好きな具の話しとか」


「いや、さっきも言ったけど僕もんじゃ食べたことないから遠慮するよ。寝落ちの話しをしよう」


「強引だなぁ。ちなみに俺が好きなのは豚キムチーズだぜ」


「美味しそうだね。見た目があれじゃなければ飛びついているところだ。求は寝落ちするタイプだっけ?」


「そうだな。よくゲームしながら寝落ちしてるぜ」


「寝落ちするって僕には意味がわからないのだけど……ゲームしていたら一旦終わってから寝るだろ普通」


「いやいや~、これがね。眠い! だけどどうしてもゲームがしたい! って思って横になりながらゲームをするといつの間にか寝てるんだよね」


「なんだか嫌じゃないか? どこまで進んだか曖昧になるし、最悪充電が切れてやり直しとかになると思うんだけど」


「気持ちがいいからな。寝ようと思って寝るのとまた違う感じだぜ」


「ふーん。わかんないなぁ……つまりゲームに比重を置くか睡眠に比重を置くかってことなのかなぁ?」


「何も寝る為にゲームするわけじゃないから、睡眠の方が比重が多いとは言えないけどな。寝落ちするとゲームに限らず作業が中断されるというデメリットは否定できないのは事実だ」


「やっぱり寝落ちするときは横になってる時なの?」


「いや、他にも座ってる時とかあるぜ。湯船の中とかこたつで横になってる時とかあったかくて最高だぜ」


「あー、それなら分かる。こたつは凶器だよね」


「ああ、あれはもう凶器レベルの逸材だぜ。ずっとこたつに入ってていいとなると何人犠牲になることやら」


「でもこたつで寝ると汗でびちょびちょになるから気を付けないとね」


「じゃ、もんじゃも食べ終えたことだし、今回のお題の話はこれで終わるとするか。今日は他愛もない会話だったけれど話しを聞いてくれてありがとな」


「こたつでもんじゃとお好み焼きを食べながら日常会話ってつまらないことしちゃったな。次回はエキサイティングになるように頑張ってみることにするよ。それでは最後まで付き合ってくれてお礼申し上げるよ」


「ああ、それではまた次回、会えることを楽しみにしてるぜ。じゃーな」

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