表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
27/32

 独り言

 <書き出し>

 最近、『独り言』を喋りながら歩いて行く人をよく見かける。


私は事情が有り、現在「心療内科」に通っている。

駅で電車待ちしていると後ろに居る女性が突然、笑い出した。

驚いて振り向くと、


 「ウソ〜。バカじゃないの?・・・うん・・・うん。完全にイッチッテルね。えッ、心療内科に行ってるの?」


私は思わず、


 「ハイ」


と答えてしまった。

すると、私の返事に応える様に、


 「え? アナタも心療内科に通ってるの? ・・・そう。アレって治るの?・・・そう。薬で? ・・・」


私は、


 「そうなんです。今、薬でなんでも治っちゃうみたいですよ」


すると女性が、


 「ウソウソ、私も眠れないー。その薬、一つちょうだ〜い」


私は笑いながら、


 「どうぞ。寝る前に一錠ですよ。それ以上飲むと危険ですから」


女が、


 「エ〜? 良いの〜。もらうー。・・・。行く行く。神田のあの喫茶店でしょう? ・・・。分かった。じゃ六時半ね。行くー」


電車が駅に入って来た。

私は後ろの女性に押されながら電車に乗った。

私は振り向いて、


 「あッ、すいません。コレです」


と、ポケットから薬を一錠取り出した。


  女性は怪訝な顔で私を見ていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ