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8.っさすおに?

「さすがです!兄様」


「こんにちわ。キャッシー」


「いらっしゃい、カサンドラ」


「前から使えてたのだろうから、さすがもなにもないかなー」


「それにしても、暴発もせず、何も壊さず、ちょうどよくパンツを狙って風を起こすなんて・・・素敵です」


「いやカボチャパンツみてもな」


「粗末なもので申し訳ありません」


「ああいや、その。興奮しました・・・って違う」


微妙な沈黙を打ち破ったのは腹時計だった。


「昼ご飯を庭ででもどうかな・・・」


「庭ですか?東屋でよろしければそちらにご案内します」


「ありがとう」


「お招きありがとうございます」


東屋に赴いて、紅茶を頂いている間に、食パンで出来たサンドイッチとフランスパンで出来たサンドイッチが出てきた。


「ハムと卵とサラダか・・・普通・・・ということは相当おいしいもの?」


「準備しておりませんでしたので簡単な物しか作れず申し訳ありません」


「ほいしいれす!お兄様ありがとうございます!」


「どういたしまして?」


「こちらのマナーがよくわからないから、手づかみでもよいものというのは助かる。」


「マナーなど・・・社交の場までには思い出すことでしょう。あと半年ほどございます」


「そういえば魔法で食料は作れないのかな」


「魔法使ったら体内のエネルギーをある程度使いますのでお腹が空きますから、縮小再生産になってしまい最終的に飢えますね・・・」


「ご飯は大切なのね・・・じゃあ、調理器具を作ればいいのかな鍛冶とか錬金とかの魔法?」


「家事と調理の中でも火種の管理はコストがかかっておりますので、そちらでしたら・・・ですが」


「毎朝かまどに火をつける魔法を使いにいけばいいのか?」


「こちらのかまどでは、地脈からの自動着火設備がございますので、不要です。出征先の雨天のかまどでは重宝すると思います。」


「なるほど、手順を確認しておきたいな。キャンプの演習を予定に入れてくれ。」


「わたし、お邪魔でしたね。ごめんなさい。」


「あ、いやすまない。食事時までこんな話を。食事は楽しくとらないとね。この庭の話とか近況とか聞かせてくれないか?」



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