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夏生詩集2

歌を聞きたい

作者: 夏生

たまにはそっと

胸の中に入ってくるような

歌を聞きたい


寒い日は特に

寒々しい言葉と

白々しい言葉に

埋もれた身体を


優しく洗い流すような

歌が恋しくなる


ありがとう

好きだよ

そばにいるよ

では なくて


こんな話があるんだよ

聞いたことのない

絵空事を

美しくさりげなく

語りかけるような

歌を聞きたい


静かな夜に

私のもとに

訪れて

子守唄のように

あたたかく響くような

歌を聞きたい


はりつめたものを

解かして

ゆるやかにして


ふんわりと包み込んでくれる

ような歌を聞きたい


もし 聞くことができたなら

可愛くない私の心は

淡い紅 さすだろう



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