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復帰?

連続更新77日目!!!


久しぶりに3,000文字近くにいったぞ!!



ボスッ


「「あ〜〜〜疲れたーーー!!」


真と猫娘は家の大きめのソファーにもたれ掛かり大きく息を吐いた。

仕事として依頼されたダンジョンの攻略、ダンジョン攻略をハンター協会に報告した後の魔界で本気のレベリング。


その魔界では周辺のモンスターを駆逐した後アグリードと本気の模擬戦をした。

アグリードも上級貴族なため2人の相手には不足は無く寧ろまだまだアグリードに敵わなかった。


「全然アグリードには敵わなねぇな。今のレベルは出会った当初のアスマディアくらいなら勝てるくらいあるのに……アスマディアもレベル上げしてるのか知らないけどドンドン強くなってるし。アイツ短剣渡す気ないだろ……」


はぁ…

溜息が漏れるとアグリードが話しかける。


「仕方がありません。アスマディアの持つ短剣は家宝というか本人が後生大事にしている物だと聞きます。それとは別にレベリングをするのは主様に負けたくないのでしょう。良きライバルだと思いますよ」


「必殺の一撃には自信があるんだけどねぇ……」


「私はマイ武器頼りなのが厳しいと思ってる。武器壊れたら短剣とか長剣とかの基本武器使わないと……中国まで帰って修理とか時間もお金もかかるからやだなぁ」


「質が低いけど短剣腐るほど余ってるからそれ使って練習する?」


「いいの?じゃあお願い。魔力の無さは如何ともし難いから」


ハンターにも得意不得意は存在し猫娘は基本的な肉体のスペックが高い代償として魔力がかなり低く【エクスプロージョン】とかの大規模な魔法は一切使えない。

初歩的な物なら使えるがモンスターにSランクモンスターに通用する訳が無かった。


「そうだ、魔界で取れた魔石どうする?Sランク魔石が必要だったいうのなら換金しないけど?」


「10個ほどは持っておきたいから換金はしない」


「分かったじゃあ下で換金してくるわ。冷蔵庫に抹茶アイスあるから食べれば良いぞーー」


その言葉に部屋にいた響まで出て来くる。

響と猫娘の2人は楽しそうに真が換金から帰るのを待った。






「換金お願いします」


「最近換金の頻度多すぎません?正直追いつくのがやっとなんですよ。ハンター協会も儲かるので助かりますが大変なんですよ?」


「Sランクの魔石を結構持って来てるんで許して下さいよ〜研究とか捗るんじゃありません?」


軽口を叩き合いながら受付嬢は魔石はその他のアイテムの鑑定をする。

量自体はそこまで多くないため別室に移る事なくその場で待つ。

椅子に座り机にうつ伏せになりぼけーっとアイテムの鑑定が終わるのを待っていると入り口から人が入ってくる。


(誰だろ……まぁいいや。鑑定まだかな?終わるまで寝るか?)


「夜の9時を過ぎているのにハンターがいるのか?精力的だな」


(ん?この声どっかで……会長?でも口調が)


聞き覚えのある声が真の耳に届く。

疑問が浮上するが眠気には勝てず顔を上げない。

床を踏む音が複数重なって聞こえる。


(1人じゃ、ない?複数なのか?)


「主様流石にリハビリの運動にしては動き過ぎじゃないの?歳、気にしてるんじゃ?」


「おいっ!こんな所で主様ってくれるな。せめて古豪にしてくれ(ボソッ)」


「そこまで言わなくても……」


女が不満げに頬を膨らませる。

主様と言われた男はやれやれと首を振ると受付に向かう。


(主様って言わせるのどんなプレイだよ?!見せつけやがってぇ!俺うつ伏せになって見てないけど)


「すまない遅くなった!」


「もーー遅いですよ!!古豪会長!!」


「は?!」


勢いよく顔を上げる。

古豪と名前の呼ばれた男と側に女が真に目を向ける。

丁度真も2人を見たため目が合った。


「む?荒鐘君ではないかダンジョン帰りかね?」


「え、えぇ……仕事で依頼されたダンジョンは午前中に終わらせました。今はあっちで修行してました」


一般人と思わしき女が側にいるため"魔界"の事はぼかして古豪会長に伝える。

しかし


「あぁ、魔界かね?精力的ではないか?体が持つのかね?」


真の考えも無かったかのように平然と魔界という単語を口にする。


「ちょっと!古豪会長!それは一般人に聞こえる所でいうのは!」


「気にする事はない。横のこの女性は魔界をしっている人のうちの1人だからな。勿論受付嬢には内緒だがな?」


「は、はぁ…?」


魔界を知る関係者だという事が分かり一応納得する。

しかし真は主様という単語は普段聞き慣れているだけに知らない人の口から発せられる事に違和感を持った。


(もしかして悪魔族……だったりして?)


チラリと女性を見ると礼儀正しく一礼をする。

条件反射で同じように一礼して返す。

「やはり違うか」と一笑して考え直す

すると受付の奥から鑑定が終わったのか足音がドタバタと聞こえて来た


「荒鐘様鑑定が終わりましたよって、古豪会長?!え、え?えと、こんばんは!」


「ははは!そんなに慌てなくても良いただの運動をして来ただけだから。秘書は今どこに?」


「あ、伝言を預かっていまして『頼まれた書類は全て片付けておきました。連絡がないようなので帰宅します  ps.ボーナスを下さい』と言っていました」


「……ふふっ!予想より仕事が早く終わっていて驚いたな。正直今の時間までやっていると思っていたからな」


「古豪会長あまり秘書の方々に負担を押し付けすぎないで下さいね?幾ら"ハンター"としての活動を再開すると言ってもハンター協会の会長である事に変わりはないですから」


「あーー、気を付けよう」


受付嬢に諫められ少しバツが悪そうに謝る。

側の女性は自分より立場の低い受付嬢に謝っている姿が面白かったのか口元を押さえて背を向けていた。


「それにしてもそちらの方は誰ですか?外国の方のようですが?」


「ま、一応外国人扱いだ。名前は關カーディンという。少し変わった名前をしているが宜しくしてやってくれ」


「關様宜しくお願いします」


「気にしないで?」


真がふとからかいの意図も込めて古豪会長に話しかける。


「古豪会長ーそちらの女性は身内ですか?」


「まぁそうだな」


「奥さんですか?」


「何を、ゴホッ?!ごほっごほっ!!」


余りにも驚きすぎたのか咽せて咳をする。

その横で關カーディンという名の女性は照れているのか体をクネクネと揺らしている。


「響〜!夫婦に見られてるだってさーー!夫婦だよ?夫婦〜!他人からそう見えるのならもう籍を入れちゃわない!!」


ここぞとばかりにカーディンは古豪に詰め寄りまくし立てる。

恥ずかしそうに古豪がカーディンを体から遠ざけると片手で顔を覆う。


「夫婦と言っても私はもうすぐ引退なんだ。ハンターを再開したのは若い子達に触発されただけで数年もすればすぐ引退する。こんなオッサンをいつまで追いかけるんじゃない」


「照れてる〜〜!」


「おい!こらっ!やめろつつくな!」


2人はイチャイチャしながらエレベーターに乗り上へと向かう。

真は受付嬢に換金表を貰い確認した後お金を受け取った。

思わず一言溢す


「あんなイチャイチャするなら結婚しちまえよ……」











読んでくれてありがとーー!!!

(*゜▽゜*)

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