幕間『次回予告』
テレビアニメの次回予告チックな感じで。
前回までのあらすじ――――
唐林拓二は同じ夢に何度もうなされていた。彼女の蒼井林檎が、実はロボットであり、カラポンを殺そうとするのだ。
しかし、夢の最後には必ず、カラポンの方もロボットとなって、林檎を返り討ちにしてしまう。
何度も同じ夢を見ていく内に、本当に林檎はロボットなのではないだろうかと、カラポンは疑い始める。
ある日、カラポンは『スージぃ・長万部』という少女と出会う。彼女もまた、蒼井林檎がロボットかもしれないと疑っていた。
おもちゃ会社の社長であるスージマンは、カラポンを自分の会社へと連れていき、既にほぼ完成型となっていた、人型ロボット三体を披露する。
アヤミクB、イエリー・マナヤ、エルグナ・ラクサ。三体のロボットは、いずれも人間そっくりで、外見だけでは全く人との区別がつかなかった。
そして、林檎の真相を確かめるべく、コイントス社からカラポン宅に、イエリーが送られてくる。
カラポンは裸で送られてきた彼女のため、妹の桂と共に洋服を買いに出かける。
しかしそこで、メディア部の後輩の小雪、ぼたん、そして蒼井林檎にイエリーの姿を見られてしまい、蒼井林檎はカラポンに何も告げることなく、その場を去ってしまう。
誤解を解こうとするカラポンだが、蒼井林檎にはとうとう追いつけなかった。
自宅へと帰ってきたカラポン、そこには………
「ただいま~…………ぁ!?」
「よっ! お帰り、カラポン星人!!」
「ご無沙汰しております唐林様。あっ…昨日お会いしたばかりでしたね、失礼致しました」
…バタン。頭より先に、手が動く時があるだろう? だから今のは、ドアを閉めたのではなく、ドアが“閉まった”と俺の頭は解釈していたらしい―――――。
――――― 起動不能に陥るイエリー ――――――
「FD容量限界、キャッシュメモリ過負荷、リブートスパイラル、オーバーヒート…」
「…やっぱりまだ、早すぎたのかなぁ………」
―――― 繰り返される悪夢 ―――――
「あなたは何も恐れることはない。私はあなたを守る…それが私の使命」
「カラポンはぁぁぁ、ぁあたしんだぁああああああああ!!!!!!!!!」
―――― 心を揺さぶれる少年少女 ―――――
「………ちょっと、言い過ぎた」
「関係無い」
「………ねぇ、もっと、私を必要としてよぅ。私がカラポンをどれたけ必要としてるのか………教えてあげるから………」
「も~、い~か~い?」
――――― 繋がっていく違和感に、拓二は ――――――
「……………なんだ、これ………?」
■■■■■ Karapon the Story ■■■■■
■■■■■■■■■■ 次回 ■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■■■■■■■■5『ミステイク』■■■
8/23、更新予定
コミケ週間につき、こんなんで勘弁してください(苦笑