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明日から

連続更新126日目!!

流石にネタ考える時間増やすね



秦達に今後の予定や情報の共有を終えるとそれぞれ渋い顔をする。


「個の戦闘力はこちらの方が全体的に高いが魔界の黒幕はシンの友達であるシドウハンターレベルのモンスターの"人工魔祖悪魔"を量産していると……」


「レベルが100あたりならまだ良いがレベル160相当だってんだから幹部格と戦闘してる時に来られちゃあ幹部のレベル次第で俺も厳しいかもしれないと?」


「なら雑魚の相手くらいは引き受けるわ」


「私は幹部を相手に出来なさそうだから取り巻きの雑魚処理を担当しよう。秦とジェイソン君に幹部の相手をしてもらうとしよう」


真から説明を受けると内容を自分なりに整理する者、提案を上げる者、直ぐに判断を下した者といた。

これで取り敢えずのアメリカ、中国組の大まかな予定が決まる。

4人はそれぞれジェイソンと秦の幹部を相手にする組、幹部の取り巻きの"人工魔祖悪魔"を処理する龍、ジェイネー組に分かれた。


「紅葉さん達は僕と黒幕の住んでいる館を急襲する予定です。

 悪魔貴族でなくとも悪魔貴族レベルの強さの存在はそれなりにいるみたいなので油断出来ないです」


「そんな時は覚悟するしかない。アチラもただで死ぬわけではないからな。罪がなかろうと殺しに来たら殺すしかあるまい」


「ジェイソンさん……」


数多くのモンスター、殺しに来た悪魔貴族を殺して来たとはいえ改めて殺すという言葉に躊躇いを覚えている真を見てジェイソンは一言付け加える。


「殺しに来たのならそれは明確な敵だ。悔やむのは全てが終わってからでいい。ストレス発散の相手くらいにはなってやる」


気遣う言葉で真の心は少し軽くなる。


「慣れてしまった俺の様にはなるな。重荷になるなら甘える相手を見つけろ。俺はジェイネーがいるから毎日甘え放題だ」


「ジェイソン!!!!!」


「ボゴワァ?!」


流れる動きでジェイソンがジェイネーのお尻を揉むと、ジェイネーの体の捻りを存分に加えた一撃がジェイソンの鳩尾を殴った。


変な声と共に膝を折りその場で呻き声声を上げる。

その一連の様子に秦や龍、古豪や真まで唖然としていた。

ジェイソンのお尻を撫でる行為は本人と意図としては真を和ませようとした結果だった。

しかしジェイネーにとっては人前でお尻を触られただけなので激怒案件である。


「ちょっとコイツ連れて行きます。地下の訓練場しばらく貸し切らせていただきたいのですが宜しいでしょうか?」


「え?あーー許可しよう。今から受付嬢に伝えておくとする」


古豪の言葉に納得したのかジェイネーは蹲って呻くジェイソンを引きずると古豪の私室を出て行く。

何を言うべきか分からない他の人達は出て行った扉をじっと見ていた。


「これは……」


「古豪会長取り敢えず僕は部屋で着替えさせて来ます。秦さんこの後どうしますか?手合わせとかは?」


「いや、手合わせは既に龍さんとしたからいい。手合わせは明日から頼むとしよう」


「今更だが魔界から帰って来て何か収穫はあったかね?」


「特に……あいや、1つ新しいアイテムを手に入れました。どうぞ」


真はアイテムボックスから1つのサングラスを取り出して古豪の手の平に乗せた。


「これは?」


「付けている間肌艶と視力を回復促進させるアイテムです。更に普通にサングラスとしての機能とバッチリですよ」


「美容と健康目的のアイテムがよく落ちたな」


「荒鐘ハンター、その能力を持った指輪やイヤリングのアイテムはあるか?より持ち運が楽なヤツだ」


「あぁ、それなら」


再びアイテムボックスを漁り、肌艶、視力、血行促進といった何故か戦闘ではなく健康に偏った能力を持つアイテムを取り出す。

チョカー、眼鏡、イヤリング、なんかカッコ良さげなブーツを取り出す。


「このブーツは血行促進と水虫予防とかの効果が盛り沢山、チョーカーは肌艶そして眼鏡は視力特化の能力がある。イヤリングは………ちょっと心なしか光る」


「一部訳が分からない物があるな。物は相談なんだが全部譲ってくれないか?お金は相応は渡そう!」


誰が使うか誰にあげるかは追求せずに真はそのアイテムらを秦へ渡す。


「俺のアイテムボックスで腐らせてあるだけの物ですからあげますよ。お金貰うほどのアイテムじゃありませんって」


「それは助かるが私が納得いかん。そうだ、何も付与していない指輪を20個ほどやる。お前撹乱とかで魔法が付与された指輪使うからなあれば有用だろ?」


そう言いながら真はほんの少しだけ小洒落た見た目の指輪を言った通り20個アイテムボックスから出して手渡す。

素直にその指輪を受け取ると真も立ち上がる。


「今日は貰ったこの指輪に付与する予定に変更するのでまた明日お願いします。

 1ヶ月間宜しくお願いします」


「「こちらこそ」」


立ち上がると古豪の私室を出て行く。

その後私室では秦と龍それぞれに専用の部屋の相談が行われた。







「デルガ、人工魔祖悪魔の研究施設の戦力とか幹部がどれだけ常駐しているか詳しく教えるのは止めよう。戦力の分布や相性をもっと調べてから報告することを明日伝えようと思う」


「まだ相性を調べてきれていない状況なので、早急に調べさせます」


「敵に気取られずに無力化出来るならして、あと引き抜きとかも出来るようだったらする方向でお願い。敵戦力を減らしつつこちらの戦力を増やすならそれが効果的だからね」


「分かりました」


「アグリードは部下のヨハネ達と一緒に念の為にレベリングに励んで、何があるか分からないから。

 一応穴埋めとしてアスマとかに手伝ってもらうから」


悪魔貴族であるデルガとアグリードの主としての判断を迷いなく下して行く。

今だ殺すという単語を真正面から受け止める事は難しいが主としての自覚は出来てきた様だった。


「もしかしたらなんだけどジェイソンさん、秦さん、紅葉さんに猫娘と冥凜、そして今日来てないけど生きていた静闘争さん。これだけの戦力過剰に思えて来たよ。オマケにデルガやアグリードの部下、アスマディア、ゴレマスに古豪会長にカーディンさんとその部下」


ここまで言い切りもう一度呟く


「マジで過剰戦力で余裕でクリア出来る未来が見えて来たんだけど」












あーーーーー休みたーーい。

うぇ〜〜〜〜〜〜〜い

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