『我々の我々』・・・『詩の群れ』から
『我々の我々』・・・『詩の群れ』から
㈠
密な社会は、どうなるんだい?
え?
俺たちのことさ、文学に命を懸けた、俺たちのことさ。
目の前の光を、果たして掴めるのか?
㈡
どうだろうな、しかし、目の前の光だって、我々の我々じゃないか。
そうか、確かにそうだな、当たり前が、当たり前、ということか。
そうだよ、眼前に空虚を逸脱してみろよ、ステップしてさ。
確かにな、俺にはその権利も、与えられている様だ。
㈢
だからな、ホップ、ステップ、ジャンプだろう。
そうだ、ありがとう、我々の、我々。