オカ研2
石森「、、、先輩、言いづらいんだけど、、、
私達なりに画像を解明したんだ。
まず1つ、あの着物、着物じゃなくて病衣だよ
ほら患者が着る奴、うちの学校の制服の上から
病衣を羽織ってる。
そして腕時計をしているんだけど、、、おもちゃ
なんだよね、、、10年くらい前に流行った女の子向けのお菓子のおまけ、、、
あとさ、、、病衣の胸の所に病院名が書かれてる。」
黒縁眼鏡「ひ、ひぃぃぃ!」
黒縁眼鏡は耳を塞ぐ。
石森はため息を1つ吐くと僕を見つめながら
「群馬の草彅病院、、、恐らく廃院になっている。」
黒縁眼鏡「ぎぃやぁぁぁ!」
黒縁眼鏡は耳を塞ぎのけ反る。
僕は正直驚かなかった。
まるで自信のある答案用紙の答え合わせだ
逆に冷静な僕に石森が困惑する。
真二「ありがとう。良く調べてくれたね。今井の持ってたメモだけじゃそこまで分からない。
全部大正解だよ。ここからは僕一人で大丈夫。」
石森は一瞬目を背けまた僕を見ると
「先輩、付き合うよ、行くんだろ草彅病院。」
黒縁眼鏡「ぅぉぉぉ!」
黒縁眼鏡はよろけながら教室を出て行く。
僕は視線を反らさず言う
「ありがとう。ここからは僕の問題なんだ
都麻理には僕が会いに行く。」
石森「じ、じゃあ駅まで行くよ。草彅病院へ
行く時に止まる最後の駅。そこで先輩の帰りを待つ。もし定刻に戻らなければ警察に連絡する。
な、いいだろ!私達はオカ研だよ。」
真二「オカ研になったのは最近やん。
でもありがとう。じゃあ今週の土曜日に出発だ。」
出発は土曜日、今は水曜日の夜10時。
僕は教室の自分の席に座る。
そうだよね。水曜日だったんだ。あの日も。
僕は席を立つとグラウンドを見つめる。
月夜に照らされて舞う君に魅了される。
君ははこちらに気づいている。
しかし近づいて来ない。
僕も近づかない。
一杯、一杯話したい事があるんだけど
わかっている。
お互い今じゃないんだってわかってる。
机に文字が浮かんでいた。
もう、帰さないから。




