今井君と石森麗と横峯明日香。
今井
「今のは何なん?なんか校門で待つとか待たんとか聞こえた気がするんだけど。」
今井が下から僕を覗き込む。
僕は誤魔化しつつ
「じゃあ次は石森さんとこにいきましょうか?」
と今井の背中を押して石森麗のいるであろう部室の前まで来て扉をノックする。
、、、
返事が無い。
真二「い、いやぁ自分から呼び出しておいてすっぽかすなんて酷いね、、、」
今井をチラ見する。
今井は納得していない。あからさまに不満を
露わにしている。
突然扉が開く、何者かが手を引き部室へ引き込まれる。
真二「うわぁ。」
僕はすっ転ぶ。
扉はピシャっと勢い良く閉まり。
目の前には腕を組んで仁王立ちの石森麗が僕を
見下ろして
「先輩、この前の落書きの件を詳しく教えて」
石森「先輩、私考えたんだけど今回の落書きって
犯人を見つける事はとても難しいと思うの。
だって仮に先輩へ宛てたメッセージなら容疑者は
男女問わず誰にでも出来る事だし座った人以外にも誰にでも出来る事だよ。容疑者は全校生徒。
一番安直に考えれば全く関係ない自意識過剰な
先輩の妄想です。
たまたまが重なって自分の事に重なっただけで
犯人は存在しません。」
真二「、、、は、はぁ。」
た、確かにその通りだ。たかだか机の落書きに
何を求めていたのだろう。
なんか肩の荷がおりた気がした。
フッと時計を見た。もう6時かぁ、、、
一瞬寒気が背中を走る。
ヤベぇ!校門、横峯!
僕は唸り声をあげて教室を飛び出す。
教室の隅で黒縁眼鏡が呟く
「暴走モ―ドだ」




